雪から始まりました！

２０１５年になりました。どんよりした朝、実家へ向かう電車の中で「雪が降ってきた！」と言う声が聞こえたのですが、傘も持たずに出たので「まさか？」と思って窓外を見たら、小さな雪が降っていました。（ありゃー、港の方に散歩しようと思っていたのに・・・！？）

仕方なしに散歩は取りやめ、音楽でも聞こうと借りてきたCDで古今亭志ん生の「富久」（何故かショパンの中に混じっていた？）を聞きました！、何十年ぶりでしょうか？
そのことをFacebookに投稿すると「文楽の富久もいいですよ (^.^)」と言うコメント、志ん生、文楽、とくると円生、三木助！、これで教養の度合いがわかる？（と言う時代は終わったなぁ！）

そう言えば、昔は大晦日にラジオで桂三木助の芝浜を聞いたのですが、最近とんと忘れていました！

４０年くらいは経つのでしょうか？、民放のテレビでも寄席中継や国立小劇場での落語研究会の中継をやって居た頃？、年の瀬になるとベートーベンの第九では無く、「芝浜」と言う酒飲みが大晦日に財布を拾ったことで失敗をし、また回心するまでの噺をやっていたのです！、まあ時代がのんびりして居たのでしょうね？

もう、すっかり忘れていました。そんなことを考えながら、テレビを見ていると「カラー化された昭和の映像」と言うのをやっていて、戦前の銀座や日本橋のモノクロ映像を着色したフィルムを流していたのですが、中に「学徒出陣式　国立競技場」と言うのがあって、千駄ヶ谷の国立競技場に集まった学生が、雨の中銃を肩にあてて行進する映像がありました。「まるで北朝鮮だな…？」と思っていると、東京オリンピックはその丁度２０年後だったようです。

学徒出陣からオリンピックまで２０年・・・、それくらいの年月で世の中は大きく変わるものなのですね？、時代は繰り返すと言うけれど、この元旦の雪は象徴的な気がして「今年は、気を引き締めて生きて行こう！」と思いました。（志ん生なんて聞いてる場合じゃないよ！）