先月の上田に引き続き、今月のどこかにビューンは新青森行きが決まった。
前回の上田は、ちっ、上田なんて何も見るとこ無いじゃん!ハズレ引いちゃったよ、、、
と全く気乗りしないまま上田に向かったが、いやいやどうして、最近の旅の中でもズバ抜けて
良い所であった。落ち着いた知性溢れる街だったのだ。
何しろ現地、上田城で真田一族の事を知り徳川大軍を2度も撃破した一族を無性に知りたくなり、
「真田丸」の大河ドラマを観て真田幸村に惚れ込み、六文銭も手に入れた。
そして真田がしきりにボヤく「武田信玄が生きていれば、、」の言葉が今度は気になり、
「武田信玄」の大河ドラマを見始めた。
これまで私の人生で尊敬出来る人なんて皆無だったが、
初めての尊敬出来る人物となった、武田信玄。
とにかく尊敬に値する素晴らしい人物なのだ。
いずれ山梨の住人になる私への運命の巡り合わせとしか思えない、此度の出会い、
全く興味の無かった戦国武将、日本史に初めて興味を持つ転換となる旅となったのだ。
と、前置きが長くなったが、この自分で行き先を選べない旅は、
そのような思いがけない出会い、発見がある、
スゴロクのような面白さを今、感じているのだ。
そして、今回の青森は数十年前に一度訪れた事はあるのだが、
駅前をぶらっとしただけで、じっくり観光した事は無かったので、
まず計画を練る。
とりあえず三連休に丁度ぶつかる日程で数週間後に旅は迫っていたので宿を確保せねば!
と慌てて新青森駅前にある東横inを予約。
ただその後の計画を立てていく過程で新青森では何かと不便である事に気づき、
あらゆる旅の計画に対応可能な青森駅近くの宿に変更した。
青森駅でも駅前に東横inがあったので、こちらをポチッと予約。
酸ケ湯温泉に行く計画を立てたのだが、三連休の一人旅は宿泊費が高くなるので、
旅館は鼻からパス、ここはビジネスホテルだろう、と予約。
酸ケ湯温泉は日帰りで行こうというプランだ。
行きの新幹線は6時〜9時の出発時間の希望でのサイコロ振りだったが、
JRで指定してきた新幹線は6:32発の東京駅。。。
何もそこまで早い時間にしなくても、、、
家から始発のバス乗っても間に合わない、、、
と、ここは顔に縦線。。
やむなく暗い内に駅まで車で行き駐車場に置いていく事にした。
新青森駅到着は10時前には着くが、酸ケ湯温泉行きの一番早いバスの
8;11発には間に合わず次のバスにすると滞在時間が2時間ぐらいしか出来ず、
1時間半かけて行くメリット少なくなるので次の日の朝一番のバスで
行く事にした。
着いた初日は青森駅周辺の観光。
まずは八甲田丸。
ねぶた会館のワッセと、展望台のあるアスパムという3館共通券が¥1380と安く買えるので、
これを購入。
八甲田丸、いいねぇ。
青函連絡船で使ってた船が昭和の街並み再現してたり、
操舵室見れたり、機関室見れたり、とっても楽しめた。
次のワッセも昨年の賞を取ったねぶたが3体展示されており、
圧巻の見事さに魅入る。
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アスパムでは展望台では悪天候ほとんど視界が無かったが、
晴れていれば下北半島、函館も?見れるはずだったが、
充分満足。
冬の鉛色の海を見れただけでいいのだ。
そう、ここで雪の舞い散る海の歌を一句詠んでみた。
「鉛色の空と海の境目は曖昧に 迫りくる雪 音なき凄み」
北の町のいつもの景色なのだ、これが。

食事はネットでも評判高く、会社の同僚も薦めてくれた
「おさない食堂」へ。
ホタテの味噌焼き定食を食べたが、

確かに美味しいには違いなかったのだが期待が大き過ぎて感動はなし。
噂通り、開店前から何十人もの行列が出来てた。
夕飯は津軽三味線の生演奏のあるという「大福丸」という居酒屋へ。
海鮮丼とイガメンチを頼む。
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このイガメンチ、イカを刻んでメンチにして揚げたものだが、これがめちゃめちゃ美味しかった。
三味線も堪能しほろ酔いで宿に戻る。
そして2日目、酸ケ湯温泉行きのはずだったが、、、
これは今シーズン最大の寒波?とかで主に日本海側に大雪警報出た。
青森は日本海側ではないし大丈夫か?と楽観的希望も
現地の天気予報では青森南部の山岳地帯も濃い雪エリアの予報が出てる。。
電車だけでなく道路の通行止めの可能性も予報は示唆しておりは予断を緩さない。
青森駅からバスで1時間半の酸ケ湯温泉。
いや〜リスク有り有りだろう、、、
市内なら除雪で凌げても、進行系の大雪に山奥の除雪が間に合うはずもないか、、
通行止めになって帰れなくなったら酸ケ湯温泉に一泊?
どこかにビューンの新幹線チケットも当日に限り該当の新幹線以外でも
特急料金払えば使えるが翌日は完全に自腹。。。
宿代、新幹線代で五万円ぐらいは自腹支出?
いや、ムリムリ!
リスクマネジメント?で酸ケ湯温泉行きは諦めた。
その日の夕方、酸ケ湯周辺の道路状況調べてみると、
案の定、通行止めになっていた。
ナイス判断!
行きは良い良い、帰りは怖いだな、、、
では、2日目はどうする?
浅虫温泉&水族館?
これも考えたが、あまりいい日帰り温泉が無いのと、
別に水族館にわざわざここで行く必要もない。
そんな中でWEBで見つけたのが、「八甲田雪中行軍遭難資料館」
これでしょ!!
八甲田山のこの雪中行軍の遭難は映画、新田次郎の小説で読んだ悼ましい事件。
ここでしか見れないものだもの、これに行くっきゃない!
バスに30分揺られ目的の資料館に到着。
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あどけなさがまだ残る若い命を落とした軍人たちの199人の写真を見る。
戦場ではなく訓練で命を落としたという事に複雑な思いを抱く。
資料館では何故彼らが亡くならざるをえなかったのか、
そこの責任追及にはほとんど触れてないが、
新田次郎の小説では時の司令官に翻弄され救えたはずの命を救えなかった顛末が詳細にかかれていた。
武田信玄をドラマで観てても感じるが、決定権を持った上司の迷走、判断ミスは
致命的である。
従わざるを得ない下士官達、落とさなくていい多くの命が絶えた。
同じ時期に弘前の反対側から八甲田山を目指した第11艦隊は誰一人命を落とさなかったのは、
司令官の違いによるものに他ならない。
ガイドを付けた、この第11艦隊を嘲り笑った第五艦隊の結果との対照的な
その顛末がここの資料館に残る。
さて、こんな複雑な胸中を抱え雪深い道を雪に足をのめり込ませながら歩き、バスで又青森駅に戻る。
この後は街なか温泉でまったりしようかと当初考えていたが、
何だか重装備の服を脱いで又着るのがひじょ〜に面倒になり、
このまま何をしようかと考える。
降りしきる雪。
これをずっと見ていたいな〜
そう思った時、ハッと思いついたのが昨日訪れたアスパムという展望施設。
そこに海を臨む無料広々スペースがあったな、と。
そこなら降りしきる雪をぼ〜と見ていれるかと、そこへ移動。
そこで買い足したいお土産もあったし丁度いい。
結果、大正解。
鉛色の海と平原に降り続く雪をず〜と眺めていられた。
そして、イベント広場では青森大学の三味線研究会の学生と先生の生演奏も聴けたり、
ゆったりと楽しめた。
青森は不思議な所だ。
鉛色の空に雪が降りしきっていたかと思うと、
突然ピタッと止まり青空が見えたりする。
そして又暫くすると鉛色の雪景色に戻る。
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又、外人が多い事にびっくりした。
京都、東京、北海道辺りにインバウンドの外人が来るのはわかる。
でも、この冬の時期に青森まで来て何を見るのだ?
何が目的なのだ?
不思議だ。
おまけに「おさない食堂」には中国人も行列に並んでおり
外人まで知れ渡っているのか?
不思議なのだ。
雪?
雪を見たことない、て語っていた外国人をテレビで見たな。
雪はスキーではいつも見てきたが、
こんな片道三車線もあるような大通りの路面にビッシリ白い雪が張り付いているのは
初めて見た。不思議な感じだ。
スキー場近くの細い山道で雪はあるもの、
そんな感覚だったので。
さて、15時頃迄アスパムでまったりし、お腹も減ってきたので
少し早い夕飯にしようと腰を上げる。
夕飯処はネットと通りがかって、メニューや通し営業してるという情報から
青森駅直結の「青森食堂」に決めていた。
新青森駅にも色々食べれるレストランがあるのはリサーチ済みだったが、
やや高め設定との事で、ローコストである青森駅をとった。
昨日、テレビのラーメンを食べ周る旅番組を見たせいか、
ずっと降り続く雪のせいか、食べたいものは、「ラーメン」オンリー。
青森食堂にある煮干しのラーメンか、青森ニンニク味噌ラーメンか、
非常に迷ったが、やっぱり青森名産のニンニクの入った方だろ、と、
味噌ラーメンにした。
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ん〜美味いっ!思うに美味しいと感じるのは自分の求める期待値の味と、
実際の味がマッチした時なんだろう。
麺もスープも私の期待通りの味だったが、
それらを超えて特に美味しかったのが追加したコーン!
嶽産とか名前が付いてるコーンだったので、ここの名産なのか?
甘い!めちゃ美味しかった。
そして早めに新青森駅に向けて青森駅を出発。
向こうでお茶でも飲みながらのんびりしようと早めに出た。
そして、この早め行動がこの後のトラブルに難なく対応出来た事に胸を撫で下ろす。
大雪で青森駅から新青森駅の電車が来ないのだ。
駅のアナウンスは
「下り電車が来ないので16:45発の電車は遅れております」
これってどうよ?
全く当事者側の説明になってない!
そんな事は私たちだって百も承知。
ナメてるのか?呆れる仕事ぶり。。
下り電車が何故遅れてるのか?大雪で途中で止まっているのか?
電車がトラブルで動かなくなったのか?
「何か情報が入りましたらご連絡します」
電車の運転手、近くの駅と連絡取れる立場だろ!
ツッコミどころ満載の情けないアナウンスに構ってる場合ではない。
幸いにも早め行動を取ってる自分は新青森発の新幹線は1時間半後だから、
流石にそれまでには間に合うだろ、
待ってるか、最初はそう考えていたものの、あまりに情報が無く
最悪、間に合わなかった場合は、私の切符は変更出来る切符ではない。
新青森駅と青森駅は地図上でも確認しており、ほんの目と鼻の先。
よし!バスで行こう!と決意。
時間も料金も電車の倍かかるが、それでも20分、 運賃も¥310、
新幹線に乗り遅れるより全然いい。
改札でSuicaの入場記録を消してもらおうと列に並ぶと
前のおじさんは17:25?の新幹線に乗るんですけど、もう間に合わないですよね?
と哀しそうに聞いていた。
通常通りであれば10分もかからずに着くのにね。。
同情します。
そして多くの乗客は新青森へはバスで向かう事にしたようで
バス停には長い行列ができた。
バスは15分ぐらい待ってやってきて、新青森駅には17:20頃に着いた。
何人かは駅の階段を猛ダッシュで駆け上がっていった。
間に合うといいね。
私は1時間ぐらい時間あるので駅の土産物売り場を徘徊。
いや〜やっぱり新幹線駅は青森県内のありとあらゆるものが全部取り揃えられている!
あちこちで見たものが、ほぼ全部ここに集められてる。
場所柄、1割ぐらいは高くはなってるが、
それでもここに来ればちゃんと買い損ねたものもここで買える!ってのは大きい。
今回、青森駅に着いてから、土産を買いまくり、
後から、こっちの方が良かったな、、というものが沢山あり、
土産物はそんなに幾つも買っても仕方ないからと断念したが、
いいものが沢山あった。
ホタテ関連、おぼろ昆布、りんごジュース、手頃なせんべい。
次に来た時は絶対に最初から飛ばして買わずに
最後の新青森駅で買ってもいいぐらいに静観しようっと。
土産物だけで2万円ぐらい使った。。。誕生日のプレゼントも入ってるが。
そんなこんなで楽しい青森の旅は無事、新幹線にも乗れ終わった。
あ〜楽しかった。
地道にJRポイントを貯める努力をしてるおかげで
来月もどこかにビューーン!の権利があり、
3ヶ月連続で行く事も出来るのだが
来月は自分が週末に何かと予定を入れてた関係で行けない。
ま、来月は春休みシーズンにも重なるから、
4月のGW前辺りを狙ってみるか。
さらなるどこかにビューーン!を継続するために、
モバイルsuikaでの定期購入する為に対応でないスマホを
対応のスマホに買い替えた。
3万円かかったが、それでも一回どこかにビューーン!で旅に行ければ
元は取れる。
さぁ、次のスゴロクはどこが当たる?
楽しみだい。
ジュソンオポムのりんごパイ
前回の上田は、ちっ、上田なんて何も見るとこ無いじゃん!ハズレ引いちゃったよ、、、
と全く気乗りしないまま上田に向かったが、いやいやどうして、最近の旅の中でもズバ抜けて
良い所であった。落ち着いた知性溢れる街だったのだ。
何しろ現地、上田城で真田一族の事を知り徳川大軍を2度も撃破した一族を無性に知りたくなり、
「真田丸」の大河ドラマを観て真田幸村に惚れ込み、六文銭も手に入れた。
そして真田がしきりにボヤく「武田信玄が生きていれば、、」の言葉が今度は気になり、
「武田信玄」の大河ドラマを見始めた。
これまで私の人生で尊敬出来る人なんて皆無だったが、
初めての尊敬出来る人物となった、武田信玄。
とにかく尊敬に値する素晴らしい人物なのだ。
いずれ山梨の住人になる私への運命の巡り合わせとしか思えない、此度の出会い、
全く興味の無かった戦国武将、日本史に初めて興味を持つ転換となる旅となったのだ。
と、前置きが長くなったが、この自分で行き先を選べない旅は、
そのような思いがけない出会い、発見がある、
スゴロクのような面白さを今、感じているのだ。
そして、今回の青森は数十年前に一度訪れた事はあるのだが、
駅前をぶらっとしただけで、じっくり観光した事は無かったので、
まず計画を練る。
とりあえず三連休に丁度ぶつかる日程で数週間後に旅は迫っていたので宿を確保せねば!
と慌てて新青森駅前にある東横inを予約。
ただその後の計画を立てていく過程で新青森では何かと不便である事に気づき、
あらゆる旅の計画に対応可能な青森駅近くの宿に変更した。
青森駅でも駅前に東横inがあったので、こちらをポチッと予約。
酸ケ湯温泉に行く計画を立てたのだが、三連休の一人旅は宿泊費が高くなるので、
旅館は鼻からパス、ここはビジネスホテルだろう、と予約。
酸ケ湯温泉は日帰りで行こうというプランだ。
行きの新幹線は6時〜9時の出発時間の希望でのサイコロ振りだったが、
JRで指定してきた新幹線は6:32発の東京駅。。。
何もそこまで早い時間にしなくても、、、
家から始発のバス乗っても間に合わない、、、
と、ここは顔に縦線。。
やむなく暗い内に駅まで車で行き駐車場に置いていく事にした。
新青森駅到着は10時前には着くが、酸ケ湯温泉行きの一番早いバスの
8;11発には間に合わず次のバスにすると滞在時間が2時間ぐらいしか出来ず、
1時間半かけて行くメリット少なくなるので次の日の朝一番のバスで
行く事にした。
着いた初日は青森駅周辺の観光。
まずは八甲田丸。
ねぶた会館のワッセと、展望台のあるアスパムという3館共通券が¥1380と安く買えるので、
これを購入。
八甲田丸、いいねぇ。
青函連絡船で使ってた船が昭和の街並み再現してたり、
操舵室見れたり、機関室見れたり、とっても楽しめた。
次のワッセも昨年の賞を取ったねぶたが3体展示されており、
圧巻の見事さに魅入る。
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アスパムでは展望台では悪天候ほとんど視界が無かったが、
晴れていれば下北半島、函館も?見れるはずだったが、
充分満足。
冬の鉛色の海を見れただけでいいのだ。
そう、ここで雪の舞い散る海の歌を一句詠んでみた。
「鉛色の空と海の境目は曖昧に 迫りくる雪 音なき凄み」
北の町のいつもの景色なのだ、これが。
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食事はネットでも評判高く、会社の同僚も薦めてくれた
「おさない食堂」へ。
ホタテの味噌焼き定食を食べたが、
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確かに美味しいには違いなかったのだが期待が大き過ぎて感動はなし。
噂通り、開店前から何十人もの行列が出来てた。
夕飯は津軽三味線の生演奏のあるという「大福丸」という居酒屋へ。
海鮮丼とイガメンチを頼む。
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このイガメンチ、イカを刻んでメンチにして揚げたものだが、これがめちゃめちゃ美味しかった。
三味線も堪能しほろ酔いで宿に戻る。
そして2日目、酸ケ湯温泉行きのはずだったが、、、
これは今シーズン最大の寒波?とかで主に日本海側に大雪警報出た。
青森は日本海側ではないし大丈夫か?と楽観的希望も
現地の天気予報では青森南部の山岳地帯も濃い雪エリアの予報が出てる。。
電車だけでなく道路の通行止めの可能性も予報は示唆しておりは予断を緩さない。
青森駅からバスで1時間半の酸ケ湯温泉。
いや〜リスク有り有りだろう、、、
市内なら除雪で凌げても、進行系の大雪に山奥の除雪が間に合うはずもないか、、
通行止めになって帰れなくなったら酸ケ湯温泉に一泊?
どこかにビューンの新幹線チケットも当日に限り該当の新幹線以外でも
特急料金払えば使えるが翌日は完全に自腹。。。
宿代、新幹線代で五万円ぐらいは自腹支出?
いや、ムリムリ!
リスクマネジメント?で酸ケ湯温泉行きは諦めた。
その日の夕方、酸ケ湯周辺の道路状況調べてみると、
案の定、通行止めになっていた。
ナイス判断!
行きは良い良い、帰りは怖いだな、、、
では、2日目はどうする?
浅虫温泉&水族館?
これも考えたが、あまりいい日帰り温泉が無いのと、
別に水族館にわざわざここで行く必要もない。
そんな中でWEBで見つけたのが、「八甲田雪中行軍遭難資料館」
これでしょ!!
八甲田山のこの雪中行軍の遭難は映画、新田次郎の小説で読んだ悼ましい事件。
ここでしか見れないものだもの、これに行くっきゃない!
バスに30分揺られ目的の資料館に到着。
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あどけなさがまだ残る若い命を落とした軍人たちの199人の写真を見る。
戦場ではなく訓練で命を落としたという事に複雑な思いを抱く。
資料館では何故彼らが亡くならざるをえなかったのか、
そこの責任追及にはほとんど触れてないが、
新田次郎の小説では時の司令官に翻弄され救えたはずの命を救えなかった顛末が詳細にかかれていた。
武田信玄をドラマで観てても感じるが、決定権を持った上司の迷走、判断ミスは
致命的である。
従わざるを得ない下士官達、落とさなくていい多くの命が絶えた。
同じ時期に弘前の反対側から八甲田山を目指した第11艦隊は誰一人命を落とさなかったのは、
司令官の違いによるものに他ならない。
ガイドを付けた、この第11艦隊を嘲り笑った第五艦隊の結果との対照的な
その顛末がここの資料館に残る。
さて、こんな複雑な胸中を抱え雪深い道を雪に足をのめり込ませながら歩き、バスで又青森駅に戻る。
この後は街なか温泉でまったりしようかと当初考えていたが、
何だか重装備の服を脱いで又着るのがひじょ〜に面倒になり、
このまま何をしようかと考える。
降りしきる雪。
これをずっと見ていたいな〜
そう思った時、ハッと思いついたのが昨日訪れたアスパムという展望施設。
そこに海を臨む無料広々スペースがあったな、と。
そこなら降りしきる雪をぼ〜と見ていれるかと、そこへ移動。
そこで買い足したいお土産もあったし丁度いい。
結果、大正解。
鉛色の海と平原に降り続く雪をず〜と眺めていられた。
そして、イベント広場では青森大学の三味線研究会の学生と先生の生演奏も聴けたり、
ゆったりと楽しめた。
青森は不思議な所だ。
鉛色の空に雪が降りしきっていたかと思うと、
突然ピタッと止まり青空が見えたりする。
そして又暫くすると鉛色の雪景色に戻る。
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又、外人が多い事にびっくりした。
京都、東京、北海道辺りにインバウンドの外人が来るのはわかる。
でも、この冬の時期に青森まで来て何を見るのだ?
何が目的なのだ?
不思議だ。
おまけに「おさない食堂」には中国人も行列に並んでおり
外人まで知れ渡っているのか?
不思議なのだ。
雪?
雪を見たことない、て語っていた外国人をテレビで見たな。
雪はスキーではいつも見てきたが、
こんな片道三車線もあるような大通りの路面にビッシリ白い雪が張り付いているのは
初めて見た。不思議な感じだ。
スキー場近くの細い山道で雪はあるもの、
そんな感覚だったので。
さて、15時頃迄アスパムでまったりし、お腹も減ってきたので
少し早い夕飯にしようと腰を上げる。
夕飯処はネットと通りがかって、メニューや通し営業してるという情報から
青森駅直結の「青森食堂」に決めていた。
新青森駅にも色々食べれるレストランがあるのはリサーチ済みだったが、
やや高め設定との事で、ローコストである青森駅をとった。
昨日、テレビのラーメンを食べ周る旅番組を見たせいか、
ずっと降り続く雪のせいか、食べたいものは、「ラーメン」オンリー。
青森食堂にある煮干しのラーメンか、青森ニンニク味噌ラーメンか、
非常に迷ったが、やっぱり青森名産のニンニクの入った方だろ、と、
味噌ラーメンにした。
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ん〜美味いっ!思うに美味しいと感じるのは自分の求める期待値の味と、
実際の味がマッチした時なんだろう。
麺もスープも私の期待通りの味だったが、
それらを超えて特に美味しかったのが追加したコーン!
嶽産とか名前が付いてるコーンだったので、ここの名産なのか?
甘い!めちゃ美味しかった。
そして早めに新青森駅に向けて青森駅を出発。
向こうでお茶でも飲みながらのんびりしようと早めに出た。
そして、この早め行動がこの後のトラブルに難なく対応出来た事に胸を撫で下ろす。
大雪で青森駅から新青森駅の電車が来ないのだ。
駅のアナウンスは
「下り電車が来ないので16:45発の電車は遅れております」
これってどうよ?
全く当事者側の説明になってない!
そんな事は私たちだって百も承知。
ナメてるのか?呆れる仕事ぶり。。
下り電車が何故遅れてるのか?大雪で途中で止まっているのか?
電車がトラブルで動かなくなったのか?
「何か情報が入りましたらご連絡します」
電車の運転手、近くの駅と連絡取れる立場だろ!
ツッコミどころ満載の情けないアナウンスに構ってる場合ではない。
幸いにも早め行動を取ってる自分は新青森発の新幹線は1時間半後だから、
流石にそれまでには間に合うだろ、
待ってるか、最初はそう考えていたものの、あまりに情報が無く
最悪、間に合わなかった場合は、私の切符は変更出来る切符ではない。
新青森駅と青森駅は地図上でも確認しており、ほんの目と鼻の先。
よし!バスで行こう!と決意。
時間も料金も電車の倍かかるが、それでも20分、 運賃も¥310、
新幹線に乗り遅れるより全然いい。
改札でSuicaの入場記録を消してもらおうと列に並ぶと
前のおじさんは17:25?の新幹線に乗るんですけど、もう間に合わないですよね?
と哀しそうに聞いていた。
通常通りであれば10分もかからずに着くのにね。。
同情します。
そして多くの乗客は新青森へはバスで向かう事にしたようで
バス停には長い行列ができた。
バスは15分ぐらい待ってやってきて、新青森駅には17:20頃に着いた。
何人かは駅の階段を猛ダッシュで駆け上がっていった。
間に合うといいね。
私は1時間ぐらい時間あるので駅の土産物売り場を徘徊。
いや〜やっぱり新幹線駅は青森県内のありとあらゆるものが全部取り揃えられている!
あちこちで見たものが、ほぼ全部ここに集められてる。
場所柄、1割ぐらいは高くはなってるが、
それでもここに来ればちゃんと買い損ねたものもここで買える!ってのは大きい。
今回、青森駅に着いてから、土産を買いまくり、
後から、こっちの方が良かったな、、というものが沢山あり、
土産物はそんなに幾つも買っても仕方ないからと断念したが、
いいものが沢山あった。
ホタテ関連、おぼろ昆布、りんごジュース、手頃なせんべい。
次に来た時は絶対に最初から飛ばして買わずに
最後の新青森駅で買ってもいいぐらいに静観しようっと。
土産物だけで2万円ぐらい使った。。。誕生日のプレゼントも入ってるが。
そんなこんなで楽しい青森の旅は無事、新幹線にも乗れ終わった。
あ〜楽しかった。
地道にJRポイントを貯める努力をしてるおかげで
来月もどこかにビューーン!の権利があり、
3ヶ月連続で行く事も出来るのだが
来月は自分が週末に何かと予定を入れてた関係で行けない。
ま、来月は春休みシーズンにも重なるから、
4月のGW前辺りを狙ってみるか。
さらなるどこかにビューーン!を継続するために、
モバイルsuikaでの定期購入する為に対応でないスマホを
対応のスマホに買い替えた。
3万円かかったが、それでも一回どこかにビューーン!で旅に行ければ
元は取れる。
さぁ、次のスゴロクはどこが当たる?
楽しみだい。
ジュソンオポムのりんごパイ