Happy Charming Life 徒然ブログ 2005~

yaplog 終了により、goo blogお引越し。2005年からの備忘録として大切にしていきたいです。

素人の私でも最初からそう思っていた原発問題

2011-04-13 18:36:26 | 原発
チェルノブイリと同じレベル7という原発の事故の評価がやっと出た。最初からレベル5ではないと感じていた私。アメリカのスリーマイルの事故の場合、その原発の2~3キロ地点から毎日、何度も政府の責任者が会見をしていたという。TVの画面にスリーマイル原発をバックにその報道官(呼び方は忘れた)が、ここは安全です!と、毎日TVで国民に語りかけていたそうだ。だから周辺住民にも不要な不安や心配はなかったそうだ。日本の場合は、遠く離れた東京や福島市内の原発から離れたところからの会見が毎日ある。「~には影響がない。」「ただちに影響はない。」の連発。。。ただちには、即座にであって、1ヶ月後や1年後は影響があるってことです。

アメリカはスリーマイルを経験しているのに、80km圏外避難を国民に提示している。日本は20km、そして計画的避難?というよくわからない避難が30km圏内。福島市内の同僚、知人は、こんなに原発が悪化しているという現実なのに、なぜか?そろそろ皆で戻るそうです。個人個人のお話を聞くと、自分だけ逃げられない、自分達だけ逃げるわけにはいかない・・・という日本人的な連帯意識?でしょうか?学校が始まるからとか、年老いた家族がそこに居たいからだとか・・・。小中学生の子供がいる人も自分達だけ避難しているわけにいかないだろう?って、かえって怒られちゃう勢いです。つまり・・・こんな時は経営者の方針、危機意識が部下の健康と将来を左右するのだと思います。政府が安全だとされている60km圏の福島でも確実に放射線量は高いのに、彼らは「日に日に下がってきてるから、大丈夫!ガイガーカウンターであちこち測ってるから大丈夫。」と、とても前向きなのです。

毎日、震度5以上の地震が頻発している福島で、地震は当面収まりそうもない。私にはこの尋常でない地震の頻発や原発問題の深刻な状態は、ここに今住むべきではない!と思っているのだが・・・避難を勧めても、震度5にはもう慣れたから、放射能は60kmあるから、大丈夫だと言う。。。本当にそうであろうか?60kmであっても風向きや累積放射線で避難した方がいいと思うのは私だけでしょうか?地元の方々は今も、地元の露地物野菜を食べ、水道水をお料理にも使っているのだ。


ガイガーカウンターは売れまくっているそうで、入荷待ちの人がたくさんいそうです。でも、空気・大地・食品の足し算を正しくしていないと危険ですし、そんな危険を考えて生活するのも、かなりのストレスです。しかし・・・福島の知人も仙台の知人も放射線のことなど、考える余裕はありません。地震からの復興、家の片付け等に心血を注いでいる現実。

私はただの一般人であるし、会社員である。しかし、TVの解説者と会見を鵜呑みにしたことは一度もない。私以外の国民もそうだと思っているのだが・・・安心して危機感のない人々も回りには沢山いる。かえって、私が神経質だという指摘さえあったりする。TVの解説者の説明も楽観的なモノばかりで、東電の回し者としか思えなかった。今になって、やっと本当のことを少しずつ外国などの外圧もあって、公開するようになったが、後の祭りではないか?このまま行くと、後になって「私達こんなに被爆していたの?」と後悔する人が激増しそうだ。

避難区域を20km圏内と出していたが、海外のメディアを見ている限り、30km圏内の人々はもう2度と家に帰れなくなるだろう、可哀想だから出来るだけ持ち出せる物を持って、即座ではなく2~3日かけて避難したらいいと思っていた。しかし、レベル7の発表があるまで、避難している方々さえ、いつか?帰れると思っていたようだ。。。一時帰宅ではなく、本当の帰宅。

あの安全保安院のおじさんは、チェルノブイリの1割くらいの放射線しか放出されていないを強調している。チェルノブイリは一時的な爆発であっても、福島第一は毎日、ちょろちょろ・・・と放射線を放出しているわけだから、チェルノブイリより環境に放出する量は上回ってしまうという最悪の状況もあり得るだろう。日本の場合は、一時的な放出量は1/10であっても、1基だけでなく、4基も調子が悪いのだから。あるTVで蛙を沸騰したお湯に入れたら、びっくりして飛び出すけど、鍋の中に水を張って蛙を入れて、弱火で熱していったら、知らぬ間に死んでしまうことになるっていう比喩が使われていた。なるほど・・・そんな感じの日本。。。心配なんだけど、不安なんだけど、きっと大丈夫だよ。と思っている楽観的な国民。

首相の会見を見ても、安全保安院を見ても、東電社長の会見を見ても・・・差し迫った危機感を感じない。首相と東電社長は自分達のことの評価が高いようだ。ニュースで会見の一端を見て、愕然とした。東電の社長は「ベストを尽くした。ベストを尽くしつつある。」と同じ言葉を繰り返すばかり首相も自画自賛している様に目を疑った。こんな人が首相でいいはずがない。。。危機感を行動で示せないのは、本当にあり得ないと思う。安全保安院のおじさんも三者ともに福島原発の現地に出向いてもらいたいものだ。そこで、毎日作業をしてくれている作業員の人々の被曝量は相当なものであるし、待遇も悪い。たった1日たった数時間だけでも、現地で視察、激励してきてはいかがでしょうか?

海に大量に流された低濃度の放射線と呼ばれる水は、低濃度ではないようだ。。。私の場合は、普段から野菜だけで大満足のヴェジタリアンなのだが、外食だとやはり魚を食べる機会が多い。今、行っている福岡では毎日、これでもか?という位魚が出てくる。。。お店で、この魚はどこのですか?と必ず聞いてしまう。もちろん、玄界灘だったり、近海な物なのだが・・・この前訪れた博多の野菜料理が美味しい割烹料理屋さんでは、いわしのつみれ汁をいただいた。お店の方は、三陸で取れたいわしのつみれです。って笑顔で出された。。。一瞬、私達は寡黙になって、「あっ、これ地震前のですよね?」と、なぜか?確認をしてしまった。地震以降に漁をしているはずもないのに・・・。

武田さんのブログに魚について適格に書かれていますので、ご一読を。

日本人はもともと農耕民族と言われているのだから、皆さんもヴェジタリアンになればいいのに・・・と思うこの頃です。









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