本祭りVol.3
肌寒い夜は、やはり汁物。
若衆がより一層格好良く見えるのも夜であります。
晩げのまま上がりを終え、
屋台はいよいよ町内へと進み、
みささの角を曲がり、浜廻りへと向かうのでした。
浜廻りに入る前、男達は更に勇ましく。
若干の疲れを見せながらも、
笑顔は忘れない。
浜廻り、地蔵様の角では、
岸若との掛け合い。
これを終えた御舟様はとも山へと向かいます。
屋台がやっと通る道幅の浜廻り。
地蔵様の角を抜ける時には、
地若の皆さんがありったけの提灯を掲げ、
温かく見送ってくれました。
浜廻りを抜け、定木を向けると、
下大町 篤信會との掛け合い。
大通りいっぱいに綱を広げ、若衆囃したてる帰り屋台。
上濱町 屠龍會が待つ、三叉路へ。
岩船 二町濱町による掛け合い。
互いの會長同士、祭礼が無事に終わる事への安堵感が伝わってきました。
この最後の瞬間がまたいいんですよね。
祭礼が終わりを告げる合図でもある為、
少しばかり寂しい気分になっていた、おかめ&ひょっとこでした。
本年から濱若退会後、55歳までの方に曳手として協力を要請いたしました。
法被に袖を通した姿は、
嬉し恥ずかしい感じに見えましたが、
やはり濱若を継いできた者の熱い想いというものが伝わってきました。
そして・・・
なんとも羨ましい光景ですよね。
俺が退会したら、子ども二人と肩を組んでこうなりたいなんて思いました。
濱若は来年の祭礼に向け、もはや準備を始めております。
やっぱ祭りはいいな。