Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

発射ボタン

2009-04-06 | 想い・雑感
学校で社会科を習っていた頃は
アメリカとソ連との間で冷戦の真っ只中
ともに戦力の増強を勤める中
原子爆弾を搭載した双方のミサイルが
相手方の領土を目標と定めているという状況

発射ボタンが押されるまでには
何重ものステップがあるとはいえ
相手が発射したという情報に対し
自分方も発射した後に間違いに気づくという可能性を想像し
なんとも危うく恐ろしい状況だと感じたものだ

日本と北朝鮮
かなり近距離に存在する故に
相手方からの攻撃には直ちに対応する必要がありそう
でも一昨日の発射事実の誤認をみると
迎撃なんぞ夢のまた夢
だし誤認から攻撃を開始してしまう恐れもありそう

但しこの事実をもとに
無闇に戦備増強に走ることなく
厳しい交渉の手段を駆使するような
成熟した外交手腕を
外務省や政治家に見せてもらいたいと思う

最後

2009-04-06 | 想い・雑感
私が担当している癌患者さんに対しては
ほとんどの場合癌であることはお伝えしている
伝え方は様々であるが
悪性であることは知っておいていただいたほうが良いと思うから

直接の担当ではないが
癌であることを伝えていない末期癌患者の方が入院している
回診のときに拝見すると
徐々に状態が悪くなってきている

胸水のために呼吸困難が出現し
症状緩和のために胸水を時に抜かなければならなくなった頃
ある朝の回診で
私たちに対して
「お世話になりましたねぇ」
とはっきり一言

癌を告知するか否か
という問題提起が
あまり大きな問題でないのかも知れない
とふと感じた瞬間だった