Happy Field Craft Room

Diary and Introducing the works.
手作りの作品とささやかなこと

★心機一転 Restart

2020年06月23日 | ●ささやかな事・Small things&days

心機一転 Change of mind‥‥Restart

2020年6月18日を、私は忘れないようにブログに書き留めておこうと思う。

 

以前からお話しているように、黒い招き猫を玄関に飾り始めてから

「人とのご縁」に、何かと救われている。

 

緊急事態宣言が発出された直後に、4年務めた会社をコロナ解雇された。

事業の母体がリゾートホテル・温泉旅館の運営だったので、

ダイレクトにコロナ禍の影響を受けてしまったのだ。

「コロナが終息したら、再雇用する」という言葉を鵜呑みにするには

先行きが不透明過ぎるし、何しろ解雇に至るまでのあまりに誠意のない

対応に辟易とした。

 

しかし、30代そこそこならまだしも、年齢的にも再就職へのチャレンジは、

精神的にもかなりしんどいものが・・・。

さらに今回のコロナ解雇では、失業者の数が尋常じゃない。

 

ハローワークが仕事探しの定番になってしまうのは、

応募数の把握や現況(応募者何名に対して、保留中が何名か)などの

詳しい情報が得られる利点がある。

私のようにそこそこの年齢になると、実際に採用したい企業側のターゲットが

30代だとしても、多くは「それ」を言えずにいるケースも多々あるのだ。

無駄になってしまうであろう履歴書の郵送費や写真代を防ぐには、

企業側の透けて見える真意を確かめておかなくてはならない。

 

しかし、真意や現況の把握とは別に、登録する企業は無料なので、

往々にしてブラックが多いと言われているのも事実。

(つまり、ブラック故にスタッフの定着率が悪く、

常にハロワの常連化している企業は要注意だ)

ただし、公共の職業斡旋機関なので、官庁など公的機関の募集もあり、

ハローワークを否定はしないし、失業保険の給付申請などの諸手続きのついでに

キャリアの棚卸などの講座等も利用すると良いと思う。

ハローワークだけでなく、転職サイトへのエントリーと両建てで活用する方が

いまどきの求職活動の在り方かもしれない。

 

私が利用したハローワーク品川はJR田町駅そばにある。

以前、ブログに書いた「昔の作品と再会」

今でも田町駅の改札の上に私がロゴデザインの企業がサインされている。

ここを通る度に「元気」をもらっている。

 

2カ月前、失業保険給付の申請にハローワークへ行くと4時間待たされた。

「・・・・。」

しかし、不平を言っても始まらない。

前を向くだけだ。それしか、道はない。

前を向く。やることをやる。やれることをやる。

・・・・しかないのだ。

 

ハローワークはコロナ禍の真っただ中にあったので、通常行われるはずの

「失業給付金に関する説明会」などがすべて中止となり、ハローワークでの求人検索も

施設に設置されているディバイスが使えず、「自宅のパソコンで」とのこと。

もちろん、スマホでもハローワークの求人ネット検索は可能だけれど、

自宅にパソコンのない人にとって、また、パソコンの作業が不慣れな人にとって

非常に困難な時期を強いられたことだろうと思う。

 

この時期、私は求職活動もさることながら、マスク不足にあえぐ現地スタッフや

知人に手作りマスクを送ったり、履歴書・職務経歴書のリライト。

このブログでもご紹介した通り、LINEスタンプを作ってみるという

チャレンジ(現在はリリース中)や、いろんな作品も・・・。

 

私は5月29日締め切りという某国立大学の事務職員に応募することに。

そもそもこの求人募集を知ったのは、5月23日で土日を挟んでしまう形になり

翌週の5月25日に紹介状を取り付け、翌26日に履歴書等を発送という瀬戸際

 

書類選考後、6月5日に面接していただけるという連絡を受け取った。

意外だった。てっきり書類審査で落とされてしまい、面接すら受けられない

と思っていた。

 

面接当日、この日は気温30度を超える真夏日で、面接用のジャケットが恨めしいほど。

特段、油断して臨んだわけではなかったけれど、

面接舞台は、まるでドラマ「白い巨塔」に出てくるようなドーナツ型の超巨大会議

テーブルには7名の面接官。

久々に緊張した。コロナ禍の面接ゆえ、互いにマスク着用のままで行われた。

 

いくらダメ元とは言え、今まで「年齢不問」と検索のキーワードを打ち込んだ場合、

ほとんどが、中小・零細企業くらいしか見当たらなかったこともある。

かつての面接官はほとんど、自分より若い場合が多く、また面接官が若いほど

不採用になるケースも多い。

 

面接は約40分くらいだったろうか。

「貴重なお時間を拝借し、本日はありがとうございました」と礼を告げて

面接会場を出た。

門の守衛さんに「面接終了しました。ありがとうございました」と一礼し、

キャンパスの門を抜けた。

 

6月6日に採用者のみに電話連絡する旨、面接の最後に言われていた。

当日、16時を過ぎても電話は鳴らなかった・・・・。

 

「・・・やっぱりね」

「大学での事務経験者が望ましい」と書かれていた通り、いくらパソコン関連作業や

そこそこビジネス文書に慣れていても、「ダメだったか・・・」

 

16:40・・・地下鉄構内で、LINEでつれあいと待ち合わせの連絡を入れようと

するも、フリーズして起動しない。

・・・・。よくよく見ると「着信履歴」が。

それは面接の日時をお知らせいただいた時と同じ番号からだった。

丁度、合流したつれあいをしり目に急いでかけ直すと、

「採用の内定」の連絡だった。

思わず「はいっ!ありがとうございます」と、かなり明るい声で即答すると、

つれあいから「おい!すごじゃないか!」と思い切り背中を叩かれた。

デザインの仕事から離れることに執着はないけれど、

いざ、内定をもらと「大きな組織」での再スタートに、気遅れもする。

 

そもそもつれあいはK大学職員で、研究所と大学の統合という仕事をフィナーレに

退職した経験者だ。

今回のコロナ禍で「倒産」のない国立大学での再就職は、

へとへとになった自分にとって最も望ましい職場であったろうと思える。

内定後「・・・本当にいいのかな?」とまだ迷う私に

つれあいは「ともかく、これ以上の就職先はないよ。迷う必要なんかない」と。

 

東京アラートも解除され、4カ月ぶりに銀座へ行った。

高級クラブや画廊が軒を連ねる並木通りを行くと

一枚の木版画にくぎ付けになった。

 

大好きな黒猫も愛らしく「心機一転」の文字!!

この作品は「渡辺木版美術画舗」の入り口に展示されていた。

 

 

奇妙な偶然というか

「行くしかないよ!がんばれ!」と言われた気がした。

帰宅すると、大学から「受諾証明書」の返送通知が届いていた。

 

 

「黒猫」ちゃんには、やたらと縁がある。

 

昨年の誕生日に自分へのプレゼントに買った黒い招き猫。

原宿のオリエンタルバザーというお店で購入した。

オリエンタルバザーは昔から、訪日外国人が和小物、陶器、

骨董品などを求めて賑わう、表参道のほぼ中央あたりにある老舗だ。

 

店内には白い招き猫と、金色と、黒の3つのタイプがあった。

黒い子に一目ぼれしていたが、イレギュラーに思えて

念のために「黒い招き猫」とネット検索すると、

白は商売繁盛。金は金運、黒は人の縁とあった。・・・

本来なら迷わず「金」を選ぶところだけれど、その日はどうしても

この黒い招き猫の表情が愛らしく思えて、この子を買うことにした。

レジまで持っていくと、店員さんに「展示品のこちらでよろしいですか?」と

聞かれたので、せっかくならばと2、3個見せていただいた。

同じように見えても手作り故に、塗りのテンションから微妙に表情に変化を感じる。

しかしながら、結局、展示してあった子が一番、やはり可愛いと決めた。

 

この子を買った日の帰り道。

表参道のみずほで「ロト6」を買った。

・・・・のちに、5等の1000円が当たっていた。

 

むむむ・・・幸先が良い。

 

以来、この子を「クロちゃん」と呼び、何かと話しかけ大切にしている。

 

 

#銀座画廊 #黒猫 #黒猫スピリチュアル 

#黒い招き猫



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