gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

腰痛なのに江の島の花火

2014-10-19 16:04:00 | 花火

▲フィナーレより。カラフルな小物牡丹が海面に虹を作る。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 先週の東北花火&紅葉紀行で、ちょっと無理をし過ぎたからか(なにせ、1日7時間も公共交通機関乗りっぱなしだったものなぁ)、この1週間腰痛に襲われていた。20代のころにぎっくり腰をして以来のことである。その時は医者にも行かず3日で治ったが、今度はそうはいかないのは加齢のせいなのか…。
 とりあえず、九州の予定でなくてよかったとしか…。



▲初弾から近すぎてはみ出し。

 ふじさわ江の島花火大会は今やすっかり秋の花火として定着しつつある。見る方としても、夏の集中期から外してもらえた方が何かとありがたい。とはいえ、10月は3週連続花火で、先週も今週も3カ所以上の花火が重なっているのだが…。
 で、今回が3回目の観覧であるが、ここの花火は3回とも見る場所を変えている。今回は江の島側。
 多分もうほかに見る場所はないだろうけれど(心当たりはいくつかあるけれど、あまりいい場所とも思えないんだよなぁ。あ、あと有料席か…)



▲突堤からの海に向けての斜め打ち。これね、こっちに近付いてくる感じだから写真撮っている以上に迫力がある。


 江の島に渡って、とりあえず様子を見ようと覗いてみたら、まだ結構場所があったのでそのままそこにスタンバイ。午後4時ごろである。すでに海上には台船が鎮座ましましている。
 それにしても堤防の先っちょに陣取っている人、怖くないのかなぁ。カメラはともかくも、細かなグッズとか落としそうで怖い(若干高所恐怖症)。
 岩場の凹んだところに陣取っている人とかもいて、それもよさそうだよなぁと思いつつ、潮見表をチェック。これから翌朝に向けて緩やかに満ちてくるようだからちょっと遠慮しておく。
 こういう岩場のくぼみに体を押し込んで見る人は夜に向けて徐々に増えてきて、あー「親不知子不知」ってこういうところを波が襲うから発生した名称なんだよなぁ、と思う新潟県民。まぁ、ここは外海に向いていないからそういう案件はないだろうけれど…。



▲海上へのポカもの落とし。直前まで縦位置でスタマを撮っていたので、カメラを倒すのが間に合わず…。中途半端にしか撮れなかった。

 ここで約2時間待つ。岩場の陰に当たり、波打ち際がすぐそばなので、基本的にひんやりした場所である。腰には温感湿布をビッシリ張っているので問題ないが、念のためにカイロを今シーズン初投入。
 岩陰で夕陽は見えないが、空が明らむのは見える。大山や丹沢の山なみはよく見えた。
 開始時間には真っ暗になるココ。さすがに海辺で危ないからか、要所には藤沢市の消防団員が立って見張ってくれる。



▲有料席正面で上がるスターマイン


 打ち上げ開始。カウントダウンとともに上がった花火が、思った以上に近い! 初っ端からは見出し~。

 いやね、腰が痛いから少しでも装備を軽くしようと軽いレンズを持ってきていたのよ。デコッパチくん(個人的最大広角)は重いからお留守番。なにせ軽い三脚が先日の大曲で石突ゴムを紛失しちゃったから、そちらも今日は少し重いのである(とはいえ旅行用の軽量タイプ)。
 だけど、さすがにこれは失敗。
 それに結構打ち上げ場所に近く、斜め打ちに至ってはこちらに向かって打ち込まれてくるような感じなので、見る向きが忙しい。有料席前のワイドスタマを撮っていたら、左に離れた台船から大型花火の裏打ちが始まるし…(有料席からだとちょうどよく見えるのかな)。
 と、右往左往しながらの撮影。
 あー昔、柏崎の最前線でもそんな忙しいことあったなぁ…。

 ということで、早くもリベンジ決定なのであるが、そこはそれで何とか追いつこうと努力(そして敗戦)をする。 


▲海面に反射する花火が華やかさを増すスタマ。これ、昨年の場所だとちいさーくしか見えないのよね…。


 この会場にはスピーカーはないが、メイン会場の音がわずかに漏れ聞こえてくる。
 だから音楽に合わせたスターマインも何となくリズムがつかめる。というか、今年はアナ雪イヤーでしたな…。 



▲スタマ。八方咲を乗せるだけ乗せてみた。


 この辺りで気が付いたのだが、何かと今年の話題となっているドローンが飛んでいた。私の位置から見たら後方に当たり、花火観覧には影響のない位置でホバリング。ちょうど江の島の上に当たる。有料席からも左手になるので多分気付かないだろう。気になるとしたら、えのすい辺りで見ている人たちかな。
 緑と赤のランプを付けて、この後はマリーナの方に移動したようだ。

 一応、節度ある利用なのかな。ただ、江の島って神社の島だから、その上を飛ばすのって結構問題のような…。昔(20年近く前)歩道橋上から御神輿を撮っていて怒られた私は思う訳である。



▲20号八重芯錦冠先橙点滅。

 2尺玉は、最初から予想はしていたが、全部は入らん。それでも何とか満ち満ちで納めることはできたのは褒めておこう、自分。
 そしてやはり2尺は芯が明るい。ここまで小さい玉を中心に輝度がとても足りない花火が多くて、近くだから絞ろうと思っていた私としては少し困惑していた。小さい玉は買い玉なのかな…。
 あ、でも昨年は千輪などは結構よそ様の玉だったよな…。

 

▲突堤と台船上で微妙な色違いが楽しい、のだよね。


 初弾もそうだったが、今年は右側の色合いの花火が多かった。ちょっとかわいい感じ。各社で色合いがいろいろ異なってくるだろうけれど、見る側ももっと眼力を上げていかなければならないんだろうな…。



▲斜め打ちが始まって、何が何やら近くだとワヤになる~


▲斜め打ちって、こちらにグイグイ迫ってくる感アリアリで、気分的に焦る

 最初は突堤の方で上がり、後半に台船から打ち上げられるというのが一つの定型となっているが、最後に海に向かっての斜め打ちで終わるパターンがいくつか。
 この斜め打ち、角度こそこちらに向いているわけではないが、まるで自分の方に向かって飛んでくる感覚がある。どの観覧席からも自分から遠ざかるように見えるのだろうけれど、ここだと、水平に伸びてくる感じに見える。その視点の先にはこちら側の短い突堤の上で見ている人のシルエットがあり、(絶対ぶつからないのだけれど)気持ち的にぶつかるー!って感じ見える。特に大玉タイプ。なんとなくアタフタしてしまうのは、この錯覚のせいだな。



▲ポカもの落とし。第2弾は明るすぎます!!


▲染分け芯染分け変化菊


▲フィナーレ


▲フィナーレ


 フィナーレは金冠にカラフル牡丹がまぶされていた。そして斜め打ちがバシバシ!
 
 この場所のいいところは、海面映りがきれいなことだね。本当はもっと海を入れたいのだが、これもレンズ問題で断念。とういうか、納めるだけで手いっぱいだわ



▲20号緑芯錦冠先色蜂
 〆の二尺はずいぶんずいぶん引っ張ってから色蜂が舞った。




 さて、撤収。
 出口が狭い階段しかないので、のんびり後片付けして、だいぶ空いてから脱出。
 照明のない会場を消防団員さんがライトで照らしてくださる。いえ、私はヘッドライトの他に2本ライト持っているので必要ないのですが…。でもね、こんなところにライトもなしに来る若者が結構いっぱいいるのでびっくり。そりゃスマホとかでライトの代わりになるけれどさ(私も先日アプリゲット)。
 夕ご飯を食べていなかったのでどこかで…とも思ったが、みな考えることは同じで、江の島の飲食店はどこも長蛇の列。中には19時で閉店なんてところもあり、あきらめて帰ることにする。
 ただ江の島大橋は途中ですでに小田急線の入場規制の大渋滞。これではいつまで待っても入れないだろうと、思い切って腰越方向に歩く。花火終了後1時間で腰越。ここから江ノ電で藤沢。藤沢からちょっとお高くつくけれどJRを乗り継いで地元に着いたのは21時過ぎだった。

 今日も腰が痛いです…。


東北の紅葉は凄かった

2014-10-13 23:00:00 | 花火

▲玉川温泉付近より

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 連休の2日目は八幡平へ。
 丁度紅葉シーズンである。そこに山の温泉をまぶして、八幡平大縦断!!
 言うは易いが、車に乗らない私は路線バス頼み。紅葉渋滞を計算に入れながら、綿密かつ唯一のタイムテーブルを描いてスタートである。

 田沢湖駅が出発点。夏~秋季節運行の八幡平頂上行バスで約2時間のバス旅。さすがにそれぐらいの長丁場だとトイレが不安になるのだが、なんとこの路線バス、途中でトイレ休憩がある。さらに、ところどころで観光案内テープが流れる。

▲田沢湖発八幡平頂上行きのバス。路線バスの車窓からだってこんなに素敵な紅葉が楽しめる


 田沢湖をかすめ、宝仙湖まで標高を上げると周りの木々が色づき始める。水色の湖水とのコントラストが美しいが、車窓からの写真的には逆光になるので写真が撮れない。
 湖の対岸の南玉川温泉までは来たことがあるが、今回はさらに奥に進む。

 途中、「新鳩の湯温泉」のバス停案内が入った。しかもご丁寧に温泉由来の案内付きである。
 もう何年も前に閉めてしまった秘湯である。人の話では今も源泉が湧いていてそのまま使われずに川に流れ込んでいるというのでもったいないなぁと思うものの、ちゃんとクローズしているアナウンスをしてくれないと勘違いした観光客が下りちゃうんじゃないかと心配。

 そしてバスは玉川温泉へ。
 紅葉が美しい中、ちょうどチェックアウトしてきた宿泊客が20名以上乗りこむ。ちなみにここまでの乗客は4名である。
 感心するのは、バスの乗降口に宿の人が低い段を置くこと。高齢者とか体が不自由な人の利用が多いからであろう心遣いを感じる。

 それまで静かだった車内が急に賑やかに。
 泣く子と地頭と高齢者には勝てない。



▲大場谷地湿原。標高1000mで、高山植物が楽しめるという知識はあったが、こんな国道脇にあるとは思わなかった。5月末に再度来ようかな。

 もう左右は紅葉のピーク。右を見ても左を見ても前を見ても、どこもかしこも錦秋の風景である。
 実は、あまり紅葉には興味がなかった。新潟は紅葉がピークになる前に氷雨に叩かれるから、それほど美しい紅葉を目にしていなかったからだと思う。
 ところが、目の前に展開する紅葉は、観光案内の写真の通りに美しく、いや実物の方がもっと美しい。単一の木々の森では葉っぱの色付きのグラデーションがそろい、自然の奇跡を見る。 

 なんなの、コレ

 今まで知っている紅葉と次元が違う。青空とのコントラストも美しく、多分こんなに素晴らしい環境ってそう何日もあるものではないのだろうと思うと、もうもう声に出して感謝したくなる。

 目の前が開けたところが大場谷地湿原。夏は高山植物が咲き乱れたであろう湿原の草紅葉が穏やかに色づき、その奥の山がカラフルな迫力を見せる。 


▲大場谷地湿原。多分、つぶれているけれど散策している男性2名がいる


 バスは国道341号線を離れ、アスピーテラインに入る。
 ここで初めて渋滞に遭う。
 田沢湖からここまで渋滞がなかったのである。3連休の晴天の紅葉ピークなのに、信じられない事態だ。混雑していたのは玉川温泉の付近だけであって、それまではビュンビュンバスは走っていた。
 とはいえ、その渋滞も八幡平ビジターセンターまでで(駐車場入待ち渋滞)、そのすぐ上の後生掛温泉辺りはもう快調。

 ここでバスを降りる。時刻表的には15分の遅延。
 道を渡って、5分ほど歩くと後生掛温泉である。次のバスまで1時間を切っている。あわてて入浴。


▲後生掛温泉。ここまでで15分遅れであわててお風呂に浸かりに行く。なので周辺散策はほとんどできず。宿の後ろに自然散策路が整備されており、いろんな温泉が見られるらしい。 

 ここは、7種のお風呂がある。結構混んではいたが、露天風呂を除く6種を制覇。
 小さな泥湯にも入ったよ。周りの人が真剣に泥パックをしていて少しおかしかった。箱蒸し風呂も気持ちよかった~。
 本当に時間がなくて後ろ髪をひかれつつ、温泉を後にする。
 一応、ふけの湯までの徒歩時間を聞いてみたが、約1時間かかるという。それならバスに乗り遅れたら同じことだということで、必死にバス停に戻る。



▲後生掛温泉付近は丁度紅葉のピーク。いつまでも見ていたいが、バスの時間が…。


▲とはいえバスが遅れていたので、バス停で何枚か撮る。すぐ下のビジターセンターや後生掛温泉への道も全部埋まっていて道沿いに路駐が並ぶ(目立つナンバーは処理)


▲後生掛温泉バス停正面


 結局バスは15分遅れで到着。
 ふけの湯は2つ先のバス停であるが、アスピーテラインからは少し外れている。と思ったら、狭い道をその大型バスで入って行く。ガタピシ車体を揺らしながら谷に下って行った先がふけの湯温泉。ここで下りたのは私ひとり。さっそく温泉へ


▲そして、ふけの湯。後生掛温泉より空いていたのは少し奥まっているから?


▲名物の混浴露天風呂はこの坂道を下ったところにある。かなーり開放的。今回は時間的にという言い訳を使ってパス


 とはいえ、時間は間もなく午後1時。まずは腹ごしらえと、マイタケ天ぷらそばをオーダー。ところが待てど暮らせどいつまでも出てこない。結局30分以上待たされてようやくありつく。
 えっとー入浴時間が30分しか無くない!? ということで慌てて風呂場へ。
 ここは大浴場と露天風呂だけなので、あわてていくつも入る必要はナシ。大浴場も景色がよく見えるようなガラス窓が施してあり、のんびりと景色を楽しみながら温泉が楽しめる。
 後生掛温泉ほどは混んでいなかったので、ちょっとのんびり。

 露天風呂にも移動。ん、名物の混浴露天風呂が遠くに見えるなぁ…ってことは、向こうからもその気になれば女露天風呂も見えるんだよなぁ。まぁ、パーツまでは見えないからいいけれど…。
 向こうのおじちゃんたちは「開放モード」でくつろいでいたことをご報告しておく。



▲ふけの湯正面の紅葉。女性用の露天風呂からの眺めもほぼ同じ。ただし、もう少し右方向が見え、そこに例の露天風呂が見える(ということは反対も然りなんだよなぁ…)

 慌ただしく着替えて再びバス停へ。
 14:18が八幡平頂上まで行く最後のバスである。先ほどみたいに15分遅れかなって油断して紅葉を眺めていたら(ここもほぼピーク)、5分程度の遅れで来た。

 ここから上は、紅葉はもう終了。
 というか、植生がアオモリトドマツ中心となり、秋の彩りに欠ける。灰色の樹皮と緑の葉と熊笹の緑のやや殺風景な色合いに変化する代わりに、高度感のある展望が広がる。
 鳥海山や森吉山、岩手山などがシルエットとなって現れる。そのシルエットの間から光る湖面は田沢湖だろうか…。

 そして八幡平頂上到着。岩手県に入る。


▲八幡平頂上(道路的に)からの岩手山。いつも盛岡側から眺めているので、ちょっと新鮮。


 なんだか八幡平すっげー混んでるぞ。
 車が数珠つなぎだし、店のレジが大混雑。
 どうも岩手側は大渋滞が発生しているよう…。バスも30分以上遅れているとの情報。いつ来るか分からない乗換のバスを待つ。
 一応盛岡からの新幹線は夕食時間を考えてかなり余裕を持って取っているので、新幹線に乗り遅れるということはないだろうけれど、八幡平散策というプランは凍結。
 一番の理由は人と車が多すぎという点である。


▲秋田側には、鳥海山も見える


▲左にパーン


 で、仕方なくバス待ちの列へ。
 すると、遅れていた前のバスがほどなく到着。しかも高速道路利用の急行タイプなのでむしろラッキーである。あわてて乗車券をレジで買い乗り込む。運転手が「渋滞で遅れている」旨を非常に恐縮してアナウンスするが、バリバリの岩手弁のためなんとなくしか理解できない(笑)
 当初の予定時刻に予定より早い便のバス(30分遅れ)に乗って八幡平を出発。

 盛岡に向かう。

 唯一の誤算は、八幡平のメインルート「アスピーテライン」ではなく「樹海ライン」の方を通ること。アスピーテラインだと車窓の紅葉が楽しめるなぁと漠然と思っていたのだが、樹海ラインはその辺りがちょっとしか楽しめなかった。
 今日1日の結構ハードなスケジュールのせいか、いつしか寝落ち。気が付けば東北道を走っていた。

 盛岡には17:50ごろ到着。夕食を食べて新幹線で寝落ち第2弾。
 新幹線でカメラとして使用していたスマホの空っぽになった電池を充電し、東京着であった。


▲八幡平から樹海ラインを下ると、正面に岩手山が見えてくる






 え、花火?

 行ってきましたよ、連休初日。いろいろあってへそを曲げているので、さらりと以下。
 なんか、私ひとりだけがいろいろ腹立てているのかもしれないけれど、少なくともその腹立たしさを吹き飛ばすほど、東北の紅葉は素晴らしかった。

 例年、この時期に開催される飯田五社花火大会に国文祭の冠がかぶさって、今年は「挑戦 伝統 日本の花火 大曲の花火」というタイトルに変化。もちろん内容も変化し、春からは団体ツアー用の席も売っていた。
 目玉は内閣総理大臣賞(総合優勝)を受賞した8社の花火師が勢ぞろいということ。こりゃ、花火そのものが万が一よくなくとも、その8社の尺玉ぐらい見られるだろうとのことで行く。実際は、花火の後は「夜学」と称して花火師さんの話を伺うという(花火鑑賞士特典)イベント付き。(ちなみに、夜学の方は、肖像権問題でアップできません)


▲オープニング花火より


▲和火のスターマイン



▲菊屋小幡花火店(群馬県)
 「侘寂の花」は、肩の張りが良くていい花火(多分レンズ曇っている…)。



▲磯谷煙火店
 光の宝石は相変わらず気品がありますなぁ。



▲北日本花火興行
 曲導の緑がとてもいいアクセントでした。
 あ、あと夜学で「ヘパリ〇ゼ」をいただくのを忘れました。



▲野村花火工業
 幻想グラデーションは、写真ではその魅力が伝わらない典型的な花火。




▲紅屋青木煙火店
 夕映えのヤシは、多分今まで見た中でいちばんいいヤシだったのでは…



▲山崎煙火製造所
 夢の観覧車は向きが90度違ってしまって残念。



▲山内煙火店
 割物も自由玉も、見たことないのが上がった。



▲小松煙火工業
 五重芯の完成度すっかり安定して凄いです。そして時間差大好き!!


▲最後のスタマで上がっていたちょっと面白い花火。


 この花火、開催前からカメラマンはどうする問題があって、当日に大どんでん返しがあり、さらにもう一ちゃぶ台返しがあったのよね。東京など遠方から往復の交通費を使ってホテルも取って参加しているのに、肝心の花火の対応がアレでは、それはシャドーボクシングぐらい始めてしまう訳である。
 初めて(そして最後)のイベントとしてはいろいろ不手際はあるものだけれど、その対応如何で印象は変わる。今回のトラブルは。「不祥事が発覚した企業の悪い対応例」を絵に書いたようなことの連続で、さすがに同じ主催が「大曲の花火」を動かしているのかということに不安を覚えてしまった。


 あと、「侘寂の花」の写真をよく見ると分かるのだが、自由席のはるか前に観客がいる。どうもこの人たち以外にも川近くに何組か入り込んでいたようだ。当然安全保安距離が取れていない可能性がある。
 当然、スタッフはここから退くように注意し、さらにおまわりさんからの指導もあったが、この人たちは頑としてここを動かず、結局そのまま打ち上げが始まってしまったのである。
 これってヤバイでしょ。

 

土浦の花火 その2

2014-10-10 23:58:00 | 花火

▲「愛の花束」和火屋/スターマインの部3等(上から9番目)
 久々に和火屋のトロピカル千輪大満喫。これでもか、これでもか、これでもかぁって感じがよかよか。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 土浦は①優勝>②準優勝>③特等>④1等>⑤2等(複数になることあり)>⑥3等(複数)となり、以下は優秀賞となって打ち上げ順に社名が並ぶ。
 1等といっても1番じゃないのが物事を複雑にしている。2等辺りからは複数になるので、上位から数えて〇番目という注意が必要。もっとも、この辺りに来ると、印象になかったり???と思うのもあったりするので、その順位はあまり意味のあるものではないのかもしれない。

 土浦の花火は、スターマインの大会だと思っている。最大4号なのが残念なのは、新潟デフォルトなので放っておいて、4号とは思えないほどの怒涛の展開を見せてくれるので、概して満足度は高い。
 
 ということで、先日の続きから。


▲「応援歌」アルプス煙火工業/スターマインの部2等(上から5番目)



▲「土曜の夜は楽しい花火」田熊火工/スターマインの部2等(上から6番目)
 田熊さんは、ちょっとツボっていて笑っていただけだった記憶が…(笑)



▲「~やさしい光に包まれて~」マルゴー/スターマインの部2等(上から7番目)
 個人的にはこの中間調の色調は好きなんだけど。



▲「笑顔の先へ繋ぐ想い」菊屋小幡花火店/スターマインの部3等(上から8番目)
 青の引き先が美しい



▲「心の花」高田花火工業/スターマインの部3等(上から10番目)
 高田さんは大曲でもそうだが、いまいちテーマがつかみにくいのは、私が慣れていないから?



▲「薩摩、佰年の爪痕-1914.1.12」大洋火工/スターマインの部3等(上から11番目)
100年っていったい何何のだろう??って思って今プログラムを見たら、桜島大噴火からの年数だそうで…。御嶽山直後だけにちょっとヤバかったのではないかと…。
ご維新絡みかと脳天気に思っていたよ。



▲「ペルセウス座流星群~流星嵐~」糸井火工/スターマインの部3等(上から12番目)
いや、嵐ってほど流星群していなかったけれどね…。



▲「昇曲導付芯入り椰子菊先変化」北陸火工/10号玉の部2等(上から5番目)
土浦って姫菊系評価高いよな。まぁ、大きいことはいいことだけど。



▲「昇曲付四重芯変化菊」菊屋小幡花火店/10号玉の部2等(上から6番目)
小幡さんのしっとり系いいよねぇ。



▲「昇曲付四重芯変化菊」紅屋青木煙火店/10号玉の部2等(上から7番目)
曲見ただけで分かってしまうが、芯がわずかに崩れたのか…。



▲「昇曲導付三重芯変化菊」高城煙火店/10号玉の部3等(上から8番目)



▲「昇曲導付四重芯変化菊」丸玉屋小勝煙火店/10号玉の部3等(上から9番目)
ちと盆がコンパクトな気が…。



▲「昇曲付四重芯変化菊」イケブン/10号玉の部3等(上から10番目)
イケブンブルー!



▲「昇曲導付芯入輝光姫菊」小口煙火/10号玉の部3等(上から11番目)
姫菊にあるまじき小さなサイズ(ほかの花火よりは大きいんだけど)



▲「昇曲導付三重芯変化菊」田熊火工/10号玉の部3等(上から12番目)
く、クマだから?!  くっくくくくくく(≧ー≦)



▲「昇曲導付三重芯変化菊」山内煙火店/10号玉の部3等(上から13番目)
ほんのちょっとゆがんでいるとこうなるのね…。



▲「昇曲導付四重芯変化菊」北日本花火興行/10号玉の部3等(上から14番目)




▲「昇曲導付四重芯引先青光露」信州煙火工業/10号玉の部3等(上から15番目)
善光寺は来年御開帳ですね。



▲「昇分砲付四重芯菊先紅緑銀乱」伊那火工堀内煙火店/10号玉の部3等(上から15番目)
親星が残念



▲「昇曲導三重芯変化菊」阿部煙火工業/10号玉の部3党(上から16番目)
 明るい玉もあるんじゃん



▲「赤・青・黄 夜空のクラゲはカラフルクラゲ」紀州煙火/創造花火の部3等(上から6番目)
ここは面白い型物を上げるが、これは微妙だったかも



▲「サクラ咲ケ~灯りに浮かぶ夜桜模様~」片貝煙火工業/創造花火の部3等(上から7番目)
型物芯の花火。ただし、あまりこっちを向いていなかったので、型物芯とは気づかなかったかも




 ということで、ここまでが入賞。
 実は土浦はここからが面白い。優秀賞という名の参加賞の中からいい花火を見つけて、ひそかに楽しむのだ(笑)





第83回土浦全国花火競技大会

2014-10-05 22:09:00 | 花火

▲大会提供「土浦花火づくし」。天気も良かったので、土手裏の田んぼ席もたくさんの人が観覧していた

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 土曜日は土浦の花火に行ってきた。本日はその結果が出たのでとりあえず上位入賞作品のみ。


【スターマインの部】

▲優勝:野村花火工業「幻想イルミネーション」
★内閣総理大臣賞★(総合優勝)
 相変わらずの素早い色変化は写真では伝えきれない。これは実物を見るべき花火だ。見終わった瞬間、「これで優勝だろう」って思ったのは事実。



▲準優勝:紅屋青木煙火店「Illusion」
 タイトルにふさわしく、色を変え、花火の種類を変えと多様性が楽しめた。



▲特等:齋木煙火本店「にじいろ」
 カラフルな色変化と輝度の高い眩ゆい白。どの場面も美しい。ニコちゃん花火の前にショボーン花火もあったよね。



▲1等:山崎煙火製造所「さくら~愛しき人へ」
 直前の山内煙火店が「桃源郷」で、桃から桜への連続ピンク作品となってしまったのは少し残念(どうしようもないことだけど…)。


 あ、千輪の所ばかり取り出してしまった。いえ、千輪好きなので確信犯だったりする(笑)



【10号玉の部】

▲優勝:小松煙火工業「昇銀引五重芯変化菊」
 大曲に続いての連続優勝は、五重芯の時代を感じさせる。もう、安心して見ていられますね。芯と親星の温度差があるので、いつもきれいに撮れないのが申し訳ないなぁ…。



▲準優勝:山崎煙火製造所「昇曲付五重芯銀点滅」
 準優勝も五重芯から!! これは大きなニュースだろう。カメラ映り的には山崎五重芯の方が捉えやすい。山崎さんの安定感もすごいなぁ。



▲特等:野村花火工業「昇り曲導付四重芯変化菊」
 野村さん安定の四重芯。色もトラディショナルの方。色はスタマで楽しめってことですね。



▲1等:片貝煙火工業「昇り曲導付三重芯覆輪連」
 まず、プログラムの玉名が間違っている。↑を見て、覆輪がダブルで入るんだなって思っていたら違った。正しくは「昇り曲導付三重芯覆輪漣(さざなみ)」だろう。
 覆輪の入る角度が今年は絶妙で、いい感じではあった。…が、私は片貝煙火的にはこれはよくない花火と思った。片貝の尺なのに盆が小さく、しかもいつもの片貝の尺の高さにまで到達しなかった。トリミングで花火を大きく見せているが、左下の屋台のサイズでもその辺りは分かるだろう。
 そんなこと、私に指摘されずとも、煙火店さん自身が分かっているだろう。次に目にする機会では完璧版を期待したい。

 とはいえ、地元の煙火店の入賞はうれしい。おめでとうございます!



【創造花火の部】

▲優勝:和火屋「昇天銀竜万華鏡写輪丸」
 昨年大曲の10号自由玉で優勝したものを5号にリサイズ。一玉に10個の小割を詰め込んだ。7発同じものを上げてくれたので、好きなところで重ねてゴージャスに。
 上位入場は逃したが、スターマインもこれでもかって程の千輪で興奮した(千輪好き)。



▲準優勝:北陸火工「天才が作る『BONSAI』」
 北陸火工さんは独特な発想を持っていて、それが面白い。今回も飛遊星の先に小花を散らして盆栽のうねる松を表現。ところでBONSAIって、ほかの言葉にもひっかけているのでしょうか???「天才vs凡才」???  予想以上の上位に食い込んだ。



▲特等:小松煙火工業「風鈴~あの夏の思い出~」
 大曲の創造花火から風鈴の部分だけをピックアップしてブラッシュアップ。よりわかりやすくなった。これ、音も花火で工夫できたら最強だよね。



▲1等:北日本興業「パーマが失敗 みだれ髪」
 最初にタイトルだけを見た時は、大曲のあの演歌玉の派生かと思ったのだけど、プログラムを読んで、アフロがパーマ失敗と知り実物を見る前に笑った。今野さんだもの、失敗しないよねって思いつつ。これ、個人的には優勝候補だと思っていたのだけどなぁ~。



▲特別賞:田畑煙火「回転している独楽」
 毎年進化する田畑のさんのコマ。今年はついに回り出した!! 色変化玉のリレーで回転を表現。本当に素晴らしい。何でこれが特別賞なのかは大いに不満。これも優勝候補だと思ったんだけれどなぁ~。





 今回、結構な玉が落ちていた。一番驚いたのはコレだけど。

▲マルゴー「昇曲付三重芯往復変化牡丹」
 屋台の人がいいアクセントだ(笑) でもさすがに動揺したので、星の先が揺れている。