意識に注意を向けるのと同じくらい無意識の存在も大切にしたい。不都合なことは無意識に押し込んで意識だけでがんばって生きて来た若い頃何をしていても焦燥感があった。無意識がはじめて実感されたのは29歳の春だった。はじめて自由を味わった。続けて生きていれば再び新しい生きづらさに苦しめられる。まだ向き合うことを避けている自分がいることに気づく。簡単に向き合えるものではないが無意識に気づけば意識の部分は解放されて存在していることは楽になる。