山に魅せられて

山に魅せられ数十年のシニア女子。
日本百名山達成は通過点、今日も山へまいります。
一押し記事は、雲の平、高天ヶ原。

八海山 登山 3/3 八ツ峰縦走、迂回路も絶壁トラバース

2015-11-15 | 上信越
さあ、いよいよ、八ツ峰縦走の始まりです。

千本檜小屋で早めの昼食後、まずは、一番手前の地蔵岳へ。

八海山登山1/3
八海山登山2/3

小屋から少し先で、迂回路を右に分け‥鎖場を行き‥思いの外、簡単に地蔵岳。



山頂からの展望良くて、しばしうっとり。「集合写真撮りま~す」と促され
慌ててそちらへ。

よく見れば周りは絶壁。頂上はそう広くもない。
これからの長い縦走思って、緊張が走り体がシャキッとしました。

あちらにお地蔵様。里の方を見ておわします。
安全を祈願して、さあ、行こう。あれ、みんなは何処?

撮っている間に置いて行かれちゃった(゜∇^*) テヘ♪




2峰は不動岳
平らに見える頂が不動岳。山頂に2、3人いらっしゃることが分かります。
後ろのポッコリ山は、七曜岳かしら。



写真が撮れなかったので、9年前の写真を使わせていただきました。
カメラ設定がいつの間にか変わってしまっていたことに気付かず、
出来栄えのさっぱりしない写真で恐縮ではございますが(;´▽`A``

そして不動岳山頂




上の写真(9年前の山頂)にもこの標識がありました(^^)。


大日岳からは迂回路をもどりましたが、迂回路も上級レベル。
鎖、細いトラバースなどありまして、こちらも緊張しました。





そうして、不動岳の下りがすごい!!
一旦下って、真向いの岩山へ登り返すのですが…



ほぼ垂直の下りで、下が見えません。



9年前の写真から地蔵岳の下り。





鎖の順を待つ間、紅葉が美し~~いと、対岸を眺めておりましたが、
次に、ここを(白色の点線で表示)歩くことになろうとは‥
絶壁のあそこは、道だったのね

実際歩いてみると、道が谷側(左側)に傾斜しており、
体が斜めになってしまうのを防ぎながら、かつ、内心の不安を抑えながらの
通過でした。

それでも、樹木で下(谷側)が見えなかったのは幸いでした



八ツ峰縦走は下ったら登り返すを繰り返して進みます


そうして、岩場のトラバース道を鎖を掴みながら通過の「七曜岳」。
ここは、とても怖かったので、写真は撮れず。七曜岳を下って、上って白河岳

白河岳から七曜岳を振り返ると、鎖が垂直に垂れ下がっている!! 
やっぱりね、急だったもん。



白河岳山頂。ここまでで、半分の4つの峰を来ました。
残るは、釈迦岳・魔利支天岳・剣ヶ峰・大日岳なのですが‥。



白河岳を下って‥



次は釈迦ヶ岳ですが、どこが山頂か分からないままに、摩利支天岳を登って‥


下って‥




剣ヶ峰も“(・・ *) (*  ̄ ̄)” ドコドコ で、通過。



そうして八ツ峰八番目の大日岳

頂上直下のほとんど垂直の、梯子に長い鎖の岩場。
小柄なワタクシ、梯子の次の岩場の足場が遠くて体を持ち上げられず、
苦戦しました。((^┰^))ゞ テヘヘ。9年前は一度で登れたのに

現場写真は、2006年8月19日。初めての八海山で。




12:32 大日岳山頂 



上から見るとすごいけど‥


大日岳を下る
初めの取り付きが楽なのと、9年前の記憶が大日岳では、はっきりと蘇り
途中から右による(画面では左による)と覚えていたので、落ち着いていました。



今度は直下から。
写真ではうまく表現できていないけれど、やっぱり、すごい迫力よ。


此方は9年前。少し離れたところから。






そうして、最後のピーク





登りは、まあまあ楽でしたが、下りの上部には困りました。



岩肌が大きな穴状ににえぐれていて、
つまり、オーバーハングしているような状態で、足場を見つけにくく、
今回一番のプチ懸垂下降でクリアできました。

そうしたら、日ごろ意識して鍛えていなかった背中、肩、上腕は
筋肉痛になってしまいまして






迂回路へ

迂回路分岐は、最後のピークを越えた先にあります。



迂回路分岐からアルミの梯子を後ろ向きに下って、迂回路に入りました。
梯子の段が折れていたり、曲がっているところがあるので要注意です。



長い梯子が終わっても、まだ、続くの?ってくらい下って、
ようやく左が開けたトラバース道になります。

これまで、何度も書いていますが、本当に危険なところが多く、
そのようなところほど写真を撮る余裕がなくて、
画像でお示しできず申し訳ありません。

登山靴の片足幅ほどのトラバース道、そんなところなのに掴まるところもなくて
頭にかかる木の枝を掴んで、進んだり、

断崖絶壁を鎖を掴んでへつる様な道、そう、ここは↓まだ、広い方です。


こんなところで、何しているの?、止まっているの?って、
見ている此方の方が怖かったです(苦笑)




この岩が見えてくるともうすぐ迂回路終わり、八ツ峰ルートに合流のサインです。




わざと男性言葉で「ついたぞー」って右手を振り上げ後ろの仲間に叫んだら、
明るい声が返ってきました。

スリリングなルートの連続だったから、すっと力が抜けた柔らかい笑顔です。








14:07 千本檜小屋に到着
小屋さんに100円で預かっていただいていたザックに、
ミニザックをそのまま入れました。カメラも。

そうして、16:20の最後のロープウエイに間に合うように急ぎます。




ここまで来たら、仲間が「hanasakuさん撮りなよ。」って。
「カメラをザックに付け替える時間がないので、しまいました」って答えたら

「此処を撮らないってことはないよ」と勧めて下さって‥急遽取出しパチリ。


八海山、また、お会いできる日まで、さようなら。
好いお山でした。 と、ご挨拶。


そうして、再びカメラをしまい。これ以降は下りに集中。写真はありません。

最終ロープウエイには、頃好い時間に到着。無事乗車いたしました。



これで、『八海山八ツ峰縦走』はお終いです。
ここまで、お読みいただきましてありがとうございました。



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8 コメント

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転落すれば助かりません ^^; (はなねこ)
2015-11-15 09:01:50
こんにちは
先日はコメントをありがとうございました。

紅葉と岩峰の眺めが見事ですね。
八ツ峰は一度だけ行ったことがありますが
大日岳の先が通行止めになっていたので、最後のピークは登りませんでした。
ここの迂回路は怖そうですね。
ひとりだったら歩きたくないです。
帰りの千本檜小屋からの眺めは、さぞ感慨深かったことでしょうね。
いい山行でしたね。
楽しませていただきました。
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こんにちは (バボ)
2015-11-15 15:02:26
すごく楽しそうなルートですね~!!
大人アスレチックって感じで…(^^)
明くる日に心地良い筋肉痛が待っていそうです。^^;
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Unknown (SHOU)
2015-11-15 17:45:36
見た目はとっても綺麗ですね~♪
そこに人影が入ると、足が竦んでしまいます。
よくぞご無事で~~~
お帰りなさい~~(*´з`)
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Unknown (はなねこさま)
2015-11-16 20:39:36
はい、9年前、私も最後のピークまで行かず
大日岳の近くから迂回路に入りました。

で、今回は不思議で不思議で記憶違い?なのかしら、
どうまとめたら良いかしらと、、投稿までに時間がかかりました。

そうしましたら、9年前の記録写真の中に、
大日岳近くから下っている、登山者さんが2人が
映りこんでいました。

そして、ネットでも調べてみましたら、
「大日岳近くから入る迂回路が崩れて・・」
という文字が目に留まったのです。

それで、最後のピークを越えた先に新しい迂回路が設けられたと
自分なりに理解しました。

そうして、、新しい場所に設けられた迂回路の危険度レベルも
上がってしまったのではないかと。

はい、あの位置からの八海山いいですよね。
一番後ろには、入道岳(もっとも標高の高い八海山)も、入っていますから。

緊張しっぱなしで、精神的に疲れましたが
終わってみれば、なかなか面白い山行でした(^^)
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Unknown (バボさま)
2015-11-16 20:55:30
大人アスレチックとはΣ(^∇^;)えええええ~、
私は、やっとでしたよ

やっぱりバボさんはレベルが違いますね≧(´▽`)≦アハハハ

はい、この筋肉痛は充実感に満ちた
心地よい宝物でした。。
もう、二度とは味わえないでしょう。

もし、また、八海山に行けたとしたら、
今度は観光で、地蔵岳までとして、
宿で八海山を呑むことにしようかな。

長男が「、お母さん何時まで山に登るの!!」と
ブレーキをかけるのです(苦笑)





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Unknown (SHOUさま)
2015-11-16 21:17:10
はい、ただいま~ です。
ありがとうでございます。

今は、無事に下山をして、ブログも書けて
へらへら笑っておりますが、実は、大変に緊張しました。

それは、仲間も同じようで、何時ものように、
話しが弾むこともなく、鎖の順を静かに待っていました。

そこから、お互いに勇気や覇気をいただいて
集中し、慎重な上り下りができたのだと思います。

はい、写真も紅葉が映えて美しく撮れています。
そうは言っても、余裕がなかったようで、
見ているのは近場ばかり。

改めて、撮った写真から山を同定しようとしたら
もう少しのところで、入っていなかったり、
切れちゃったり、平常ではなかったようです。
(゜∇^*) テヘ♪








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拝見させて頂きました (tkhs)
2015-11-20 19:25:11
行けるとは思いません、見てため息をついています、再度見直します。
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Unknown (tkhsさま)
2015-11-21 21:44:24
こんばんは。

ご覧いただき、コメントまで書いていただいて
ありがとうございます。

ため息!?
確かに、緊張の連続でしたから、自分でさえそうなのですから・・
すみません・・。

それでも、大丈夫と思えたから、行って参りました。
もし、剱岳を誘われたら、1度でたくさん。
もう、あんな怖いところには2度と行きたくはありません。

つまり、自分の身の丈を知っていますから
大丈夫ですよ。


で、自分もそうなのですが、あそこを登っていらっしゃる方の
ほとんどが、ヘルメットを使用していないのですよね。
このことについては反省をしています。
では、また(^^)
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