
箸蔵駅から財田駅までの山道、約15㎞を5時間掛けて歩いた。
先ず、雨が降る財田駅に各自集合し車を置き、列車で箸蔵駅まで行った。途中の坪尻駅は、線路が坂のため傾斜しており停車することが出来ず、スイッチバックして駅のホームに入るという全国的にも珍しい駅らしい。
箸蔵駅に着く頃には雨も止み、箸蔵寺を目指す。舗装された迂回路は有るが、時間短縮のため・舗装路を避けるために真直ぐ黙々と登る。坂道を登り切った所から、吉野川を望む。雲が切れ目を見せ、対岸の山肌も見え始める。
延々と続く階段を幾つも登れば、やっとのことで箸蔵寺に着く。境内入口にはWebカメラが設置されており、インターネットから様子が伺える。箸蔵さんに今日の無事をお願いして、いよいよ尾根道散歩をスタートする。割と平坦な道をブラブラ歩き、途中で昼食を採り二軒茶屋を目指す。雨が降っていた所為か尾根を吹く風が非常に冷たく、手袋や帽子で体温調整を行う。水溜りが凍っていないので、氷点下ではないようだが。。。
徳島と香川の県境である二軒茶屋・一番標高の高い石仏を経て、後は坂を下るだけ。途中で見晴らしの良い展望台で一休みして、知っている遠くの山影を見付け現在地との位置関係を確認する。ここからも金毘羅さんから見えた城山・猫山が北北西に見え、その西側に金毘羅さんの有る像頭山が見える。
財田に到着し、箸蔵寺を目指す指標となる石碑の「百丁石」を見付けた。1丁の長さが109m位だそうなので箸蔵寺までは約11㎞となり、石碑に刻まれた数値が段々減ってくる訳だ。今回は逆に来たから、段々増えたけど。
箸蔵駅と財田駅は大体同じ標高なのだが、今日初めて見る道端の梅の花に、香川が徳島に比べポカポカと温かい事に気付く。財田駅に戻り頂上に見える展望台を振り返ると、降りてきた坂の急さに驚き、無事到着したことに感謝する。お疲れ様でした。
<今回のGPSルート図・高低差・展望台からの鳥観図>
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