ささやかな幸せ

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「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」

2018-11-21 22:06:59 | 美術鑑賞
「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」 2018.10.27-12.24 兵庫県立美術館
休館日:月曜日 開館時間:午前10時ー午後6時(金・土曜日は午後8時まで)
 フランスを代表するポスター作家レイモン・サヴェニャック(1907-2002)の展覧会。
 カラフルで、なんとも言えないおかしみがあり、わかりやすい。そして、ポスターと言えばペタッとした色塗りのイメージがあるが、サヴィニャックのポスターは色ムラがある。しかし、それがいい味になって温かみを感じる。
 森永、としまえん、サントリーなどの日本の企業のポスターもある。
 個人的に大変好みの展覧会だった。
 

<牛乳石鹸モンサヴォン> 牛のおっぱいから出ている牛乳から石鹸ができているという・・・。牛の表情とあいまって、なんかおかしい


<ドップ:清潔な子どもの日> 青地に赤が効いている。ゾウのシャワーっていいなあ。


<デクーヴェルト/発見> 犬のぶちが世界の国々。犬の地色は海のような水色。犬の目玉がおしりの凹みにはめこまれそうなのがおかしい。


<フリジェコ:良質の冷蔵庫>(部分) 霜がついてよく冷えそう。


<オモ:さらにリッチに、洗濯物がもっときれいに>(部分)


<ひとりでに編めるウット毛糸> 毛糸で自分を編んでいる!


<ダンロッピヨ・マットレス>の顔出しパネル 脇腹にマットレスの断面を見せて、言うべきことはちゃんと言っている!


<ビックボーイ> BICのボールペンのキャラクターもサヴィニャックがデザイン

●<ヨープレイト> 仰向けに寝転んだ牛のおっぱいから噴き出た牛乳がヨーグルトに。ユーモラス。
●<ロム・ショーヴェ(ラム酒)> 一番好きなポスター。雪の舞う外から温かみのある黄色い室内へ入るとそこにはラム酒が。ラム酒で身体があったまる感じがする。
●<シガレット・フランセーズ> オシャレ。煙草は嫌いだけれども、このポスターは素敵。

 ルノーのポスターもあった。<ルノー4CV:4輪、4ドア、4シート、お値段4.472NF>は、言いたいことを端的に言って、オシャレだった。そして、ルノーと言えば、報酬を過少申告したとして金融商品取引法違反容疑で逮捕された日産のカルロス・ゴーン氏。日産の社長に就任し、コストカッターと言われていた時に、息子さんが日産にお勤めの人のお葬式に行った。そこには、カルロス・ゴーンと書かれた花輪があった。コストカッターならば、葬式の花輪など一番に削減すると思うが。花輪を出すというのは、日本の文化や習慣は大切にしようとしているのかなと思った記憶がある。トップに長い間君臨すると弊害がおきたのか。
コメント
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