はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

漢検2級合格!

2012年12月01日 | はなこ的考察―良いこと探し
 10月に受験した漢字検定2級の合否結果が出ました。無事、合格ですpeace目標の9割以上の正答(180点/200点満点)には、残念ながら1点及ばず179点となってしまいましたが、久しぶりの試験で合格を果たせて嬉しいですmeromero2(因みに今回の合格点は155点以上らしい)

chain(財)日本漢字能力検定協会HP

 今回は1カ月ほどの受験勉強で試験に臨みましたが、日々、目標を持って勉強することを久しぶりに体験し、何歳になっても「学ぶこと」は楽しいものだなあと実感しました。既に、次のチャレンジを模索しているところです。漢検準1級か、約30年ぶりの英検(受験するとしたら準1級)か、はたまた初TOEICか…或いは、これらとはまた別の、もっと実用的?な資格取得を目指すか。

 ここで、以前、友人に「何を勉強するにしても、コスト意識を持つことは大事よ」と、言われたことが、ふと頭をよぎります。シッカリ者の友人は、「学ぶにあたってかかった費用を、その後回収できるのか」と言うことを常に念頭に置いて、学ぶ対象を選んで来たそうです。計画性を持って歩んで来た彼女の人生は、当然のことながら、堅実かつ華々しい。

 そんな彼女の目には、私の30代での大学への社会人入学(美術史専攻、博物館学芸員資格取得)は「壮大な無駄遣い」に映ったかもしれません。投資した金額が全然回収できていないどころか、さらに学びを深める為の展覧会通いや書籍代で、出費は嵩む一方です。ただ、この10年近い美術館でのボランティア活動では、金銭に代えられない豊かな恵みを、私は心の中に得たような気がするのです。

 懐は寂しいけれど、心は充たされている。別に清貧の思想を是とする人間ではありませんが、自分は今、十分幸せだなと感じています。何を以て幸せを感じるか、日々の暮らしに充実感を持てるか、と言うのは、やはり人それぞれなんでしょうね。

 これからまだ続くであろう私の長い人生では、楽しい、嬉しいと言ってばかりもいられない厳しい現実が待っているのかもしれませんが、その時々に柔軟に対応して、自分自身が納得できる人生を、自分の責任において全うしたいなと思っています。

 自分にとって、何が大切か、何が心地良いか、何を選択し何を捨てる(諦める?)か、忙しく過ぎゆく日々の中でも、時には立ち止まって、ちゃんと考えて行きたい。時には失敗しても、それも自分の人生だと素直に受け入れられる自分でありたいです。


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