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米朝会談の勝者は誰?

2018年06月17日 | パワーかフォースか

米朝会談の影で、中国一人勝ち、みたいな事を言っている人もいましたが、トランプは中国に経済戦争の火蓋を切ったようだし、勝者は金正恩、という見方もあるが、どう見ても彼がそんなに優れた政治家とは思えない。ただの3代目の独裁者というだけで。
北のミサイル発射の後ろ盾にもなっているだろうロシアのあの人、トランプ政権発足の後ろ盾にもなっただろうロシアのあの人が気になった。

テレ朝、ワイドスクランブルが、ロシア研究の第一人者筑波大学の中村逸郎教授のお話をとってきてくれた。中村教授の話が、聞きたかった。
そして、やっぱりなあと納得した。





<中村先生のお話>
今回ロシアにとって最大のメリットは「何も決まらなかった」ということ。
「朝鮮半島において、主導権を握っているのは、北朝鮮とアメリカではない」ということ。
朝鮮半島の非核化はロシアにもメリットがー。
サハリンの北で天然ガスがとれている。そのパイプラインがウラジオストクまで来てそこで止まっている。
ロシアの極東開発にはどうしても朝鮮半島の緊張緩和が必要
朝鮮半島を非核化し、北朝鮮と韓国が経済的に友好を深めることが実はロシアにとって最大のメリット。






もし非核化プロセスを公開するとしたら、北はロシア以外の国は、認めたくないだろうと・・これは勝手な憶測ですが。
そしてそこまでがロシアと北が計画した一連の核実験と収束までのスケジュールではないかと・・これもさらに勝手な憶測です。


クリミア併合を巡って欧米からの制裁を受けているため、報復としてネットを使ってEUやアメリカの分断を煽る一方で、ロシア経済に活路を見出すために東アジアとアメリカを揺さぶりながら最終的に西側の牙を折らせ、安定させる。そのために数々の工作を行っていたとしたら?
それが事実かただの憶測か、ロシアがいいとか悪いとか、簡単には言えないし、ほめているわけでもないが・・ロシアは侮れない。 




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