一週間前に客殿前にお目見えしていた「屋久島コガク」、両性花も開いていました。
屋久島ガクウツギからの選抜品種で分類としてはコガクウツギになります。
両性花(右の画像)は最初緑を帯びて、咲き進むと純白になるようです。
少し大きめの丸弁の装飾花(左の画像)も綺麗ですが、両性花の清楚さにはちょっと嵌まってしまいそうです。
「コガクウツギ緑幸(りょくこう)」です。
装飾花の白に緑の縞が入るのが特徴で、コガクウツギに分類されています。
ヤマアジサイやガクアジサイに比べ、早めの開花です。
本来は額咲きなのだそうですが、まだ株が小さいためか、今年は装飾花はひとつだけのようです。
両性花のガクの先にほんのり入っている紅色が、とてもかわいいです。
例年一番に開く「花笠(はながさ)」です。
八重のテマリ咲きで、その姿を花笠音頭の花笠に見立てた名のようですが、今年は装飾花がちょっと少なめでしょうか。
ここからどのように変化していくのかが、毎週末の楽しみです。
「祖谷(いや)テマリ」
装飾花、両性花ともに花色は白です。
今はまだ白色ですが、ガク片にほんのり青色が入ってきています。
淡青・淡紫・虹色などの色がでる「別子(べっし)テマリ」です。
さて、この株は今年どんな色になるのでしょうか。
色づきが待ち遠しいです。
( 2012年5月12日撮影 鎌倉・光則寺 )