虹色オリハルコン

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どちらを選ぶかは自分次第

思いは、さざ波のように広がる タイガーマスクとオバマ大統領

2011年01月16日 | パワーかフォースか
タイガーマスク運動。
今、現在もどんどん広がっている感じ。

いいですよねえ~この運動。うれしいし、楽しいから。
伊達直人の他にも、矢吹ジョー、星飛雄馬、肝っ玉母さん、桃太郎とか・・・人それぞれのヒーロー・ヒロインの名前をかたってるんですよね。仙台では伊達正宗で、伊達直子さんもいたっけな。
実名で出した方がいいという人もいるけれど、匿名だからこそ広がっていったんだと思います。くすっと笑ったりしながら、自分にもできそうだなって。

一人の人が投げた思いは、さざ波のように広がってゆきます。

大人になって、ここまでくるまでに、人それぞれ、いろんなことがあったでしょう。
喜び悲しみ、傷つけられたり傷つけたり、誰かに助けられたことも、やさしい言葉をかけてもらったことも。きれい事だけの人生じゃないから、みっともないことも、情けないこともいっぱいあったかもしれない。

バブルの時なんか、世の中は浮かれていたけれど、時代に対して、どんだけ怒っていたかわかりゃしない私でしたよ。もう一度、バブル時代の景気よ来い来いと待ってる人もいたけれど、私なんぞはバブルな時代なんか2度と来るなと呪ってましたっけ・・・(滝汗)

それがね、なんだかね~、ここへきて、「ゲゲゲの女房」じゃないですけど、日本人があったかい心を思い出しているような気がするの、私だけでしょうか。その波に乗って、善意のまねごとでもできたら、ちょっこし、うれしいじゃないですか。
子どもの時、どんな人になりたかったかな、誰にあこがれていたかなって考えるのもね(笑)


  


思いはさざ波のように、広がってゆく・・・良いことも悪いことも。

タイガーマスク運動は、とてもいいと思うけど、時には、ネガティブな思いも、何度も何度も繰り返されれば、同様に、同じ波長をもつ人に受け取られてしまいます。

アメリカでは、民主党下院議員への銃乱射殺人事件の犯人が、共和党のサラ・ペイリン氏の過激な民主党批判に影響を受けたのではないかと、議論の矢面に。

犠牲者の期待に応える国を アリゾナ乱射追悼でオバマ大統領が演説(gooニュース) - goo ニュース

政治的な意見対立を過激で暴力的な言葉遣いで煽る近年の風潮が「精神的に不安定な人たちにどういう影響を与えるかもっと考えて欲しい」と地元警察幹部が記者会見で批判
また、2012年大統領選への出馬が取りざたされるサラ・ペイリン前アラスカ州知事がかつてギフォーズ議員をはじめ対立陣営の政治家たちの選挙区に銃の照準にも見える印をつけた地図をウエブサイトに掲載していたことなどが、インターネットやマスコミに大きく取り上げられるなど、近年のアメリカの攻撃的な政治議論の風潮と、今回の事件との関係性がさかんに議論されている。



彼女は、わかりやすいフォースの領域にはまり込んでしまった人だと、日ごろから思っていました。
公共の場で発言する影響力のある人が、過激で暴力的な言葉遣いをするのは、人々を分断し怒りや敵対心をあおるだけで、負の連鎖になるばかりです。
そんなことは厳に慎むべきだし、それを面白がって何度も報道するアメリカの一部のマスコミもいかがなものかと思っていました。テレビの影響力は、自分が思った以上に量り知れないことを、放送している人たちがどれだけ自覚されているのか・・・。(日本でも似たようなことは、ありますけれどね)



(写真:トムソンライター)


しかしながら、これに対してオバマ大統領は、ペイリン氏への個人的な批判はしなかった。もしこれが、彼女や彼女を支持する人たちだったら、どれだけ攻撃的・暴力的な言葉で、怒りをあおっていたことやら。
やっぱり彼がパワーの人だと思わせる内容で、私はうなってしまいました。
以下、青字はニュースの日本語訳抜粋ですが、読んでください、もう、パワー全開ですけんね。

  

「議論がこれほどまでに鋭く対立している今、世界のあらゆる諸悪は自分たちと意見の異なる連中の責任だ と言いたくて仕方がないというこの状況にあって、相手を傷つけるのではなく、傷を癒す話し方をしているか、今一度確認することが大事です」

「この事件を機に行う議論が、失った人々の犠牲に報いるものであるようにしよう。この人たちを失ったことを機に、私たちは自分たちの生活をもっと良くするよう努力すべきだし、政治対話はもっと礼節あるものにしていかなくては」

「犠牲になった人たちが誇らしく思ってくれるよう、私たちが課題に応えていくには、礼節ある公の対話を重ねていくしかないのです。(中略)犠牲になった人たちは社会に奉仕する人たちでした。彼らの奉仕にふさわしくありたいから、私たちは礼節をもって行動すべきなのです」

「私たちは世界の全ての悪を止めることはできないかもしれない。けれども自分たちが他人にどういう態度を取るかは、すべて自分次第だ。私たちはきわめて不完全な存在だけれども、真っ当で善良なものをたくさんもっていると信じています。私たちを分断する力は、私たちを結びつける力ほど強くないことも信じています」



繰り返しになるけれど、重ねて書きます。

相手を傷つけるのではなく、傷を癒す話し方をしているか

犠牲になった人たちが誇らしく思ってくれるよう、私たちが課題に応えていくには、礼節ある公の対話を重ねていくしかないのです

私たちは世界の全ての悪を止めることはできないかもしれない。けれども自分たちが他人にどういう態度を取るかは、すべて自分次第だ。

私たちはきわめて不完全な存在だけれども、真っ当で善良なものをたくさんもっていると信じています。私たちを分断する力は、私たちを結びつける力ほど強くないことも信じています


やっぱりフォースはパワーには勝てないな、と思いました。

なお、犠牲になった人の中に9歳の少女がいたのですが、彼女の誕生日は、なんと、2001年9月11日。
この、数字の偶然は、偶然だけど、偶然ではないと思います。彼女の今生の人生は短かかったけれど、大きな役割を持って生まれた少女であったのだと思います。
大統領は少女についてこのように述べました。

  

大統領は最後に、犠牲者のひとりで、同時多発テロが起きた2001年9月11日に生まれた9歳のクリスティーナ・テイラー・グリーンさんについて、「この少女は、この国の民主主義に気づき始めたばかりでした。市民としての義務を理解しはじめたばかりでした。いつの日か自分も、自分の国の未来を形作る役割を担うことがあるかもしれないと、気づき始めたばかりでした。彼女は学校の生徒会に選ばれ、社会奉仕はわくわくする楽しい物だと思っていた。彼女は、地元の下院議員に会いに行ったのです。自分のお手本に なってくれる、良い人、偉い人のはずだと思って。彼女はこうした全てを子供のまなざしで見つめていた。私たち大人がついつい受け流してしまうシニシズムや罵詈雑言などに、目を曇らされることなく」と紹介。

そして感情を込めた語調で、「私はこの国の民主主義が、クリスティーナが思ったと同じくらい良いものであってほしい! 私はアメリカが、彼女が思ったくらい良いものであってほしい! 子供たちの期待にこの国が応えられるよう、私たちは出来る限りのことをするべきなのです!」と強く訴えた。

オバマ大統領の心が、さざ波のように世界中に広がってゆくでしょう。


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