秋の十家ウォーキング

2014年10月18日 20時26分51秒 | 遊ぶ

今日は、3回目の十家ウォーキングに出掛けた。今までは春だけ参加しており、秋は雨で中止にしたりで初めての参加となる。

早目に家を出て、集合場所に行く前に途中の「土釜」に立ち寄った。「土釜」は徳島県指定天然記念物に指定されており、堅硬な緑色片岩の岩層を川が横断することによって、浸食構成されている。渓流は幅2mばかりにせかされて滝となり3段に落ちること7m、滝壺は狭い釜状で、白波が渦巻き沸騰するが如く3つの釜を深くえぐり通過する。先週の台風の影響なのかとても水量が多く、轟々と音を立てながら流れて行く様は豪快だった。

 

昼食は、土釜と十家の間にある「そばごや」さんに前回から決めていた。ただ営業中か否かが問題だったのだが、幸いにも開いていた。メニューは”かけそば”と”ざるそば”しかなく、季節柄”かけそば”を注文した。そばが苦手な私だが、ザラザラとした食感と香ばしいそばの香りに十分満足させられた。ごちそうさまでした。

 

さて本題の十家ウォーキングだが春同様晴天に恵まれ、また秋独特の清々しさに包まれながら楽しむ事ができた。麓から最大傾斜38度という急な坂道を1時間程登り、尾根に出た途端遠くに剣山の頂きが望める。

集落を散策すると、石を積み上げ平地にした処に植林した杉林に不自然さを感じた。案内役の元住民に尋ねると、昔はタバコなどを栽培していた畑だったが、人手が無くなり手間の掛からない杉を植えたとのこと。今では杉も売れない為、そのまま放置されているらしい。

また坂が急過ぎて道路が出来ず車の通行が出来ない為、十家の住民にモノレールを国が整備したそうな。今は住民は一人だけとなっているが、大きな物資の運搬や日常の買い物の足として、また麓で暮らしていて十家で畑仕事をしている元住民達が作物を出荷するのに重宝しているらしい。

  

美味しい空気と静けさ、登り下りの度に強くなる足腰と心肺能力、夜空を埋める満天の星。身体的にも精神的にも、超健康的な生活が送れるであろう。だが住みたいかと聞かれれば、Noである。車や電車、近くのスーパーに何処にでもあるコンビニ。便利な生活を知ってしまうと、なかなか抜け出せないのが現状だ。自然と戯れるのは、趣味の範囲で留めておこうと思う。


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