いよいよ暦は2月に入り、今年度もあと残すところわずかとなりました。生徒たちの英語学習も、それぞれに今年度の総まとめに突入します。
特に中学生にとっては、短い3年間の中で、特に1~2年の間の学習が非常に重要になってきます。水曜日のクラスでは中1娘6名が頑張っていますが、教科書の単元を早め早めに終わらせて、2月の中旬から3月にかけては、おもに1年間の文法および語彙についての総まとめに入る予定です。
今回は教科書New Horizonの「それぞれのお正月」のはじめを終わらせました。学校ではまだそこまで到達していないようですが、ここから以降はほとんど既習の文法表現のレビュー的なユニットなので、もしかしたら、思いっきり飛ばされてしまうかもしれません・・・。本当は定着を図るためには、もう一度ちゃんとやるべきなんでしょうが、いまどきの教育事情でなかなかきっちりとは進まないようです。
ですから、当校では学校でさらっと進んでしまいそうな部分にもグイグイ突っ込んで、新学年での英語にもスムーズに移行できるよう、この2カ月を大切に指導していきたいと考えています。
また、この学年は6月には全員準2級を受験予定です。高校進学前に準2級を取得し、目標とする学校への足がかりになればと、レッスン前にはお決まりの単語テストを行っています。子の単語テスト、もう他の学年のクラスにも定着していて、英検を目標とする生徒がいる場合は、通常クラスでも、必ず行っています。必ず試されるものがある思うと、生徒たちもちゃんと準備をしてくるものです。初めは億劫だったり、面倒くさかったりしても、毎回の習慣になると、食べた後歯磨きをしたり、毎日お風呂に入ったり、と言った生活習慣と同様、「やるべきことの一つ」として身に付くものです。
昨今の学校教育は、ゆとり教育の教訓を生かして、授業数が増えたり、単元が大幅に加えられたりと、いきなり負担が増えた感が否めません。でもそれも「あたりまえ」になってしまえば、子どもたちにとっては苦にはならないはず。ただ、ゆとり教育方針で教育していた側、つまり学校の先生たちは、その変化にちゃんと対応できているのでしょうか?子どもたちは、水や肥料を与えれば伸びていく植物と同様、どんどん成長できる可能性を持っています。その可能性をちゃんと伸ばしてあげられるよう、指導者側の心構えを根本的に変えていかない限り、豊かな水や肥料は無駄になってしまいます。。せっかくの良い教材も宝の持ち腐れです。
そんなジレンマを感じつつ、やっぱり英語が好き、そして子どもたちが好きな私は、今日もせっせと副教材作りに励みま~す。