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同室の婆さん、恐るべし「島田のり」13/6/4

2013年06月04日 | 旅行

 初めての「相部屋希望」は、相手がわからないので賭みたいなものでしたが、70歳代の方でした。
 成田空港で初めて挨拶をしたとき、「年取るとね、夜誰かがそばにいないと一人なのが心配なのよ」と言われました。相部屋の約束は、相手に介護をさせる人は相部屋が出来ないと書いてあるので、冗談か謙遜くらいにしか思いませんでした。一人で旅行される人です、元気に違いないのです。私の方が怪しいくらいだと思えました。
 案の定元気でずーっとしゃべっている人です。私も無口とは縁がありませんが、相手が年上なこともあり返事をしていたら「私が~」「私が~」と話しかけられ返事や相づちを返すのがめんどくさくなりました。寝たふりをしなければならなくて、それでも島田さんは話し続けていました。
 初日からおかしいと思いましたが、私もお節介で「小さな親切大きなお世話」をしますから、同じ種類の人かと思いました。まずホテルに入るなり、成田で買ったおにぎりを「半分食べなさい」と言われます。お断りすると、目の前におにぎりが半分やって来ます。それ以上はお断りできなくて、仕方なく頂きました。食べたかった訳ではありません。リンゴも半分にしたから「食べなさい」と言われます。4分の1だけ頂くと、もう4分の1も「あなたの分」と言われます。食べるまで納得されないようなので、頂いてトイレに流しました。
 入浴時間が読めない人で、初日先にお風呂に入ると言ってから2時間経っても入らないので、先に入りました。3日目は私が洗濯をしないと最終日まで着替えが足りなくなるので「先に入って下さい」と多少不機嫌に言ってやっと先に入ってもらいました。
 初日の夜のこと、私が寝ている間に私にカメラ充電器をコンセントから抜き自分の充電をしてました。もちろんフル充電になってから抜いたか途中で抜かれたかわかりません。お年寄りの事なので、フル充電にならないとバッテリーにはよくないと知らないのではないかと思えます。朝、「あなたの借りたわ、私が持ってきたコンセントが合わなかったから」と当たり前のように言われました。「充電器もお借りしようと思ったけど合わなかったから仕方なく自分のを使った」と。初日のことであり、余り気に掛けなかったけれど、一時が万事そうでした。
 私が寝ていても、深夜早朝がさがさと音を立てて荷物整理をしたり、大きな音で鼻かんだり(くしゃみや咳ではなく鼻をかむなら私の耳元ではなく洗面所でしてほしい)、わざとしているのかと思いました。「自分は寝たらうるさくても気にならない」とは言っていたけれど、そうでもなく度々起きていました。私はそうだと言っていません。そのたびに目が覚めていました。
 関わりたくないので時間差を作ろうと、部屋に帰ったらお化粧も落とさずすぐに寝て、夜中に入浴しました。大きな音のドライヤーは使えませんでしたが、仕方がないので自然乾燥しました。夜中島田さんがトイレに起きたときにも、私が起きていれば「あーしなさい、こーしなさい」と言われました。
 ありがた迷惑な親切も「あなたが◯◯だから、あなたのために◯◯して上げた」と言われていました。
 彼女の洗濯物の干し方と違うらしく、やはり「あーしなさい、こーしなさい」と言います。言われた通りにしないと自分の気が済むように私の下着まで触り始めました。他の物も自分の思うように勝手に動かして「あなたが◯◯だから、あなたのために◯◯して上げた」と言われます。
 あるホテルでのキーカードが不調だったため、フロントで何回かを変更してもらいました。翌朝バス内で渡し「今日はあなたが指定席ね」と言う会話をしたにもかかわらず、夕方ホテルに戻ると「バスの席が離れていたのだからバスでは会っていない、だからキーカードをもらっていない」と言いきりました。幸い添乗員が私の言い分に納得してくれたので、島田さんには内緒で処理してくれました。添乗員の機転がなければ、旅の途中でブチ切れたと思います。
 家から持ってくる物をたくさん忘れ物をしていたらしく、最後には「相部屋にしても何の役にもたたない」と言われてしまいました。独り言かと思うので気にしないようにしましたが、私がそばにいるのがわかっていてはっきり聞こえるように言ったので、最終日は同じ部屋の中で口を利きませんでした。
 私にだけではなく、私と同年代で他の一人参加の金☆さんも命令口調で言われたそうですし、食事の時には「私たちは半端なんだから譲りなさい」と言われたそうで、不愉快だったと親しくなってから打ち明けてくれました。
 旅の途中で部屋を分けようかとも考えましたが、言い出した方が部屋代を負担しなければならないのと満室だとも言われたので、帰国まで我慢したら、家に帰ってから寝られなくなりました。私って意外とデリケートなんです。
 大枚はたいてイギリスの感想がこれだったので、娘には呆れられましたが、私のイギリスの印象はこれに尽きます。




  



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