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2021年あけまして花火初めは初もてぎで小幡マジック

2021-01-04 01:19:00 | 花火

▲開始直前に雪が降り始めた。なお、茂木界隈だけの雪だった模様

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 例年、短くとも正月は2日ぐらいまで実家にいる自分。2日は大抵箱根駅伝にくぎ付けだった。
 だが、今年はコロナ禍のお正月帰省。年越しのごっつぉ食わんば年は越せないし、雑煮は食いたし歳の春ってことで、大晦日の1泊のみの帰省とした。

 大雪は、雪国感覚としてはそっげでもなかったんだが、予防的措置でJR在来線が3日間運休を決め込んでいるのには参った。並行する路線バスは正月はもともと特別ダイヤ。通勤通学の要がないため、ただでさえ少ないバスが2時間に1本程度になっていたΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン。
 バスに揺られて実家に帰り、夕食と朝食・昼食を食べ。家の中でもずーーーっとマスクをし、マスクをしたまま仏間で寝た(定位置)
 そうして、元旦に東京に戻ってきた。


 1月2日に関東にいる。
 あれ、これって初もてぎチャーンス!! 幸い冬花火は開催されるとのことだったので、チケットを取り、交通機関を確認し、1月2日の朝にいざ!(朝早く行かないとバスに乗れない※臨時もあるけど)水戸からの道のりが長かった。運転手さんが、何かと咳をしていて、一番後ろに陣取っていたが、何となく不安が危ない((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 そうして初めてのツインリンクもてぎ着。
 そもそも全く初めての地なので、何をしていれば分からない。えっと、入場後、三脚の場所取りをするんだっけ…って入場してみると、すでに知り合いが最前列に陣取っていた。その隣に三脚を立てて、本日の一大ミッション完了。
 以後、17:20の開始時間まで長ーい暇をもてあそぶ。いろいろと体験できるのがあるのだが、別にカートに乗りたくもないし、空も飛びたいわけじゃない。ボーっと園内をうろうろし、HONDAの資料館を見たりして(本田宗一郎面白い)、ただただ時間をやり過ごす。
 午後も15時ごろになると見慣れた顔がようやく増えてきた。

 暗くなる前にスタンバイ。
 あれ!? 何か冷たいものが頬に…。げっ!雪だ。雪が降ってきた。
 もういいよ、雪、新潟でたっぷり見てきたよ~。

 とはいえ、ちゃんともろもろ対策はできていて、カメラにビニール掛けたり、スキーポンチョをかぶったりする。
 そして、アナウンスが開始を告げる。

▲目の前で上がるワーイーードーーー!


▲同系色のクロセットが重なる


▲レンズに水滴が…


▲第3部より。和火の最後に花が咲く様が雪のようで…

 ウチの姪っ子2号が「竈門炭次郎の歌」が大好きでね、年末帰省の際、歓迎の意を込めて「竈門炭次郎の歌」のCDをかけて、さらに生歌で聞かせるぐらいに大好きなんですよ。こ、これは、この花火が上がったことを教えてやらねば…!! ということで後日某配信王のツベアドレスを送ったら、動画見ながらやはり一緒に歌っていたって返事が来た(やり取りしているのは弟の嫁)。
 よかったよかった、おばちゃんは安心したよ。


▲三重芯


▲四重芯対打ち


▲四重芯対打ち


▲五重芯対打ち

 競技会レベルの大玉を対で拝めるなんて、こいつぁ、春から縁起がいいぜぇ!!ありがたや~ありがたや~clapclapclap
 この辺りだったか、なにかがが降り注ぐ感があり、だが細かい灰などは空の闇に溶けて目視できない状態で、雪とは異なる何か細かい固形物が雪と一緒に顔に当たっているのを感じていたんだよね。
 そして、左腕にガサっと音を立てて、大きな何かが当たった。
 なんだなんだ!? って、ライトで照らすと茶色い皿状の物体が足元に…。

 玉皮!? しかもでかいぞ!厚いぞ!!
 周囲をよく見ると、あるある玉皮の落下物。そりゃ、最前列に陣取っているから、玉皮ぐらいどんと来い!である。

 それらを拾う暇もなく、目の前に火柱が立ちまくる


▲ワイド展開~


▲高速トラのスピードに追い付けない


▲和火柳がゆったりとしだれてきて、その先が鮮やかに色変化する。かぶりつきだからこその視界。うっとり見つめていると、目に灰が入るw


▲客席幅を超えるワイド感


▲この玉、カラフルでかわいいよね


▲大玉の三つ揃い


▲錦の芯の色が変わっている


▲フィナーレは「里山の忘れ柿」。
 花火師さんがインスピレーションをもらった、枝に残った柿に雪が降り積もるイメージを花火で演出。雪国の人間としては、柿の上から銀の柳を落としてほしかったと贅沢を言う。


 そして、すべてが終わった。
 いやぁ、もてぎがこんなにた~の~し~なんて知らなかったよ。コロナで正月の過ごし方が変わったからこそ、もてぎに来ることができたともいえる。

 さて、撤収。
 公共交通機関で来た自分は、臨時バスに乗らねばならない。必死に荷物をまとめて、会場の端っこから階段をよたよた上り、バスへ一直線。バス行列ができている。が、場内を回るのものと、路線バスの2系統の列があり、どっちに並んでいいのかが分からない。おろおろしている自分にバスの位置を教えてくれたスタッフさんありがとう!!
 いい加減出遅れていたから、立ったままになるのだろうなぁと乗り込んでみれば、立っている人がいるものの、一番後ろが空いていた。
 バスに揺られながら、ただリュックにぶっこんだだけの荷物を整理し、1時間ちょっとで宇都宮に到着。
 行きは水戸からで帰りが宇都宮(一部の人は途中の真岡鉄道駅で下車)って、結構トリッキーな移動だな。まぁ、帰れるからありがたいけれど。

 宇都宮駅は曲がりなりにも新幹線駅だから駅弁ぐらいあるかと思ったら全然ないのがショックだった。駅の売店にはおにぎりもなかったので、とりあえずあるパンとレモン牛乳等を買って電車へ。時間的に各駅停車だったが、乗れば東京駅へ行く普通電車に乗る。
 約2時間、荷物整理をしながら車窓を眺める。

 月が出ていた。
 もてぎであんなに降っていた雪は会場を出てからは全然降っておらず、絶好の月見日和であった。

 ひょっとして小幡さん天候まで演出したの!? 小幡さん魔法使いなの!?


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