きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

4人の食卓

2010年08月30日 | 韓国
4人の食卓(原題:4인용 식탁)  2003年  ☆☆ヽ(*^ω^*)ノ
監督:イ・スヨン
出演:パク・シニャン、チョン・ジヒョン、ユ・ソン

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これはかなり面白いです
「箪笥」も良かったけど、こっちの方がさらに上いく面白さでした
やっぱりこれもホラーじゃないよね
心霊心理サスペンスとでも言いますか

この世に存在するものは目に見えるものだけでなくて
現実に人それぞれの目に映る形だって、自分にはこう見えてても他人には違う形に見えるかもしれないし、全部が同じじゃない
個々の記憶だって他人には見えなくてもそこには存在するし
事実かそうじゃないかなんて本当のことはわからない
「受け入れられない事実は事実じゃない」
逆を言えば「受け入れれば事実は事実」ってことよね

最初は、地下鉄でたまたま遭遇した少女毒殺事件にジョンウォン(パク・シニャン)が霊を見るくらいに動揺するのかが不思議だったんだけど
彼が忘れていた潜在意識で罪を感じたんだわね

パク・シニャンとチョン・ジヒョン
「ホワイト・バレンタイン」は1999年だからそれから4年後の共演
その間「猟奇的な彼女」などで大ブレイクしたチョン・ジヒョンが、この映画を選び、精神科で嗜眠症(しみんしょう)の治療を受けるヨンの役を見事に演じてます
パク・シニャンもやっぱり上手いなぁ

ラストシーンが印象的
4人かけの食卓でジョンウォンが投身自殺したヨンと母親に毒殺された少女二人といっしょに
食事をする
彼は事実として受け入れたのね
ってことは、目があったのかもしれないってことね
、、、ちょっとぞくっとしました
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結婚が近いのになぜか不安な気持ちを抱えていたジョンウォン(パク・シニャン)は、地下鉄で目撃した少女ふたりが母親に毒殺されたことを知る。そして婚約者が買ってきた新居の食卓にその少女が座っている姿を目撃する。

グエムル 漢江の怪物

2010年08月30日 | 韓国
グエムル 漢江の怪物(原題:괴물)  2006年  ☆☆☆☆☆
監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル、ペ・ドゥナ 



面白かった
韓国では大ヒットでも日本では散々、、なんて聞いてたから、あんまり期待しないで見たんですけど、期待して見てもしないで見ても、どっちで見てもこれは面白いと思うわ
怪獣映画なんていうと昔の「ゴジラ」とか「モスラ」(ザ・ピーナツが出てる方ね)とかね
今思うと笑っちゃうような特撮なんだけど怖かったのよね、子供心に夢に出るくらい怖かった

でも、この映画は怪獣映画と言うより家族の映画よね
怪獣は凝った造形で不気味なんだけど襲われる怖さとかあんまり感じない
そしてアメリカ批判だったり、政府批判だったり、社会風刺だったり
「ほえる犬は噛まない」を思い出します
何の力もないどっちかというと間抜けな家族が高校生の娘ヒョンソを助けるために必死になるんだけど、必死さよりも可笑しさの方が勝ってて、大事なところでずっこけて脱力して笑う感じ、、好きだわ~

パク・ヘイルってこんな顔だし(どんな顔?)
笑わせる役ってイメージなかったんだけど、「そういえばグッドモーニング・プレジデント」で反則ワザのおならで爆笑したんだっけ
今回もなーんかそこはかとなく可笑しいのよね
家族で逃げ出して指名手配されたときに、あんたは特徴がないからニュースで名前がでないって言われてて可笑しかった
それとね、カンドゥ(ソン・ガンホ)の写真が無茶苦茶人相悪くて笑えた~
そんなちっちゃな笑いどころがあちこちにあるのよね

国はありもしないウィルス対策に右往左往して、怪物を追うより感染家族をひたすら追ってただけで、結局、怪物をやっつけたのは、火炎瓶とホームレスがかけたガソリンと、致命傷はナムジュ(ペ・ドゥナ)の放ったアーチェリーの矢
アメリカ介入でイエローガス噴射に反対活動が始まって、肝心の怪物からは本末転倒して大騒ぎになってるところが笑えました
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ソウル市内を流れる漢江のほとりで売店を営む一家がいた。ヒポン(ピョン・ヒボン)の長男カンドゥ(ソン・ガンホ)は、いい大人なのに店番すら頼りにならないが娘のヒョンソ(コ・アソン)を愛する気持ちは人一倍強かった。行楽客でにぎわうのどかな午後、人だかりのする方へ行ったカンドゥは橋にぶら下がりうごめく大きな”何か”を目撃する。

スカーレットレター

2010年08月30日 | 韓国
スカーレットレター(原題:주홍글씨)  2004年  
監督:ピョン・ヒョク
出演:ハン・ソッキュ、イ・ウンジュ、ソン・ヒョナ、オム・ジウォン

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観終わった後、こんなに疲れた映画は初めてだわ
ラストの壮絶さと予想外の種明かしで驚いてヘトヘトでした
衝撃度では断トツだけど
決して後味がいいとは言えない

この映画が遺作になったから、ということだけじゃなくて
イ・ウンジュの存在感が圧倒的でした
何かに耐えているような役が多かったけど今回もそうで
悲しげで、そしてものすごく可愛いかった
この若さでここまでこういう存在感をだせるって稀有だと思う

この映画のいいたかったことは何?
罪と罰?
どうしてカヒ(イ・ウンジュ)だけがすべてを引き受けてあんな最期を迎えるかなぁ

ハン・ソッキュは好きな俳優なんだけど今まで感じたことがないような印象を受けました
作品の中の役割で印象もかわるから上手く言えないけど
キャラクタの作り方が作為的に感じて、、
オペラに陶酔しながらクルマを走らせる登場シーンからそれはあった

インパクトの強さからいったら凄くて注目度も上がるだろうけど
できればこれ以上は勘弁して、、、と思った映画でした

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ギフン(ハン・ソッキュ)は従順な妻スヒョン(オム・ジウォン)と美しく情熱的なジャズシンガーの愛人カヒ(イ・ウンジュ)の間を自由に行き来し、じきに子どもが生まれる喜びをかみしめ、優秀なエリート刑事としての仕事も順調、まさに順風満帆な人生を謳歌していた。ある殺人事件が発生、容疑がかけられた被害者の妻のギョンヒ(ソン・ヒョナ)が謎めいているため解決の糸口がみえず難航する。