昨日は体育の日。1964年、東京オリンピックが開催された10月10日にちなんで、2年後の1966年から祝日となりました。私の時代は何が何でも10月10日でしたが、ハッピーマンデーが適用されてからは、10月の第2月曜日となっています。
そんなわけで、世間では3連休。この北杜市にも県内外から、秋を先取りしようとたくさんの観光客が訪れたようですが、教室では通常レッスンに加え、英検対策の特別レッスンがありました。英検前の貴重な休み、休んでいるわけにはいきません
午後一番のレッスンは小6Girls。彼女たちは4年生の教室開校時からのメンバーで、既に英検3級を取得した生徒たちです。通常の会話クラスですが、一番難しい教材を使い、特に長文の音読や、作文、スピーキングに力を入れています。はじめはphonicsをやっていてもうまく音が出せなくて苦労した子どもたちも、今ではスイスイと文章を読んでいきますし、発音にも自分で気を配れるようになっています。中学進級前のこの秋からは、準2級の学習にも取り組む予定で、現在の中学生が卒業後は、この教室の中心となって活躍してくれそう・・・。心強く、楽しみな子ども達です
そして次は英検4級模擬。今回は小6から中1までの生徒が受験します。テキストの講義が終わったあとは模擬の嵐だったのですが、今まで全員が合格することはありませんでした。今回初めて、全員が合格 努力が実を結び始めたようです。その瞬間の子どもたちの満面の笑み、指導者としては一番嬉しい場面です。
また、続いて行った中2の生徒たちが受験する準2級にも嬉しい変化が起こりました。合格する子供たちの点数がぐんと高くなったこと、そして点数が伸び悩んでいた子も、合格まであと僅かのところまでに達したことです。特に準2の生徒たちには、家での復習については再三伝えてきました。それでもなかなか手がつけられなかったり、やる気が起きなかったり、という状況の子もいたりして、全員のモチベーションをあげることは容易ではありませんでした。しかし、合格する子がどうやって英語学習に取り組んでいるのかを本人から聞き、自分の状況と照らし合わせる中で、自分なりに感じ取ったものがあったようです。今では毎日欠かさず英語を耳にし、触れるようにしているとのことで、やはりその努力が成果にあわられ始めています。
受験をするということは、合格が目標、というのは当たり前のことです。不合格になればもちろん悔しい思いをするでしょう。しかし本当のところは、受験をするまでの「過程」が非常に大事なのだと思います。今は保護者の元に置かれている子どもたちも、大人になれば自分に降りかかる問題は、自分自身で解決していかなくてはいけません。でもそのプロセスが分からず、モチベーションを持続させるだけの気力が続かなければ、挫折したまま立ち上がることはできないでしょう。
今は小さな目標(子どもたちにとっては大きな山なんでしょうが・・・)ですが、それらに地道に挑戦していくこと、そしてその過程をたくさん経験することが、彼らの将来の基盤の一部になってくれれば、と願いながら、今日も元気に子どもたちを迎えたいです