心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

自己管理

2010年10月29日 | 心理カウンセリング



ちょっと前は、熱中症の話題が

紙面を騒がしていたように思いますが、

秋を飛び越して冬が来ているのではと

思うような気候となっています。



このまま、冬となるのか、

ちょっとまだ待てと秋が踏ん張るのか、

体重を気にしている人にとっては、

食欲が刺激される秋が少ない方が良いのかもしれません。



あまりメタボ過ぎるのも健康には良くないとは思いますが、

日本の基準は世界の基準と比べると大きく違ったりして、

健康のための基準がハッキリとしていないようですが、

何らかの目安があった方が

自分の状況を知る上で良いのかもしれません。



アメリカではある基準を超えると

自己管理が出来ていない人だと

烙印を押されて会社での立場が不利になると言うような話を、

聞いたことがあります。



商品管理に財務管理、

これらはしっかりと状態を把握して作業の効率を上げたり、

状態を掴むためのものであると考えます。



そして、これらの対象になるものは、

それら自体は、完全に受け身のもので、

人がどの様に使うかによって生かされるものです。



これを人間に同じように向けてみると、

組織のルールからはみ出さないように責任ある立場の人が

属する人を管理することも必要かもしれません。



モデル、格闘家、アスリート等も、

その世界で活躍するための必要な体系や体力を維持するために、

自分を自分で管理する必要があるのも当然です。



しかし、これが個人的な生き方にも事細かく、

そして自己への要求が強く及んでくると様子が違ってきます。



起床の時間、お風呂、運動、掃除、整理整頓について、

食事、体重、健康管理、

自分の言動や行動の仕方、立ち振る舞い。



健康のためには体調が悪い時にも運動し、

健康のためには死んでもいいと言った人。

体重管理のためには、

苦しみ、食べたいものを食べることを悪とし、

虫のように葉っぱを食べることを善とする。



私達は、安全、安心を得て、喜びを得る。

これらのバランスがとれていることが大切であって、

そして、個人にとっての安全や安心、喜びに違いがありますから、

自己管理(自己ルール)と言う言葉を使えば、

そのルールは当然ですが、個人によって違ってきます。



その個人のルールが、

個人の生き方、やり方で留まるのであれば良いのですが、

個人が定めたルールとは違うルールを持つ人に対して、

その相手を心配する気持ちや想いやる気持ちからならまだしも、



自己管理が出来ていない人だと断定し、

攻撃的、否定的な感情、態度を向けてしまうと、

人間関係を悪くする一番の原因です。



そして、それよりも私が気になることは、

自分との違うルールである人への

攻撃性や否定、拒否の程度が強いほど、

『ありのままの自分であってはいけない。』

『ありのままの自分がすることは大抵は間違っている。』

という心の規則が強烈に作動している可能性があります。



だから、私は自分を管理しなければならない。

そうでない私は、×である。



この種の心の規則が強烈に作動している人は、

人からの評価に対して神経をとがらし過剰に防衛的になり、

あれもこれもと次第に、その防衛範囲が広がっていき、

やがて限界点を超えるようになると、



外出が恐くなる。自由に動けない場所が怖くなる。

人の中に入ることが怖くなる。

人の視線が怖くなる。

人の話し声が気になる。

お店の中で落ち着いていることが出来なくなる。

自然に笑うことが出来なくなる。

ということになりかねません。



喜びや安心より恐れ、

自由感より窮屈感を強く感じているとするならば、

本来、自分を安全にし喜びを得るための自己ルールが、

いつしか自分を狭い枠に閉じ込めるものになっているかもしれません。



もし、そうであるならば、

それに関わる心の規則を書き換えて、

心を自由にし、もっと喜びを感じれるようになってもらいたいと思います。

あなたの多くの笑顔を見ることを願っている人のためにも。



催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



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