花が咲いている期間は10日位と短くて、やがて葉のみと成って枯れて
翌年の春迄は地上から姿を消してしまい、球根の状態で休眠する為に
地上に姿を見せている期間は、凡そ1ヶ月位ととても短い処から
「春の儚い植物」と云った意味を持つ、「春の妖精」と云われている
代表的な植物には、ユリ科カタクリ属の多年草である「カタクリ」が有って
3月に成ると、爺やはこの「カタクリ」の開花時期が気に成っていましたので
3月15日にWebで花の咲き具合を確認すると、花が咲き始めているとの記事を見て
晴れの天候に恵まれた3月28日に、「カタクリ」の自生地を訪れると
蕾の姿も少し見られましたが、沢山の「カタクリ」の花が綺麗に咲いていて
「カタクリ」の開花が例年より少し早いので、花を観に訪れている人も少なくて
ほぼ爺やの独占状態で花を写す事が出来、花を写した後にこの花の蜜を求めて
チョウ目アゲハチョウ科の蝶の仲間で、春に姿を現す「ギフチョウ」の姿を
探しましたが、残念ながら訪れた時には自生地で見る事が出来ませんでした
「カタクリ」は8年間程土の中で生長を続け、その間は花を咲かせない片葉の状態が続き
8年経過後の3月頃にやっと2枚の葉を出して、4月の初め頃に成ると
茎の先に1輪づつ下向きに淡い紅紫色の花を咲かせ、花被片は6枚から成り
太陽の陽が当たって開花すると、花被片は後ろ側へ向かって強く反り返りますが
反り返るのは日中の陽射しが有る時だけで、陽が沈む夕方には傘の様に閉じてしまい
そして花被片のつけ根の内側部分には、W字形をした濃い紫色の斑が入っており
そして地中深くに出来る球根には、良質の「デンプン」が含まれていますので
昔は粉に精製して「片栗粉」が作られていましたが、現在では「ジャガイモ」や
「サツマイモ」から精製された「片栗粉」が多く成っていると云われています
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