某所へ向かって車を走らせていた 土曜日の 午前10時半ごろのこと
「明日から 中村新道を歩きに行くけど、よかったらご一緒しませんか。」
ゆきさんからの電話に
「あら~ それはそれは。 すぐに家に戻って段取りしてみますね。」
翌25日の日曜日、ゆきさん palletさんと3人で上高地に入り
梓川沿いに 横尾山荘までやってきました。
ちなみに、中村新道とは 大滝山と 徳本峠を結ぶ道
北八つを思わせる 針葉樹林帯が続き、眺望は乏しいとか
その渋いトレイルは 三日目に歩く予定で
二日目の明日は
横尾から蝶ヶ岳に登り、大滝山の鞍部に建つ 大滝山荘を目指します。
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翌 26日の明け方
横尾山荘前から望む 前穂高岳が 赤く焼けました。
今日は いいお天気になりそうです。
蝶ヶ岳への登山道に入ると
稜線に出るまでは 標高差1000m、CT 3時間20分の
針葉樹林帯の急登が始まります。
約35分で槍見台に到着すると槍様はすっきりと かっこよく
左肩には 山小屋が見えています。
さらに 50分ほど登ると、また眺望が得られます。
標示は 見つけられなかったけれど
ここが 「なんちゃって槍見台」 と言われている場所でしょうか。
1時間ごとに休憩を取り、大汗をかきながら登っていきます。
今年は 天狗岳を日帰りしただけ
きつい山には登っていないので、高山は やっぱり息苦しい
コガネイチゴ/ゴゼンタチバナ
樹林帯に 咲いているのは、アキノキリンソウとカニコウモリ
他には、ギンリョウソウ、シャクジョウソウ、キノコ類と 赤い実
高度があがると、イチヤクソウが咲き残っていました。
時折 チラッと見える 穂高の山並みは、青空にスッキリクッキリだけれど
見上げる 蝶ヶ岳方面には もう 雲が多くなってきていて
気は急くけれど、足はなかなか進まない
おまけに、この場面で コフタバランが登場するなんて、なんて 間の悪い事
今年はお初だもの、素通りはできないなぁ。。。
コバノイチヤクソウ / コフタバラン(クリックで別の画像が出ます)
樹林帯での最後の休憩は もうちょっと我慢することにして
ようやくハイマツ帯に出ると
わ~い 嬉しいな。。 間に合った~
(パノラマ撮影のため、歪んでいます)
とりあえずここで 撮影タイム
ゆきさん、palletさんと歩いた 吊り尾根が見えてますね
奥穂高岳の山頂では、二回ともガスガスだったっけ
今日みたいな日に登れたら 良かった・・・。
梓川の先は、六百山かな
西岳から槍ヶ岳へと続く 凸凹の東鎌尾根
もう一度 あの稜線を歩いてみようかと、ついこの間まで思っていたけれど
やっぱり もう 無理かな
写真を撮ったり うっとりと眺め入ったりしているうちに
ショータイムは 突然 終わり
またたく間に ガスのカーテンが閉じられてしまいました。
横尾分岐
時間があったら 蝶槍へも寄り道しようと話していたけれど、これではね~
三人とも行ったことがあるので、ここは当然パス
あの眺望に 間に合っただけでも ラッキーだったね などと 言い合って
蝶ヶ岳へと向かいます。
コケモモ / イワツメクサ
もしかして、蝶ヶ岳ヒュッテに到着したのかな。
蝶ヶ岳ヒュッテで 大滝山荘の様子を聞くと
小屋番さんは 登山道の倒木処理に出かけていて
2時にならないと 小屋には入れないとのこと
ということで、ガスガスだけど ここで しばらく休憩ね。
ホシガラス
それから ほんの数分後
あれ 明るくなったかなぁ。。 と思ったら
ガスが急に晴れてきて
蝶ヶ岳のなだらかな山頂も 見えてます。
今日は、私たち とても ついてましたね。
ハイマツ帯に出るのが あと5分遅かったら
ガスガスだからと ヒュッテを素通りしていたら
な~んにも見えないままの、修行の山行になるところでした。
さて、そろそろ大滝山へ向かいましょうか。
*************************** (2) へ 続きます *****
今回の行程
25日 最寄駅-松本駅-新島々駅-上高地BT-横尾山荘(泊)
26日 横尾-蝶ヶ岳-大滝山北峰-大滝山荘(泊)
27日 大滝山荘-南峰-大滝槍見台-徳本峠-明神-BT-松本駅-帰宅
でも、9時40分でお終いって、早すぎですよね~。
カンカン照りもつらいですが、眺望がないのはもっとイヤです。
この夏はお天気が悪くて、修行だけして帰った人がたくさんいたと
大滝山荘の小屋番さんが言ってました。
ガスガスがあって、見えたり見えなかったり
喜んだりガッカリしたり、(笑)
それでなおさら青空くっきりが
嬉しいですね。
この高さなら、多分足手まといにならないかなと思ったのですが
さて、どうだったでしょうね。
大滝山はやっぱり気になりますよね。
樹林帯、ときどき草原、最後はハイマツ帯と、おだやかで変化のある道でした。
私も次に蝶ヶ岳に登るときには大滝山も、と思っていたところだったので
今回はちょうど良かったです。
時期がよけれは、お花も楽しめますよ。
sanpoさんは、キャンプでしたか。3家族がそろうと、にぎやかで楽しそうですね~。
山より疲れるって、よくわかります。でもきっと、幸せな時間が過ごせたことでしょうね。
実は、我が家はこの週は別の山を計画していたのですが
お天気やら諸事情あって、とりやめにしたところだったので
ちょうどいいタイミングで誘ってもらって、ホイホイ出かけてきました。
蝶ヶ岳からの眺望は格別ですね。ハイになります。
大滝山へのトレイルは、変化があって私好みでした。
お花はもう少し早いほうがよかったかなと思いますが、楽しめました~。
山行計画は以前から聞いていましたし、大滝山にも興味があったんです。
ちょうどこの3日間(前日も)はフリーだったので、ついね。
おかげでいい山歩きができて、山友さんに感謝です。
以前、蝶ヶ岳から常念岳まで縦走した時には、それはそれは素晴らしいお天気でしたが
だからといって、今回は何も見えなくても我慢できるというものではないです。
短い時間でも、あの眺望が得られて、ホント嬉しかった~
高度は、2700mくらいから頭痛がすることがあります。
今回のお二人と前穂から奥穂をご一緒したときには、夏山診療所のお世話になりました。
スカイツリーは、何度でもOKですけど
それはそれは楽しかったことでしょうね~
あの真緑の単調な登りの中からコフタバランを見つけられるはなねこさん、さすがです。
蝶ヶ岳登ってから大滝山荘まで行かれたんですか!
すごーーい。
蝶ヶ岳へ行く度に気になっていた大滝山荘へのトレイル。
続きも楽しみです♪
ごめんなさい。
先週末はお天気も良かったので、素敵な夏山になりましたね♪
稜線に出て、振り返り見る素晴らしい槍・穂高の峰々には感動ですよね。
蝶ヶ岳は大好きな山なので、写真見るだけでも嬉しくなります。
大滝山への鞍部には花も多くて楽しかったでしょう。
中村新道レポも楽しみにしていますね。
おサルさんの軍団に遭わなかったかな?
私はその頃、子供達3家族と集合して夏休みキャンプで怒濤の土日でした。
お天気も良く、あれこれ楽しく大笑いでしたけど、月曜日は半日死んでいました。(笑)
山より疲れる!
よかったですね。蝶が岳で、長い時間ではなくとも穂高、槍ヶ岳への眺望が開けて。 おっしゃる通り、我々は僧侶じゃないですから「修行の山行」は避けたいですよね(笑)。
私は高所恐怖症ですが、はなねこさんは高度が苦手なのですか。山小屋で連泊して体を慣らすとかは。私はスカイツリーに上って、展望台から一日中、下を眺めて鍛えて・・いまセン。