『ぼんぼん彩句』 宮部みゆき KADOKAWA
俳句から紡ぎ出す短編集。
「ぼんぼん彩句」という明るい表題や色彩豊かな表紙にだまされてはいけない。人間の性や怖さをよく描いて秀逸。俳句と話の内容があっている。しかし、ごめんなさい。私の力では俳句がそこまでいいと感じられたのは少なかった。
『怪虫ざんまい 昆虫学者は今日も挙動不審』 小松貴 新潮社
凄絶ホラーな寄生虫、ミズスマシだけにつく幻のカビ、地球史を語る透明な甲虫、冬に碧く輝く超希少ゴミムシ、井戸の底に潜む新種らしきプラナリア……。たとえヤツらが1ミリたりとも人類の役に立たなくても、異常な執念で徹底的に追いかけるのだ。「裏山の奇人」の異名をとるコマツ博士の、暴走する「昆虫愛」
いやぁ、おもしろかった。しょっぱなのネジレバネの生態から釘付け。昆虫学者あるあるに笑い、絶滅危惧種に対する扱い、人との暮しと虫など考えさせられた。
コロナ禍で思うように出掛けられない日々。しかし、それだからこそ身近でさまざまな発見ができた。とくに、プラナリアの今後には興味津々。
俳句から紡ぎ出す短編集。
「ぼんぼん彩句」という明るい表題や色彩豊かな表紙にだまされてはいけない。人間の性や怖さをよく描いて秀逸。俳句と話の内容があっている。しかし、ごめんなさい。私の力では俳句がそこまでいいと感じられたのは少なかった。
『怪虫ざんまい 昆虫学者は今日も挙動不審』 小松貴 新潮社
凄絶ホラーな寄生虫、ミズスマシだけにつく幻のカビ、地球史を語る透明な甲虫、冬に碧く輝く超希少ゴミムシ、井戸の底に潜む新種らしきプラナリア……。たとえヤツらが1ミリたりとも人類の役に立たなくても、異常な執念で徹底的に追いかけるのだ。「裏山の奇人」の異名をとるコマツ博士の、暴走する「昆虫愛」
いやぁ、おもしろかった。しょっぱなのネジレバネの生態から釘付け。昆虫学者あるあるに笑い、絶滅危惧種に対する扱い、人との暮しと虫など考えさせられた。
コロナ禍で思うように出掛けられない日々。しかし、それだからこそ身近でさまざまな発見ができた。とくに、プラナリアの今後には興味津々。
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