心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

バーベキュー

2019年08月21日 | 雑感・愚見

2002年 ドイツ西部にある町営動物園で、

突然に鶏5羽と羊2頭が失踪し、

動物園から連絡を受けた警察の捜査で、犯人が判明しました。

 

犯人は、飼育係の男で盗み出した鶏5羽と羊2頭を

バーベキューにして食べたことが判明しました。


確かに、行くところに行けば、

鶏も羊も立派な食材として提供されてはいますが、

それまで名前も付けて愛情を込めて飼育していた動物を

生活に困窮していた訳でもないのに、

あえて食材にしてしまわなくてもと思ったりします。


でもまあ、私の子供の頃は、

「かあちゃん。ピーちゃん、ピーちゃんがいない。」

縁日で獲得して名前も付けて可愛がって育てたヒヨコが、

忽然と姿を消したその日の食卓に、

何故だか鶏肉の料理が並べられていたなんて話は、

珍しい話ではありませんでしたがね。

 

自分ちで飼育している鶏や羊であるなら、

それまで一緒のベットで寝ていようが、名前を付けていようが、

他人がとやかく言うことではありませんが、

自分のものでないものを勝手に食べちゃあいけませんと言う話ですね。

 

動物園の鶏や羊を勝手に食べた男性や

ピーちゃんが忽然と姿を消したことよりも

はるかに驚愕したのは、


奈良公園一帯の鹿は、国の定める天然記念物に指定され、

国の保護下にあるとかどうとか以上に、

奈良の人達が古来から神の使いとして大切にされている鹿を

勝手に弓矢で捕獲して食べていた男性が逮捕された事件です。

 

鹿を大切にしている多くの奈良市民だけでなく、

奈良公園の鹿を大切に思っている全国の人の気持ちを

踏みにじる行為を平気でやったのですから驚きです。


それはそうと、奈良市民の長年の取り組みによって

奈良公園の多くの鹿が人間を恐れなくなり、

鹿と人間の共存が生まれた結果、

今や奈良の鹿は、観光資源の大きな一角を占めています。


その奈良公園に行けば多くの鹿だけではなく、

広い広い敷地に張り巡らされた芝も目にするが出来ますが、

あれだけの数の鹿の糞の清掃はどうしているのか?

あれだけの芝の手入れはどうしているのか?

その年間の管理維持費用は?


何と凄いことに、鹿が芝を食べることで芝刈りの費用は0円。

鹿の糞の処理の必要は、鹿の糞を目当てに生息するようになった

フンコロガシ等の虫達が鹿の糞を分解してくれて費用は0円。

その分解されたものが芝の養分となることで肥料の費用も0円で、

見事な循環が生まれているようです。

 

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