▲山本山山頂に咲いていたチョウジザクラ
春の小千谷を訪ねるのは2018年以来らしい。
翌年2019年のGWは平成から令和への切り替わりの花火を撮影に行ってたし、2020年春はまだ松葉杖ついていたし、2021年はコロナ禍で安易に実家に帰るわけに行けなかった&春が早すぎて合わなかったという感じで…。
ここ数年の小千谷界隈の春の速さを勘案して、今年は以前より2週間早く出かけることにした。実家には基礎疾患でワクチンを打てない人がいる分、こっちはちゃんと3回目のワクチンを打っての帰省となる。
帰省タイミングは、バッチリだった。
桜はほぼ終わりだったけれど、それは目的ではないので、気にならない。山野草の方が好き。
とりあえず、初日は、小さな花園へ。だいぶ前から観察している場所だが、自分以外の人とココであったことがない。農地に隣接しているから、その所有者の土地なんだろうが、別に山菜が出ているわけではなく、整備もされていない場所に無造作に春の花が咲いている。
初めてここを見つけた時は、決して恵まれた環境でもないのに、毎年キチンと春の花を咲かせる実にけなげな場所だ。
▲コシノコバイモ
▲エンレイソウ
▲コシノチャルメルソウ
▲トキワイカリソウ
カタクリやキクザキイチゲも見られたが、ちょっと花の時期を過ぎていたので撮影はしなかった。
今回、何を血迷ったのか、小学生の姪っ子が一緒に行くと言い出して付いてきた。決して子供には面白い場所ではないが、珍しさだけでついてきてしまった。日頃親の車で移動しているので、隣の町内へのちょっとしたハイキングでも結構疲れた模様。
翌日は、山本山へ。
ただ、3月の皮膚炎症の影響であまり歩きすぎないようにとのお達しが医師から出ており、片道を実家の車で送ってもらうつもりで出かけた。
そしたら、いきなり山の道路の通行が週明けからという事実にぶち当たり、ゲートの手前で車を降りることに。結局往復徒歩での山登りである。
だが、実は車で通ってもだれも何も言われなかったらしく、車は普通に山頂に向かっていた
▲オオバキスミレ
▲カタクリ。葉っぱに茶系の斑紋が入るタイプ。模様が入らない緑々したカタクリはないわけではないが、この辺りでは少ない
▲こちらは白系斑紋が入るカタクリ。ちょうどギフチョウが吸蜜していた。
▲同じように見えるカタクリだが、花弁の色やしべのサイズなどでいろんな情報が見て取れる。
▲キクザキイチゲ(うっすらブルー)。前日の場所もキクザキイチゲが咲く場所なのだが、そちらの花が早くイマイチだった。山本山の方が丁度見ごろだった。
▲しっかり青みが出ているキクザキイチゲ。
▲ショウジョウバカマ
▲コブシの花。この時期に2番目にでかい花。この辺りで一番でかいのは朴の花。
そして今年もまた春蘭を見つけることができた。野生の日本蘭である。この界隈では食べることもあるのだが(たまに野菜として売っていたりする)、見つけられずに、採取されずに、来年以降も咲き続けて欲しい。
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