健康食品として、水素の含まれた水を飲んでいる人がいる。
それに対して、疑似科学だという人もいる。
我が家では、日頃から、なんでも信じるのも問題だか、何も信じないのも同じ、というスタンスなので、こういうときはキネシオロジーテストの出番となる。
結果として、うちでは、母の病気を機に日本トリムの電解水素水を、すでに10数年以上愛用しています。それは、体が、「イエス」と答えたからです。
事実、当時、家族が逆流性食道炎の症状が出ていたのですが、この水を飲むようになって以来、その症状が消えてしまいました。
特に医療機関にかかったわけでも、薬を服用したわけでもありませんが。
でも、大抵の水素関連のものは、粗悪品のようなものも多く、ほとんどがノーという答えになりますので、使わないほうがいいくらいでしょう。
それはそれとしてですが・・・
水素って、一般的に言って、本当に体にいいのか悪いのか、医学的コンセンサスがあるのかよくわからない、というわけで、8月30日のそもそも総研で、特集が組まれた。
とても興味深い内容でしたので、メモのために。
以下、8月30日テレ朝「モーニングショー/そもそも総研」より。
そもそも 水素って 本当にからだにいいの?
健康に良いと言われる「水素」の効果はどこまで確認されている?
「水素が体に良い」「治療効果がある」といった話題が、医学界では10年ほど前から上っています。しかし「水素のもたらす人体への医学的な効果」というのは、まだ確認できていないのだとか。それは市販されている「水素水」についても同様だといいます。玉川徹さんは今回、“吸入”という方法に限定して「水素の有効性を確認する臨床実験」を行っている「慶應義塾大学 医学部」を訪問し、その詳細を伺いました。お話ししてくださったのは「慶應義塾大学 水素ガス治療開発センター」の佐野元昭(さの・もとあき)センター長です。
佐野センター長によれば、かつて水素は「体に対して何の影響も与えないガス」と思われていて、「体に無害なガスの代表格」とされていたのだといいます。水素というのは、実は私たちの体内でも作られているんだとか。「腸内細菌はコンスタントに水素ガスを生産しており、私たちの体は一定濃度の水素ガスで常に飽和されている」と佐野センター長は教えてくださいました。
ブルーの部分が腸で作られた水素の流れ。
胃、心臓、脳などには行き渡らない。
「体内が常に水素で満たされているのなら、新たに外部から摂取する必要はないのでは?」という玉川さんの問いに、佐野センター長はこう答えました。「腸内細菌が発生させる水素ガスはかなり微量で、影響の及ぶ範囲が限られている。しかし外部から吸入させれば影響範囲は全身に及び、濃度も高まります」。佐野センター長のお話によると、「腸内で作られた水素はほとんどが肝臓・心臓の右心房・肺を通って体外に排出されてしまう」のだとか。そのため胃・心臓・脳などには行き渡らないのですが、外部から吸入させれば「水素濃度の低いところにもプラスの効果をもたらせ得る」のだそうです。
「世界各国で行われている動物実験では、すでに『炎症の抑制』や『血行動態の安定化』などが認められている」という水素吸入療法。中でも高い効果が認められたのが「脳梗塞(のう・こうそく)の縮小」だったといいます。大量発生すると重度の臓器障害を引き起こすという「活性酸素」の増加を水素が抑えることで、最終的には梗塞部分が半分以下まで縮小したというのです。
動物実験で効果の認められた「水素吸入療法」はいつ人間へ用いられる?
動物実験では有効性が確認された「水素吸入療法」ですが、人間での臨床実験はどうなっているのでしょうか? 「小規模な研究や、吸入後の経過観察などは様々行われていると思うが、国に『医薬』や『保険対象診療』と認めさせ得るレベルでの“有効性・安全性の検証実験”はまだ行われていない。それに今、我々が取り組んでいるところです」と佐野センター長はおっしゃいました。
慶應義塾大学では現在、「心停止後症候群を対象とした臨床実験」を行い、水素の医学的な効果の研究をしているそうです。心停止後症候群とは「心停止状態から蘇生術によって鼓動(血流)が再開する際、大量の活性酸素が発生して組織や酸素を傷つけ、脳や臓器の機能障害が起こる」というもの。これによって、「一命は取り留めたものの、寝たきりになったり、昏睡状態に陥ったりすることがある」のだそうです。
心停止状態で搬入されてきた患者さんの約2割は蘇生するそうですが、「社会復帰できるまで回復する方」となると、そのうちの1割ほどしかいないといいます。しかし、水素ガスを吸入させると「脳機能や心機能、生命予後の改善効果が期待でき、患者さんにこれまで以上の恩恵をもたらせるかもしれない。私たちは今、それを検証する臨床実験を行っています」と佐野センター長はおっしゃいます。
玉川さんは、マネキンを使った臨床実験の再現を見せていただきました。実際に水素の吸入処置が行われるのは、救急外来の集中治療室となります。臨床実験では、「4%の水素を含んだ窒素(ちっそ)ボンベ」と「100%が窒素のボンベ」のどちらかが無作為に選ばれ、酸素と合わせて治療が行われるといいます。「慶應義塾大学病院 救急科 診療科」の本間康一郎(ほんま・こういちろう)副部長は、このようにするのは「主観を排するため」で、「何も分からない状況で研究を進め、最終的に解析をすることで、より正しい結果が導き出される」のだと教えてくださいました。
動物実験では確認されているものの、まだ人間では確かめられていない「水素の吸入効果」。慶應義塾大学が研究している水素吸入療法は、「特殊な機材や技術を必要としないため、臨床現場での普及に期待が寄せられている」そうです。試験は全国のおよそ20の医療機関で行われており、「合計360の症例を集めることが目標」だといいます。
「水素ガスを吸った患者さんの方によりメリットがあった、という結果が出れば、今後は医薬化や保険診療化を視野に入れた治験に移れる。逆に、出なかった場合には『動物実験では有効性が証明されたが、人間に恩恵をもたらすまでの効果はない』ということになる」と語る佐野センター長。「その結論が出るのはいつ頃なのでしょうか?」という問いに、佐野センター長は「3年後をめどに考えているが、現時点ではまだ明言できない段階です」とおっしゃいました。今回の取材を通して玉川さんは「もし動物実験の効果が人間にもあるなら、色々な応用が…」という感想を持ち、将来に希望を抱いたそうです。
「我々の体の中は、ある一定程度の水素ガスで常に飽和されていると考えていいと思います」by佐野元昭センター長
(驚くことに、こういう研究されている方の多くは、ほとんどの方が200未満の意識レベルで残念に思うことが多いのですが、佐野センター長は研究姿勢を反映してか、623pの高いパワーの測定結果が出ました。)
結論として、水素ガスの吸入によって、動物実験では効果があったけれど、人間ではまだ実験の途中で、結果が出ていないということです。
現状は、患者さんが無作為の実験台みたいなところもあるよう、私だったら「4%の水素を含んだ窒素ボンベ」を使ってほしいと思うでしょう。
科学は遠回りしてばかりだが、それが科学というものなのだから。めんどくさくてもしっかりしたエビデンスをとる、それが科学なのですね。
(一方で、普通に行われている処方薬の多剤投与は、エビデンスを取ることは困難と言われていますが、そこは目をつむって、どんどん薬が出されているというダブルスタンダードです。)
それにしても今回の番組、玉川さんも言われていたけど、水素は腸で作られる、ということと、腸から出るおならに含まれる水素の量は、メタンガスや二酸化炭素よりも多いということが、驚きでした。(窒素50%、水素30%、二酸化炭素15%、メタンガスなど5%)
そして水素が腸で作られるという事実に、腸内細菌こそが、やはり体の状態を左右する鍵になるのでは?、ということも再確認できました。
また、腸で発生する水素は、胃・心臓・脳などには行き渡らないということでしたが、還元水素水を飲み始めて、家族の胃の不調が改善したのも、偶然ではないような気がします。(そもそも水素ガスを作り出す腸内細菌の餌になる食物繊維を消化するために、胃が健康でなくてはなりません。)
なお、私どもは、日本トリムの回し者ではないですが、昨今の単純な水素水バッシングには、少々疑問がありましたので、今回、記事にしました。
もちろん、番組で取り上げたのは水素ガスの吸入実験研究であり、飲料としての水素水とは別に考えなければなりません。また、水素水と言っても名前だけの粗悪品や便乗商法が多いことも事実です。
なんでも、良い・悪い、と、一方的に決めつけるのではなく是々非々で、できるなら、一つ一つキネシオロジーテストでチェックしたほうがいいと思います。
ちなみに家で使っている日本トリムの整水器は323Pあります。良心的な会社だと思っています。(おまけにダイソンの掃除機も323Pです)
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それに対して、疑似科学だという人もいる。
我が家では、日頃から、なんでも信じるのも問題だか、何も信じないのも同じ、というスタンスなので、こういうときはキネシオロジーテストの出番となる。
結果として、うちでは、母の病気を機に日本トリムの電解水素水を、すでに10数年以上愛用しています。それは、体が、「イエス」と答えたからです。
事実、当時、家族が逆流性食道炎の症状が出ていたのですが、この水を飲むようになって以来、その症状が消えてしまいました。
特に医療機関にかかったわけでも、薬を服用したわけでもありませんが。
でも、大抵の水素関連のものは、粗悪品のようなものも多く、ほとんどがノーという答えになりますので、使わないほうがいいくらいでしょう。
それはそれとしてですが・・・
水素って、一般的に言って、本当に体にいいのか悪いのか、医学的コンセンサスがあるのかよくわからない、というわけで、8月30日のそもそも総研で、特集が組まれた。
とても興味深い内容でしたので、メモのために。
本日8/30放送「そもそも総研~そもそも 水素って 本当にからだにいいの?」の情報はこちらから。https://t.co/FA1FI60zhh pic.twitter.com/LjLVkDsHOe
— 羽鳥慎一モーニングショー (@morningshow_tv) 2018年8月30日
以下、8月30日テレ朝「モーニングショー/そもそも総研」より。
そもそも 水素って 本当にからだにいいの?
健康に良いと言われる「水素」の効果はどこまで確認されている?
「水素が体に良い」「治療効果がある」といった話題が、医学界では10年ほど前から上っています。しかし「水素のもたらす人体への医学的な効果」というのは、まだ確認できていないのだとか。それは市販されている「水素水」についても同様だといいます。玉川徹さんは今回、“吸入”という方法に限定して「水素の有効性を確認する臨床実験」を行っている「慶應義塾大学 医学部」を訪問し、その詳細を伺いました。お話ししてくださったのは「慶應義塾大学 水素ガス治療開発センター」の佐野元昭(さの・もとあき)センター長です。
佐野センター長によれば、かつて水素は「体に対して何の影響も与えないガス」と思われていて、「体に無害なガスの代表格」とされていたのだといいます。水素というのは、実は私たちの体内でも作られているんだとか。「腸内細菌はコンスタントに水素ガスを生産しており、私たちの体は一定濃度の水素ガスで常に飽和されている」と佐野センター長は教えてくださいました。
ブルーの部分が腸で作られた水素の流れ。
胃、心臓、脳などには行き渡らない。
「体内が常に水素で満たされているのなら、新たに外部から摂取する必要はないのでは?」という玉川さんの問いに、佐野センター長はこう答えました。「腸内細菌が発生させる水素ガスはかなり微量で、影響の及ぶ範囲が限られている。しかし外部から吸入させれば影響範囲は全身に及び、濃度も高まります」。佐野センター長のお話によると、「腸内で作られた水素はほとんどが肝臓・心臓の右心房・肺を通って体外に排出されてしまう」のだとか。そのため胃・心臓・脳などには行き渡らないのですが、外部から吸入させれば「水素濃度の低いところにもプラスの効果をもたらせ得る」のだそうです。
「世界各国で行われている動物実験では、すでに『炎症の抑制』や『血行動態の安定化』などが認められている」という水素吸入療法。中でも高い効果が認められたのが「脳梗塞(のう・こうそく)の縮小」だったといいます。大量発生すると重度の臓器障害を引き起こすという「活性酸素」の増加を水素が抑えることで、最終的には梗塞部分が半分以下まで縮小したというのです。
動物実験で効果の認められた「水素吸入療法」はいつ人間へ用いられる?
動物実験では有効性が確認された「水素吸入療法」ですが、人間での臨床実験はどうなっているのでしょうか? 「小規模な研究や、吸入後の経過観察などは様々行われていると思うが、国に『医薬』や『保険対象診療』と認めさせ得るレベルでの“有効性・安全性の検証実験”はまだ行われていない。それに今、我々が取り組んでいるところです」と佐野センター長はおっしゃいました。
慶應義塾大学では現在、「心停止後症候群を対象とした臨床実験」を行い、水素の医学的な効果の研究をしているそうです。心停止後症候群とは「心停止状態から蘇生術によって鼓動(血流)が再開する際、大量の活性酸素が発生して組織や酸素を傷つけ、脳や臓器の機能障害が起こる」というもの。これによって、「一命は取り留めたものの、寝たきりになったり、昏睡状態に陥ったりすることがある」のだそうです。
心停止状態で搬入されてきた患者さんの約2割は蘇生するそうですが、「社会復帰できるまで回復する方」となると、そのうちの1割ほどしかいないといいます。しかし、水素ガスを吸入させると「脳機能や心機能、生命予後の改善効果が期待でき、患者さんにこれまで以上の恩恵をもたらせるかもしれない。私たちは今、それを検証する臨床実験を行っています」と佐野センター長はおっしゃいます。
玉川さんは、マネキンを使った臨床実験の再現を見せていただきました。実際に水素の吸入処置が行われるのは、救急外来の集中治療室となります。臨床実験では、「4%の水素を含んだ窒素(ちっそ)ボンベ」と「100%が窒素のボンベ」のどちらかが無作為に選ばれ、酸素と合わせて治療が行われるといいます。「慶應義塾大学病院 救急科 診療科」の本間康一郎(ほんま・こういちろう)副部長は、このようにするのは「主観を排するため」で、「何も分からない状況で研究を進め、最終的に解析をすることで、より正しい結果が導き出される」のだと教えてくださいました。
動物実験では確認されているものの、まだ人間では確かめられていない「水素の吸入効果」。慶應義塾大学が研究している水素吸入療法は、「特殊な機材や技術を必要としないため、臨床現場での普及に期待が寄せられている」そうです。試験は全国のおよそ20の医療機関で行われており、「合計360の症例を集めることが目標」だといいます。
「水素ガスを吸った患者さんの方によりメリットがあった、という結果が出れば、今後は医薬化や保険診療化を視野に入れた治験に移れる。逆に、出なかった場合には『動物実験では有効性が証明されたが、人間に恩恵をもたらすまでの効果はない』ということになる」と語る佐野センター長。「その結論が出るのはいつ頃なのでしょうか?」という問いに、佐野センター長は「3年後をめどに考えているが、現時点ではまだ明言できない段階です」とおっしゃいました。今回の取材を通して玉川さんは「もし動物実験の効果が人間にもあるなら、色々な応用が…」という感想を持ち、将来に希望を抱いたそうです。
「我々の体の中は、ある一定程度の水素ガスで常に飽和されていると考えていいと思います」by佐野元昭センター長
(驚くことに、こういう研究されている方の多くは、ほとんどの方が200未満の意識レベルで残念に思うことが多いのですが、佐野センター長は研究姿勢を反映してか、623pの高いパワーの測定結果が出ました。)
結論として、水素ガスの吸入によって、動物実験では効果があったけれど、人間ではまだ実験の途中で、結果が出ていないということです。
現状は、患者さんが無作為の実験台みたいなところもあるよう、私だったら「4%の水素を含んだ窒素ボンベ」を使ってほしいと思うでしょう。
科学は遠回りしてばかりだが、それが科学というものなのだから。めんどくさくてもしっかりしたエビデンスをとる、それが科学なのですね。
(一方で、普通に行われている処方薬の多剤投与は、エビデンスを取ることは困難と言われていますが、そこは目をつむって、どんどん薬が出されているというダブルスタンダードです。)
それにしても今回の番組、玉川さんも言われていたけど、水素は腸で作られる、ということと、腸から出るおならに含まれる水素の量は、メタンガスや二酸化炭素よりも多いということが、驚きでした。(窒素50%、水素30%、二酸化炭素15%、メタンガスなど5%)
そして水素が腸で作られるという事実に、腸内細菌こそが、やはり体の状態を左右する鍵になるのでは?、ということも再確認できました。
また、腸で発生する水素は、胃・心臓・脳などには行き渡らないということでしたが、還元水素水を飲み始めて、家族の胃の不調が改善したのも、偶然ではないような気がします。(そもそも水素ガスを作り出す腸内細菌の餌になる食物繊維を消化するために、胃が健康でなくてはなりません。)
なお、私どもは、日本トリムの回し者ではないですが、昨今の単純な水素水バッシングには、少々疑問がありましたので、今回、記事にしました。
もちろん、番組で取り上げたのは水素ガスの吸入実験研究であり、飲料としての水素水とは別に考えなければなりません。また、水素水と言っても名前だけの粗悪品や便乗商法が多いことも事実です。
なんでも、良い・悪い、と、一方的に決めつけるのではなく是々非々で、できるなら、一つ一つキネシオロジーテストでチェックしたほうがいいと思います。
ちなみに家で使っている日本トリムの整水器は323Pあります。良心的な会社だと思っています。(おまけにダイソンの掃除機も323Pです)
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