一日目の続きです。
朝6時からの朝食を済ませて、夏沢峠へと登り始めます。
暑くもなく寒くもなく
出発時に来ていたダウンジャケットは、すぐに不要になりました。
朝がこれでは、日中は 暑くなりそうです。
夏沢峠の清々しい朝
この夏沢峠を境に、南側は南八ヶ岳、北側は北八ヶ岳と呼ばれていて
私たちは、昨日は北八ヶ岳の根石岳に登り、今日は南八ヶ岳の端へ。
樹林帯の途中の崩壊地から振り返ると
浅間山が 大きい
噴煙は見えませんね。
特異な山容の荒船山と
奥は 上越県境の峰々でしょうか。
登るにつれて
箕冠山の陰に隠れていた天狗岳は 段々とそれらしい山容になり
ニュウも見えるようになりました。
西側の峰の松目のはるか向こうに
中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳
車山のレーダードームの奥に美ヶ原、さらに、槍穂から後立山の峰々
少し登っては 眺めを楽しみ、また進んでいきます。
トウヤクリンドウがあちこちに。
ウメバチソウやオトギリソウが少しだけ
トウヤクリンドウ / ウメバチソウ / 多花弁のオトギリソウ
実もいろいろ
コメバツガザクラ / ツガザクラ / イワウメ / コケモモ
今日は登ってきましたが
ここを下るのも 爽快なんです。
山頂付近が見えてくると
爆裂火口が見え始めます。
パノラマだとこんな感じ。
山頂標のある場所へ登りついたら、あの上へ行ってみます。
そして、広い広い 河原のような 硫黄岳山頂に到着
オーレン小屋からは CT 1時間20分。短時間で登れる 2760 m峰です。
南側の横岳、赤岳、阿弥陀岳をパチリ。中岳の後ろに権現岳も見えてます。
奥は 南アルプス。甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳がバッチリと。
火口の縁を回り込んでいくと 国土地理院の三角点があるはずですが
途中で通行止めになっています。
東に歩いてきたことで、少しだけ姿を変えた 南八ヶ岳の核心部
硫黄岳山荘から横岳へと登っていく道がよく見えます。
あの道を辿ったのは もう12年も前のこと
なでしこジャパンが ワールドカップを制した その日でした。
お花の咲くころに もう一度来れたらいいな・・。
爆裂火口を見ながら戻りましょう。
山頂部の人影がだいぶ増えてきました。
ところで、ここは 一般的に「爆裂火口」と呼ばれてはいますが
wiki によると
「爆裂火口である証拠はなく、山体崩壊によって形成された地形」だそうです。
だとしても 荒々しいことに変わりはないですが。
山頂標と 山頂部にある御料局三角点
広い山頂部をあちこち動き回り、少し休憩してから
赤岩ノ頭へと下っていきます。
見えると 自然に目がいってしまいますね。
穂高から槍ヶ岳が朝よりもクッキリと。
赤岩ノ頭から見上げる 硫黄岳の空は ひときわ濃いブルーで
これはまだ夏山といってもいいのかな
赤岩ノ頭から 樹林帯を下ってオーレン小屋へ。
そして、またテクテクと桜平へと下りました。
↓ オーレン小屋の食事と小屋付近のトリカブト、セリバオウレンの実
山では 秋が始まりました。
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今回の行程とメモ
一日目 茅野駅-(タクシー)-桜平-オーレン小屋-根石岳-夏沢峠-オーレン小屋
二日目 オーレン小屋-夏沢峠-硫黄岳-赤岩ノ頭-オーレン小屋-桜平-(タクシー)-茅野駅
★オーレン小屋 一泊二食付き 12,000円
★茅野駅~桜平のタクシー 約1時間 料金は 10,000円ほど
硫黄岳は横目で見れば良いかな?と思ってたのですが、はやり行ってみたくなりました。
何処かで計画しなきゃ。。。
天狗岳は楽に登れて展望も良くて、嬉しい山です。
唐沢鉱泉からも登りましたが、オーレン小屋からだと
根石山荘あたりの雰囲気がいいですね。
硫黄岳も是非! 広い山頂で赤岳を見ながらのんびりできますよ。
我が家からは車なら日帰りできるため、今回が4回目でした。
オーレン小屋から硫黄岳山頂まで、懐かしく肺炎させてもらいました(*^^*)
また登ってみたくなりました
書かれているとおり、硫黄岳は手軽に登れてアルペン気分が味わえる格好の山と思います。数えたら8回も登ってました(八ヶ岳のピークで最多)
花たちの主役はトウヤクリンドウ? 結構な存在感ですね👍
自慢話で恐縮ですが、峰の松目に登ったことあります?
15年くらい前に、誰もいないだろうと登ってみたら、複数の登山者がいて驚きました。山頂自体は、展望なく地味でしたが。
両日ともお天気でよかったですね。
山友さん(^^ゞもしっかり爆裂火口(山体崩壊なのね)が観察できて
満足だったことでしょう。
一緒に行ってくださって私からもありがとうです。
一日目の往路で時間を食ってしまったのがいかにも二人らしくて
思わず笑ってしまいました。
またよろしくお願いしますね(なんのこっちゃ)(^^)/
八ケ岳を楽しまれたようですね。
根石岳、硫黄岳、どちらも良い山ですね。
オーレン小屋は今も変わらずに桜鍋なのですね。
どうも自分は足早に通り過ぎることが多いのとガスで見えないことも多くて、硫黄岳であまりのんびりしたことがないのですが、天気の良い日はゆっくりするのも良さそうですね。
オーレン小屋から硫黄岳に登られたことがあるんですね。
眺望が良くて開放的なので、今回もつい長居をしてしまいました。
お天気ママさんも折を見てまたお出かけくださいね。
なんと、8回もですか。。それはびっくりですが
それだけ気持ちのいい山っていうことですよね~。
お花は今はもうトウヤクリンドウだけと言ってもいいくらいです。たくさんありました。
それから峰ノ松目ですが、今回は短時間の周回だったので寄る案もあったのですが
眺望がないということで、結局実現しませんでした。
計画は7月のうちにできていたのに、今になってようやく実現できました。
でも、伸ばしたおかげでお天気の日に登れてよかったです。
初日はね、嬉しいものを見つけたために、二人して時間を忘れてしまったんですが
きっとpalletさんの想像どおりですよ。そんな調子で歩いてきました。
オーレン小屋は桜鍋でした。
でも、以前のようにグループごとの鍋ではなくて、おひとり様用になっていました。
たれは相変わらず濃かったです。
速くも長くも歩けなくなった私にはちょうど良い山ですが
リブルさんならここでのんびりするよりも、ずんずん進んでもっと高いところへですね。
そろそろ小屋泊もいいですかね。
オーレン小屋の食事、おしゃれですね。
遠出はエネルギーいります。(^^;)
nousagiさんは、最近はバリなどの玄人ルートが多いですよね。
ときどきはこんな あっけらかんとしたお山もいいかもしれませんね。
一人用の桜鍋が出てきたときには、私もびっくりでした。
きっとコロナがきっかけですね。
朝食はミニトマトが食べ放題だったので、欲張ってしまいました~