『なんとなくな日々』川上弘美
『震える岩~霊験お初捕物控』宮部みゆき
『歩く』ルイス・サッカー
『笑酔亭梅寿謎解噺(しょうすいていばいじゅなぞときばなし)田中啓文
『なんとなくな日々』は、エッセイで、やはり何てこと無い日々をつらつら綴っているものですが、やっぱり言葉づかいというか文章がすきだなあという感じ。あまり難しく考えないで目と脳がうるおった感じがするシアワセな読書でした。
あと三冊は、八方美人男さんにお薦めしていただいたもので、みんな良かったのですが、一番面白くてヒット!は田中啓文の『笑酔亭梅寿謎解噺』でした。
マンガ的なイメージのしやすさで読みやすいし、大阪弁が小気味良くてテンポがいいので「お、お、おもしろい~」と言いながらどんどん読めました。それに私にとっては馴染みのない落語の面白さやお笑いの奥の深さも味わえて新鮮でした。
「謎解き」にからむ事件のほうは、ちょっとムリクリと言うか「んなあほな」と突っ込みたくなるものの(それも狙いなのか?と思ってしまうほど)、テンポのよさでなんとか「まあいっか」と許せてしまう感じ。梅寿師匠のキャラクターも愛すべきクソ親爺でいとしいし、続きがシリーズ化しているようなので是非読んでみたいです。
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