九月に入り長雨が続いています。
朝夕とだいぶ凌ぎ易くなって参りましたが 如何お過ごしでしょうか。
春の七草は松の内頃に、籠に盛られた七草をスーパーなどで見かけますが
秋の七草は、お月見のお供えや、「うた」に登場するくらいでしょうか。
実は、春の七草よりもっと薬用効果を重んじて選ばれたという説もあるようです。
「萩」の根は婦人病 「尾花」は解熱と利尿作用
「葛」の根は上半身の炎症に、(葛根湯、ご存じですよね)
「撫子」の種は利尿と血圧 「女郎花」の根はむくみ解消
「藤袴」の茎はむくみ取りの浴剤 「桔梗」の根は胃腸、咳止 等と
民間薬の本に記載されています。
実用性と風情と・・・
秋の野に咲きたる花をおよびおり(指折り)かき数ふればななくさ(七種)の花
萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 あさがおの花(桔梗を指すのでは)
山上憶良 万葉集より