年が明けて、夫はもう2回目の出勤。
5時に起きて、お弁当を作り、朝食の準備。
着替えの部屋を暖めて、出勤の車も暖気運転。
夫を送り出して、連続ドラマを観て
洗濯物を干し終えたら
今年初めて、娘の声を聞こうと楽しみに・・・。
ちょうど干し終えたところにタイミング良く
娘からの電話。
1時間ばかり娘と楽しいおしゃべり。
娘のつれあいが仕事で2週間ほど留守になるので
来週私が上京して、娘の家に泊まり
その後、ふたりでいっしょに帰って来る予定。
そう・・・私は、いま、とても幸せで楽しいはずなのに・・・。
ひとりになると、どうにも元気が出ないのです。
ずっとずっと、こころにひっかかっていることがあって・・・。
父が昨年の暮れにお世話になっている施設から
救急車で病院へ搬送されて緊急手術となりました。
正月休みが間に入ったので、まだ詳しい検査の結果は
出ていないのですが、多分、横行結腸にできたがんによる腸閉そくだそうです。
普通は、人工肛門を付ける手術になるそうですが
なにしろ来月には、90歳になる老人ですから
とりあえず緊急避難的な手術をしていただきました。
父本人は、あまり病識はなく
今は、「もう治ったから帰る」と元気にしているようです。
「しているようです」とは、私は、父に会っていないからです。
夫が、仕事の明けた日に、病院へ行っては、洗濯物を持ち帰ってくれます。
私が辛かろうと、口には出しませんが
黙って、途中のコインランドリーで済ませてくれたりして・・・。
そう・・・ほんとにありがたいことなのです。
なのに・・・私の中では、「感謝」の思いよりも
「そうできない自分」を責める思いのほうが
ずっと強くなっているのです。
父のことを心配しています。
親孝行をしたいと思います。
でも病室へ入って、父と会うことがどうしてもできないのです。
まだ母が生きていて、2世帯住宅で暮らしている時
朝、犬を抱いて家の前を散歩している父に向って
精一杯のやさしい笑顔を向けてほほえむことが
私のせめてもの親孝行とこころの中で思ってしていたのですが。
本も読み、自分を冷静に分析し
何とか自分を変えたいと思ったのですが。
やっぱりできません。
私の気持ちは、夫と娘の他に
父がお世話になっている施設の方にお話ししてあります。
そして今、病院でお世話になるからには
医師や看護師さんにも、お話ししないわけにはまいりませんので
私は、正直にお話いたしました。
そして、当然かもしれませんが、どなたも
「どうして?なぜ?」などと問う人はいないのですが。
私自身が、常に、自分自身に向けて
「どうして?なぜ?」と問い続けております。
外は、雪が降り出して、寒いです。
一日、家にこもっておりました。
もう暗くなっていますが、気持ちを切り替えて
資源ごみ出しやアイロンかけなど家の仕事に集中して
体を動かして見ようと思います。