友人に教えてもらったスマートフォンでのパノラマ撮影を初めて試してみました。
パソコンで見るとさすがに画像は荒れていますが、
渓流の雰囲気を感じていただければ…と思いアップしました。
長々と奥入瀬渓流の花にお付き合いくださり、ありがとうございました。
今日のアップで、一応終了となります。
以前より行ってみたいと思っていた奥入瀬、
雨に降られて撮影を早めに切り上げたりと、思う存分…というわけには行きませんでしたが、
美しい新緑と渓流、そして足元に咲く小さく可憐な花たちに感動の2泊3日でした。
鬼が笑うかもしれませんが、
来年は今回よりも少し早めの時期に行ってみたいと思っています。
出来れば3泊4日で(^^;
ということで、今日は木の花をご紹介します。
名前が分からず「?」付きが多くなってしまいましたが、
ご存知の方がいらっしゃいましたら、どうぞ教えてください。
よろしくお願いします(*^^*)
アオダモ?
ウワミズザクラ?
ウワミズザクラのような、そうでないような??
コヨウラクツツジではないかと…
タニウツギ
ツリバナの仲間
ツリバナ類には“ツリバナ”“オオツリバナ”“ヒロハツリバナ”があるそうです
今回撮ったのがどれに当てはまるのかは知識不足でわからないのですが、
近くの市民の森や箱根あたりで見てきたツリバナに比べると、
花柄が長くて繊細、花の数が尋常ではない多さ…
こんなに見事な花付きのツリバナは初めてでした
まだ蕾で花は見られませんでしたが、ツルアジサイではないかと思います
トチノキ
奥入瀬渓流の樹木ハンドブックによると、
奥入瀬の樹木御三家のひとつで大木となるとのこと
確かに上を見上げると、トチノキの花が必ず目に入るほどでした
フジ
ヤマボウシ
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( 撮影日:2022年5月22、23、24日 )
コウライテンナンショウ(高麗天南星)?
ヒロハテンナンショウ(広葉天南星)?
通称:マムシグサ(蝮草) サトイモ科
分類的にはテンナンショウ類とされるそうです
春の芽出しの頃のマムシ模様、初夏の鎌首をもたげた蛇のような仏炎苞
不思議な雰囲気についついレンズを向けてしまいます
ニリンソウ(二輪草) キンポウゲ科
残り花をわずかにみることができました
きっと最盛期は渓流沿いの遊歩道はこの白い花でいっぱいだったのではないでしょうか♪
テングクワガタ(天狗鍬形) オオバコ科
ホテル前の芝生に1日目は気付かなかった極小の青い花、
どこかで見たことがある撮ったことがあると、記憶の引き出しを開けまくった末、
「そうだ…栂池自然園入り口に咲いていた花だ!」と思い出しました
ホテルのスタッフの目が届く場所で蹲っての撮影、
人の目など気にしていられない…と必死に撮影
花は直径5~7ミリ、草丈は10センチも無かったような、、、
翌日には芝生ごと刈られてしまいました
マルバネコノメソウ(丸葉猫の目草) ユキノシタ科
ツルネコノメソウかと思っていましたが、葉の形状からたぶんマルバネコノメソウではないかと…
ツボスミレ(坪菫)
オオタチツボスミレ(大立坪菫)?
アキタブキ(秋田蕗) キク科
道路脇にたくさん生えていた蕗の葉、所々で見事な綿毛も見ることができました
早春のフキノトウ、見てみたいものです
エゾハルゼミ
セミの鳴き声と渓流の水音、心地よくて…また聞きたい!!
( 撮影日:2022年5月22、23、24日 )
昨日からインターネットが繋がらず、光電話にしているため固定電話も使えなくなっていました。
お昼前に瞬間的な停電があったので、その影響かもしれないととりあえず復旧するのを待つことに。。
その結果、3時ごろから使えるようになり、一安心
インターネットが使えないと本当にお手上げ状態…
スマホを使いこなせるようにならないとどうにもならないと実感の2日間でした(^^;
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花びらのようにみえるのはガク片で、
外側にピンと延びている細長い糸状のものが実は花びら♪
雄しべとのバランスも絶妙です
緑色の舌のような果実もユニーク
ズダヤクシュ(喘息薬種) ユキノシタ科
不思議な名前の植物、以前、栂池自然園で見て以来の遭遇
喘息の薬となったことに由来しているそうです
とても地味な花ですが、アップで見ると精巧な作りに感動!
また、生えている風情も渓流の清々しさに負けず劣らず…
結局、撮影枚数は他の花よりかなり多くなってしまいました
マイヅルソウ(舞鶴草) キジカクシ科
つやのあるハート形の葉が特徴で、
弧を描くように入った葉脈の美しさを「鶴の舞」に見立てた名前は一度で覚えられます
ユキザサ(雪笹) キジカクシ科
花をアップで見ると、ヤマアジサイの両性花に似ています
6個の花弁と雄しべ、雌しべも白、その花が集まって円錐形の花穂になっている姿は優雅です
( 撮影日:2022年5月22、23、24日 )
今日は2週間ぶりに鎌倉へ♪
明月院や長谷寺の紫陽花が見頃を迎えていることがあり、
北鎌倉駅も鎌倉駅も混雑…
人混みを避け、光則寺→海蔵寺→浄光明寺を歩いてきました。
光則寺(こうそくじ)
海蔵寺(かいぞうじ)
浄光明寺(じょうこうみょうじ)
今日撮影をした分は、奥入瀬渓流の花が終わってからアップの予定ですので、
少しお持ちください。
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オオバミゾホオズキ(大葉溝鬼灯)
車道沿いの水が流れ落ちる苔むした石垣に群生、見事でした
タニギキョウ(谷桔梗)
小さな小さな白い桔梗…うっかり見逃す所でした
チゴユリ(稚児百合)
ヒメヘビイチゴ(姫蛇苺)?
(右はサワハコベです)
フデリンドウ(筆竜胆)
奥入瀬渓流でこの花が見られるとは思っていなかったので、何だか得した気分
( 撮影日:2022年5月22、23、24日 )
どの花も撮影枚数はたくさん、
どのカットも見ていただきたくて、ついついアップする枚数も多くなってしまいます。
もうしばらく奥入瀬渓流の花にお付き合いください。
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(アップで見ると淡黄色の雌しべの縁取りが紅色…肉眼では見えませんでした)
ツクバネソウ(衝羽根草) シュロソウ科
果実になる雌しべの下の緑色の子房が、花後に黒い玉のようになり、
その下に反り返ったガク片が残った様子を、羽根つきの羽根に似たことから衝羽根草の名が付いたようです
紅い雌しべ、緑の子房、黄色の雄しべ、反り返ったガク片…面白く魅力的な花です
ウスバサイシン(薄葉細辛) ウマノスズクサ科
奥入瀬渓流では4月頃トウゴクサイシン(東国細辛)が普通に見られると言うことで、
撮影中はトウゴクサイシンと思い込んでいました
でも、画像を分類していて違うかも、、、と思い、
花調べのサイトにSOS…で、ウスバサイシンと教えていただきました
(一株だけ、葉にクリーム色の縁取りが入っていました)
エンレイソウ(延齢草)
あちらにもこちらにも…というほどたくさん生えていました
ミヤマエンレイソウを見たいなぁと思っていたのですが、、、
来年リベンジ(行ければの話しですが)!!
ヤグルマソウ(矢車草)
車道脇、渓流沿い、渓流の中、大きな風車のような葉がいたるところで見られました
花はまだ咲いていませんでしたし、蕾が上がっていたのも数株でした
これからの咲いた様子は圧巻だと思います
(2015年6月21日 日光キスゲ平で撮影)
( 撮影日:2022年5月22、23、24日 )
昨日は夕食後に睡魔に襲われ、ちょっと仮眠と思ってベッドに横になり…
気付いたのは22時半、まだ寝たりなくて結局朝まで寝てしまいました。
ということで、アップが1日開いてしまいました(^^;
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ミヤマカラマツ(深山唐松) キンポウゲ科
線香花火のように見える白いのは、雄しべの柄(花糸)の集まりです
葉は3枚ワンセットで縁に丸みがあり可愛らしい印象
奥入瀬の遊歩道沿いで見られるのはこの1種類だけで、
雄しべの基部が細くなるのが特徴だそうです
コンロンソウ(崑崙草) アブラナ科タネツケバナ属
4枚の白い花びらがつくる十字形の花と5枚の葉が特徴です
遊歩道脇や渓流沿い、滝の近くでも見ることができました
ヒロハコンソンソウ(広葉崑崙草)
ホテル近くの空き地の山の斜面に数本生えていました
最初はコンロンソウだと思っていたのですが、分類途中で葉の形が違うのに気づき、
困ったときにお世話になる花調べのサイトで「ヒロハコンロンソウ」と教えていただきました
(花弁が丸みを帯びていて切れ込みも他のに比べ浅いのがありました)
サワハコベ(沢繁縷) ナデシコ科ハコベ属
茎を地面に這わせ、節々から根を出して広がっていくことから、
別名「ツルハコベ」とも呼ばれているそうです
渓流沿いの遊歩道、小さいのでじっくり見ながら歩かないと見逃してしまいます
オオヤマフスマ(大山衾) ナデシコ科ノミノツヅリ属
2日目、途中で雨が降ってきたためホテルに戻り、
ホテルの周りを散策したときに夫が見つけた花です。
木立の中で日が差さない場所でしたので、かなりピントが甘くなってしまいましたが、
初めて見た花ですのでアップしました
雄しべは10個、花柱3個あるそうですが…う~ん、見えない(^^;
( 撮影日:2022年5月22、23、24日 )
一見すると同じに見える花、クルマバソウとオククルマムグラをご紹介します
ホテル近くの散策路脇ではオククルマムグラ、
渓流や車道脇ではオククルマムグラがいたるところで小さな白い花を咲かせていました。
どこで撮っても同じ花なのですがかなりの枚数を撮ってしまいました。
ということで…アップの枚数が多くなってしまいました(^^;
クルマバソウ(車葉草) アカネ科
オククルマムグラより細身のつやのある葉が6~9枚(普通は8枚のようですが)、
茎に輪状につき、漏斗状の純白の花とともにとても上品です。
オククルマムグラ(奥車葎) アカネ科
葉はつやがあり長楕円形で先が丸く、先端に突起があります
茎に輪生し6枚…(図鑑には上部は6枚、下部は8枚と書いてありましたが)
花は純白で4弁花、漏斗状ではありません
クルマバソウとは並べてみると見分けられるのですが、
撮影中は「どっちだっけ~」の連続でした
( 撮影日:2022年5月22・23・24日 )
やっと奥入瀬渓流で撮った花の画像整理ができました。
数回に分けてご紹介していきたいと思っていますので、お付き合いください。
まずは、ラン科の花3種♪
ギンラン(銀蘭)
奥入瀬に到着した日の散歩で游歩道脇に咲いているのを見つけました
横浜で見るのより小ぶりな印象
1、2枚目のはギンランの特徴である
花に距(きょ)と呼ばれる小さなでっぱりが確認できますが、
3枚目のはその距がありません
(距の無いギンランは神奈川県藤沢市で確認され、
クゲヌマラン(鵠沼蘭)と名前が付けられていますが…
奥入瀬のはどうなんでしょう)
コケイラン(小蕙蘭)
これも初日に出会った花で、初めて知った花です
黄褐色で小さく地味な花ですが、奥入瀬でもっとも親しみやすいランとのことです
唇弁に赤紫色の斑点があり、その並び方や数に個性があり、斑点の無い白いタイプもありました
名の由来は、中国の「蕙蘭」に似て、小ぶりであることだそうです
ノビネチドリ(延根千鳥)
渓流の新緑でホワイトバランスが上手くいかず、かなり緑っぽく写ってしまいました(^^;
淡紅紫色の華やかな花が、1本の茎の周りにたくさんかたまって付け、穂状になっています
花の濃淡や、花びらの2本筋も個体差があるそうです
以前、栂池自然園で見て以来の遭遇は思いがけず、嬉しかったです
( 撮影日:2022年5月22、24日 )
新緑が水面に映り、まるで黄緑色の絵の具を流したようです
車道脇は柱状節理を間近に見ることができます
厳冬期には見事な氷柱が見られるそうです
緑一色の中でのオレンジ色、ヤマツツジです
存在感大のヤグルマソウ
花が咲いている風景も見てみたい!
名前は無いけど滝…かな
ヤマツツジ
流れが緩やかな所と急な所の表情は全く違うけれど、どちらも美しい!!
森と瀬のバランスが美しいと渓流散策のパンフに書かれています
石ヶ戸(いしげど)の瀬
( 撮影日:2022年5月24日 )