大阪場所で稀勢の里が優勝したニュースには驚きました。
13に日目の日馬富士との取り組みで左肩を負傷し、
優勝の可能性がある限り自ら土俵を割らないという決断には
あっぱれと言うほかありません。
しかしながら、14日の鶴竜との取り組みの様子を見る限り
千秋楽の勝利どうこう、優勝がどうこう以上に、
左肩と足首?膝?の違いがあるものの
「痛みに耐えてよく頑張った!」で記憶に残る
過去の貴乃花はそれが元で引退を早めたようなことが
無いようにと心配しておりました。
それが痛み止めを打っているのか、
鍛えぬいた強靭なアスリートの治癒力のお陰なのか、
千秋楽の取り組みでは14日目の様子とは違い
痛みによる影響が最小限であるかのような
取り組みをみせて優勝を勝ち取ってしまったのには
本当に驚きです。
自分はここまでだろうと言う風に
自分の到達点を自分で決めてしまい
自分の可能性を自分で閉ざしてしまうことなく
あのような精神で相撲に打ち込み続けたことが
30歳での横綱昇進へと繋がったのだろうと
教えられた人も少なくないような気がします。
多くの人が気づいていても
それを実践でまざまざと教えてもらっても
それを同じように実行することは簡単ではありません。
自分を信じることが難しいようなら
馬鹿になってみることも大切なのかもしれません。
そして、明日はワールドカップ最終予選の日本代表の試合があります。
実力的には勝利出来るはずですが、
ここ最近実力を上げてきたタイとの闘いは、
ケガ人続出し安心できる試合ではなくなってきています。
日本代表の勝利のため皆の声援を届けましょう。