2010年、スウェーデン中南部のクリニックで、
減量プログラムが開催され多くの人が参加しました。
そして、体重チェックのために部屋に入るなり床が崩れ落ちました。
まさかまさかの床抜け。底抜け。
これ中国の出来事かと思ったらスウェーデンとはね。
思い込みや偏見はいけませんね。
エレベーターのように総重量の制限がある床なんて聞いたことが無いので、
手抜き工事なのか、老朽化で傷んでいたのか。
それはともかく、
そこそこの体重がある人が1階分の高さから落下したら
かなりのダメージが生じるのでしょうし、
参加した人達が折り重なって落ちたのだとしたら
下敷きになった人の衝撃はかなりのものになりそうなので
どうだったのでしょうか。
このような衝撃的な体験をすると
高所恐怖症になってしまっても不思議ではありません。
人間は空を飛べないので、
高い所は危険と反応するのは極普通の反応なのですが、
数段の階段を上がれなかったり上がるのに恐怖を感じたりすると
生活に支障をきたす可能性が出てきます。
高所恐怖症の原因として考えられるのは、
◯過去に転落しそうになった。
◯実際に転落した。
◯意識をしていなかった高所に実際に足を踏み入れた時に、
自分でも思ってもいなかった強い恐怖反応が起きてしまって、
恐怖反応そのものに恐怖を感じるようになる。
◯予期不安のようなもので、自分の頭の中で最悪の結果を想像してしまい
自分によって恐怖反応を強めてしまう。
これらを克服するには、
自分の能力と自分の意思に関係なく身体が勝手に
バカな行動をしないという自己信頼と、
その構造物に対する信頼を取り戻すことがカギになるかと思います。