戦争基地安保 国民大運動の静岡県との交渉
静岡県平和委員会は11月1日、国民大運動静岡県実行委員会の静岡県との交渉に参加、基地・安保関係の交渉をおこないました。
静岡県平和委員会による静岡県の解答をお知らせします。
( 「ブログ 浜松市平和委員会 2」編集部)
「2021年静岡県大運動要請行動 静岡県平和委員会 2021年 11月 1日 県庁別館
くらし。環境部へ要請の回答 (20~ 24番)
20. 東富士演習場使用協定運用員会拡大会議について伺いたい
7月 13日 の東富士演習場使用協定運用委員会拡大会議での、オスプレイについての立会人の県の考えを伺います。防衛省に以下の点も要請してください
回答 (1)
県は立会い人の立場、地元の意向を尊重し国に責任ある対応を求めるため東富士演習場使用協定運用委員会拡大会議において地元側が提出した条件の尊重、オスプレイに限らず訓練全体の安全管理を求めている。
回答 (2) 報告された7年間の検証総括でのオスプレイ低空飛行の県の考えを伺いたい。
7月 13日 、東富士演習場使用協定運用委員会拡大会議で、地元から低空飛行は憂慮に堪えないと発言があり、国は、地元の意見を重く受け止め誠意をもって適切に対応すると回答。自衛隊の教育訓練、点検整備の確実な実瓶 米軍への事故防止と安全管理の徹底の申し入れを行なつている。
県は、地元が、厳しさを増す安全保障環境に対処するため、オスプレイが極めて有益なものと理解を示し条件付きで演習場等での米軍。自衛隊のオスプレイの運用を認めたことを尊重し、今後国に誠意ある運用を求めて行く。
回答 (3)直ちにオスプレイの訓練の中止を防衛省に申し入れて下さい。
基地のある6市l町と県で構成する県庭地連絡協議会は、例年国へ要望している。米軍のオスプレイ飛行について日米合同委員会での合意事項の順守を要望。低空飛行の改善を8月 20日 、南関東防衛局(以下防衛局)に対し実施した。
又、15都道府県で構成する、渉外関係主要都道府県基地絡協議会(渉外協議会)は毎年夏に要望した。市街地の夜間。休 日等の飛行制限、最低安全高度を定める国内法令の適用。騒音軽減措置や立法運用に係る軽減措置をとるよう要望した。
回答 (4)「 日米地位協定」の抜本的改定を国に強く要請してください。
県は、住民の安全と良好な生活環境の確保のため、関係者と共同で要望実施している。連絡協議会において、国内法の適用、事故防止・防犯対策。裁判権の見直し実施を要望:渉外自治体では米軍基地に起因する環境問題・事件事故の抜本的解決のため日米地位協定の改定が不可欠としている。
航空機の騒音軽減、市街地での夜間休日の飛行制限、最低安全高度の国内法令の適用など、7本の柱と19項目の要望を提出している。
回答 (5) 陸上自衛隊へのオスプレイV-22の射撃訓練容認は撤回してください。
運用について、会議で地元2市1町や再建連盟への説明を国から受けた。訓練は、島しょ防衛を想定し射撃訓練は機体を地面に設置した状態で行なつている。
東富士では、離着陸時の操縦法取得の訓鷹滑走路以外で離着陸訓練の平原地操作。複数の機体の同時着陸の編隊着陸訓練等のため月数日程度実施する。訓練には、使用協定の順守、演習通報により周知すること、進入は南及北東経路からとの説明を受けた。国はこれらにより安全飛行が保たれると考えている。
運用にあたり安全が第一と考え住宅地での飛行に安全配慮をしている。地元が運用を条件付きで認めており、県は使用協定の立会人として地元の意向を尊重し、安全確保について国に責任ある対応を求めて行く。
21・「土地利用規制法」の静岡県内の対象となる基地、駐屯地、施設を伺いたい
回答 (1)
防衛局との照会結果も本法は内閣官房、内閣府の所管だが、防衛省が承知している範囲で確認。規制法は、国民生活の基盤の維持、領海と安全保障に寄与するため。重要施設の周辺区域内、国境島区域にある重要施設、国境離島を阻害する行為を防止する。
基本方針の策定。区域の指定等について規定。具体的な施設指定は法が全面施行される令和4年9月以降になる。具体的な施設等は、審議会で決定されるため現時点では未定。
22E航空自衛隊浜松基地の使用状況について伺いたい。
回答(1)
T-400の美保基地からの浜松基地への移動は、令和30年5月8日 、浜松市が理解すると回答。安全教育。安全管理の`徹亀 騒音対策は最大限の配慮を強く要請。7月 、県と県内市町連携して、防衛局に浜松市の要請で確実な実施を要望した。7月 T-400の異動を前に、浜松市や基地対策 協議会(議会関係)、基地周辺対策協議会(自 治会関係)及び県に説明がされ、航空機の訓練とカリキュラムを見直し、移動後に月650回から月100回の軽減見込み。
騒音対策生活環境整備を確実に実施する説明があった。騒音対策は、令和2年3月 から周辺 4カ所に航空機騒音自動装置を設置し状況を確認している。
県の騒音規制基準の設定は浜松市に権限委譲している。県は住民の安全と生活環境の確保が図られるよう国の対応を浜松市とともに確認して行く。
回答 (2) ブルーインパルス曲芸飛行
県は防衛局に航空機事故防止を要望している。展示飛行訓練について紹介した回答結果ユ1飛行
隊訓練の目的と内容は、各基地での航空祭で展示飛行を任務とし、技量の維持向上のため、松島基地以外での上空で訓練を実施する必要がある。新型コロナ感染防止を考慮し、官民共用ではない基地の中で松島基地に近い環境の浜松基地が受け入れ可能のため浜松で実施した。
実施計画と実施状況について、令和2年7月 の4日間は計画したが天候不順のため中止。10月 6日 は午前1回40分と午後1回40分。7日 は午前1回50分。令和3年6月 1日 は午前40分と午後30分。2日 は午前40分と午後40分。3日 は午前40分。各1回ずつ実施:安全性については、11飛行隊は十分に訓練を重ねた操縦士により実施。安全に留意して実施した。
23・ 沼津今沢基地での訓練 (沼津今沢海浜訓練場)
回答 (1)訓練への見解
県は訓練について、防衛施設の運用は周辺住民、の不安に細心の配慮と燃料弾薬・危険物管理・輸送の安全確保への万全の措置を講じるよう国に要望)防衛局からの県への米軍の事前通知後、沼津市。国交省沼津申馴 管理事務所。県警察への連絡を実施している。
回答 (2)米兵の訓練回数
防衛局からの訓練回数の確認、令和3年米軍は5回実施、実弾訓練はない。2月 18日 、回転翼機による離着陸訓縫 2月 21~ 22日 、LCACの揚陸訓臨 4月 6日 、回転翼機の上陸編隊訓練8月17日 、軽装車両中心の陸上訓練、9月 2~ 3日 、回転翼機による離着陸訓練を予定したが中止。
24・ 静浜基地の訓練空域と割I:練高度
回答 藤枝市内と静浜地域において、離着陸の安全経路の安全確保は航空法に定められた最低安全高度で飛行していると静浜基地に確認した。
別件として緊急に起きた東富士演習場の場外着弾誤射事件を調査するよう要請した。10月 28日 東富士演習場での米軍による須山山中に機関銃の弾が1発着弾し米軍からは誤射との見解が出された件について、演習場の地図を提示し着弾が反対側に飛ぶことはありえない (通報道理の通常ヨI鰊なら)、これは演習場使用協定違反で基地外への着弾は住民の安心・安全にかかわるものである県は真実を調査し県民の生活を守る為に動く様要請した。
地元では裾野市が米軍に再発防止を要請した。申し入れ書は、御殿場市・小山町・農民再建連盟・静岡県との連名。米軍は現在調査中で安全を確認し調査結果が出たら報告すると回答した。
以上」
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