インドネシアのスラウェシ島の洞窟で
赤い鉱物の色素で描かれたイノシシ3頭の壁画は、
年代分析によって4万5500年前のものとされ
世界最古の動物の壁画となりました。
インドネシアのスラウェシ島の奥地の渓谷にある
リアンテドング洞窟で黄土色の絵の具で描かれた
イボイノシシの実物大の壁画が発見されました。
壁画は、136㎝×54㎝でイノシシの背後には
手形が二つ描かれています。
だったのですが、その後に
同じインドネシアのボルネオ島東部の洞窟で発見された
3頭の太ったウシのような動物の壁画が
ボルネオ島の壁画の方が数千年古いことが判明して
世界最古の壁画の記録が塗り替わりました。
インドネシアのボルネオ島東部の山にある
数多くの洞窟から洞窟壁画が発見されています。
新しく世界最古の壁画とされたのは、
ボルネオ島のルバン・ジェリジ・サレーと呼ばれる洞窟内で
発見された3頭の太った牛のような動物の壁画で、
最大のものは2m以上もあり、年代分析の結果、
スラウェシ島のリアンテドング洞窟の壁画よりも
数千年古いと判断されました。
インドネシアには、まだまだ未確認の洞窟が
多数存在していることから世界最古の壁画の座は、
今後また別の壁画へと変わる可能性も大いに残されています。
地球が誕生したのがおよそ46億年前とされていて
地球に霊長類が誕生したのがおよそ1億年から7千万年前で、
猿人が誕生したのが、およそ400万年から300万年前、
原人が誕生したのが、およそ180万年前で、
旧人類が、およそ50万年~30万年前で、
新人類が、20万年位前と考えられています。
それにしてもよくもまあ地球の誕生にしても人類の誕生にしても
壁画が描かれた年代にしても、気の遠くなるような昔のことを
割り出せるものだなと思ったりするのですが、
旧約聖書の創成期の天地創造とアダム創造については、
諸説あるようですが、
登場人物の寿命を計算して紀元前4千年頃とする
ある人の考えがあるようです。
その人の計算が正しいとするならば
壁画が描かれたのが4万5500年前となると
天地創造、アダム創造の年代と大きなズレがあることになります。
旧約聖書は、一つの宗教の信仰書に
記述されているだけのことですし、
年代も記述されていることだけからの推定に過ぎませんし、
歴史も誰かが今ある材料から推定して
年代を割り出したものだと思うので
新しい材料が発見されれば今後変わる余地があります。
何にせよ、途轍もなく古いものであることは
間違いのないところなので大いなるロマンを感じます。
私としてはです。
旧約聖書の内容が正しいと考えて、
紀元前4千年頃に地球上に突如現れた人達が
どんどん生息域を広げて
壁画を描いた新人類と呼ばれる人達から
地球上の主役の座を奪い取ったと考えると
とても面白くなってくるんですよね。
つまり、私達の祖先は宇宙からやって来たという
トンデモない説となるんですよね。
しかし、私達は今の科学レベルから物事を理解しがちなので
現段階では、とんでもない説ではありますが、
将来、ぶっ飛びの説が常識となるかも。
話は変わりますが、
若かりし頃は、永遠に続くかのように感じていた
未来に魅力を感じていたのが年齢を重ねた今、
名所や史跡といった過去の魅力や浪漫に向き始めたのは、
私の場合は、どう考えても後100年は生きられないと
無意識で感じ始めたことで先の短い未来よりも
壮大な過去へと興味がシフトし始めたのかも知れません。
それが良いのか悪いのか分かりませんが、
楽しいんで悪いはずがないとは思うのですが。