心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

光と影

2009年09月24日 | 雑感・愚見
自分の中の影の部分の存在を恐れ、罪だと信じている人がいる。
そして強くそれを信じるのなら、
多くの自分の時間を恐れと罪の感情に触れて過ごすことになる。
そして、影の部分を消してしまいたいと強く望む。

しかし、それはもう、悟りの世界。神仏の世界である。
一般社会で過ごしていてはその望みは適う訳も無い。
それを本当に無くしたいと望むなら、
その宝物を得ようと闇雲に地面を掘らずに、
神仏の世界に飛び込むのが一番であるという結論になってしまう。

私達は、そんなに綺麗な存在ではない。
誰もが、自分の許せない部分を持っている。

そんなに私達は決してできた人間でもない。
だから、ゆらゆらと心は揺らめいている。
光の部分と影の部分の間でゆ~らゆら。

時折、影のその部分に足を踏み入れてしまう時がある。
スター・ウオ―ズで言うとダークサイド。
でも、そんなものである。それが人間だと思う。

だから消そうとするのではなく、
ダークサイドに踏み入れたとしてもそこに居座らないようにするだけ。
それで十分なのだ。

私達が感じる心地良くない感情は、
入り込み過ぎないように、居座り過ぎないようにする役目を担っている。
身体に傷を負ったら痛みで知らせ、心がダークサイドに傾き過ぎると、
それを心地良くない感情で知らせてくれる。

立派でありたい。良い人でありたい。善い人でありたい。
出来る人でありたい。これだけならまだ良いのだが、
これに「いつも」「皆の人に」「絶対に」が加わると、
バランスが崩れていく。

私の仕事は、人の心を光の部分だけにする仕事ではないと思っている。
その二つのバランスを取り戻すための手伝いをする仕事だと思っている。

光と影の間をゆ~らゆら。
やじろべえのように、ゆ~らゆら。

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

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