好き嫌い

中華料理屋さんへ夕食を食べに行った。
本当はてんぷらが食べたかったけれどお休みだったので、中華にした。
かなり前からてんぷらは家で揚げない。
台所が油っぽくなって後始末が大変なので、てんぷらが食べたくなると外へ食べに出る。
好き嫌いをよく知っていてくれるのでうれしい。

焼肉やさんでOー１５７の中毒事件が起きた。
そういえば焼肉やへはずいぶん行っていない。
かなり高いけれどおいしいお肉屋さんがあるのでそこでお肉を買ってこれは自分で焼いて食べる。

食べ物の好き嫌いが多いほうで、殊に魚は嫌いなものが多い。
健康上よいといわれている青魚がすべて嫌いときている。
うなぎ、アナゴも食べられない。野菜ではかぼちゃ。よくレストランでパンプキンスープが出るのには閉口する。

好き嫌いはよくないなんてうっかり子供を諭すことなんてこれでは無理なこと。
それでも何とか育ててきたけれど。

寂しいときお酒に・・・逃げられない

今日はやけにもの寂しい。
久しぶりの雨の所為なのか。

居間のテレビ台の中を整理しながら、CDを聴いていたら、お酒でも飲んでみようかという気になった。
「酒と泪と男と女」・・・「どうしようもない寂しさに　包まれた時に男は
酒を飲むのでしょう」

就職してひとり暮らしを始めたとき、よく一人お酒を飲みにバーへ行った。
まだ若かった。２２歳の見知らぬ土地での暮らしは夜になると寂しさが募った。

でも今、一人家でお酒を口にするのが怖い。
お酒に紛らわして生きるのが恐ろしい。
寂しくなったとき、いつもお酒に逃げるようになるのではないかと。
一度やってしまうと逃れられなくなってしまうのではないか。

そしてお抹茶で我慢した。

今夜は雨。
明日にでもいつも行くおすし屋さんか近所の料理屋さんで一杯飲んでこよう。

いつも事後承諾・・・どうして？

甥が司法試験に合格。
実家の弟の家では喜びに沸いた。

ところが我が家の息子は、どうも会社を辞めて自分で会社を立ち上げるという。
親としては心配なのだが、彼はこういう大切なことをいつも事後承諾で、今までにもどんなに気をもんできたことか。

アメリカの大学院に留学し、資金を出してくれた会社のアメリカ支店に勤めていたのに、日本に帰ってきて転職した。
そのときも事後承諾。

いくつになっても親としては子は何時までも子供なのでやはり心配で堪らない。
どうしてやりようもないし、彼の人生なのだからとは思うけれど。

もう知らない、勝手にしやがれと思うしかないか。

「千の風になったあなたへ贈る手紙」募集記事を見て

今朝の朝日新聞に「千の風になったあなたへ贈る手紙」の募集記事が載った。
大切な人を亡くして悲しみにくれている人がどんなに多いかを知らされた思いだ。

わたしも夫が旅先のホテルで倒れて途方にくれ、言いようのない哀しみと悔しさと不安を胸いっぱいに抱えて、毎日を辛い思いで過ごしていた。
そんな時、夫の病気について知りたくてパソコンから体験談を抜き出したのがきっかけで、自分の毎日をブログとして書き綴り、できればこの人のように無事快復したと最後に笑えたらと思った。

夫は結局７ヶ月余りで意識の戻らないまま逝ってしまったが、その間夫に語りかける形で書くことでどんなに自分の辛さを和らげることができたことか。

この辛さは当事者でなければ本当のところは分からないと思う。
たとえ息子であっても妻のわたしとはその悲しみの深さは違うだろう。
子が親に対する気持ちと、配偶者がその相手に対する思いには相当な差がある。

夫が「千の風」になったかどうかは分からないけれど、もうすぐ彼が亡くなって４年を迎えようという今、ようやくどうにか立ち直ったものとして、多くの悲しみに打ちひしがれている人たちが、これからの自分の人生を健やかに送ってもらいたいと切望する。

土地の税金

お隣がすぐ近くの土地に借家にする家を２軒建て始めた。
それが早いこと、早いこと。
見る見るうちに出来上がっていく。全くすごいなあと感心する。

まだ若いのになかなかのやり手だ。
聞くと、空き地にしておくと税金が高くて堪らないので造ることにしたということだった。

我が家も前に住んでいた家が住まなくなって長いので、壊して空き地にしようと市役所に聞きに行ったら、更地にすると税金が５倍くらいになるといわれて、朽ちるまでそのままにすることにしている。

何も生み出さない土地にそんなに高い税金はとても払えない。
まだ町費は払っているけれど税金に比べたらたかが知れているから。

近ごろは地価が安くなっているのでありがたい。これでかつてのように地価が上がってきたら持ちこたえられないかもしれないと不安になる。

祖先伝来の土地なので守っているけれども、自分の住んでいるところだけで十分だ。余分なものはいらないと思う年齢になってきている。
守っていくのもかなり大変で、将来息子が帰ってくるかどうかそれも定かではないので、ちょっと重荷になっているのが現実。

いろいろ悩みは尽きない。