先日大雪山系旭岳に行くという機会がありました。
行ってみたいと思っていたので
思い切って行くことにしました。
ロープウェイに乗り1時間ほどの散策路を
休み休み2時間ほどかけてまわってきました。
晴れていたのですが風は冷たく、上の気温は12度…。
それでも散策路をアップダウンするうちに汗ばんできて
ところどころの展望台でベンチに腰掛けると風がとっても心地よい。
山頂は、雲の帽子を脱いだりかぶったりと
たくさんのお客人に忙しくごあいさつしてくれているかのようです。
低く広がる松の木の枝の緑が風に揺れていたり。
小さな小さな黄や紫の花がポツンポツンと咲いていたり。
目の前の山肌からゴーゴーと音を立てて噴煙がもくもくと吹き出ていたり。
窪地にたまった雪解け水の池から
小さな小さな川がキラキラと流れ出て草原に吸い込まれていたり。
荒々しくもあり、優しくもあるその山はずっとそこから
ありのようにうごめいている人間のようすを見つめて何を思うのかな?
にぎやかな団体の旅の方たちをお先に見送って
ほとんど人のいなくなった道。
足元に気を付けながら、上を仰ぎ見ながら
ゆっくりとゆっくりと自分のペースで歩く。
そこに山があって、水が生まれる。
水は川を下って海へと繋がって行く。
今日生まれた水は
いつ?海に着くのかな??
何日?
何年?
何十年?
それとも、何百年?
なのかな??