きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

八月のクリスマス

2011年07月01日 | 韓国
八月のクリスマス(原題:팔월의 크리스마스)  1998年  ☆☆☆☆☆
監督:ホ・ジノ
出演:ハン・ソッキュ、シム・ウナ






いい映画だった
観終わった後にじわじわと感動する

主人公は病気だが限られた時間を生きているということにおいては本来私たちと変わらない
しかし私たちはすぐにそのことを忘れてしまう
これを自覚、認識した時にものに対する見方が変わってくると思うのです
同じような皿洗いでも限られている人生の皿洗いなんだと思うと輝かしく見えたりする
そういったところを私は追っていったわけです


監督のこんなインタビュー記事を読んで納得したのでした

「死」は生きることの一部
ジョンウォンが特別なんじゃなくて、私達が今生きていることも、そしてやがて死を迎えることも、すべて美しい世界なんだということなのかなぁ

妹とスイカを食べる、ただ無言で食べて、種を庭に飛ばしてニッコリするの
幼い頃もここでスイカを食べて種を遠くに飛ばして遊んでた二人の姿が想像できちゃう
極端にセリフが少ないのにいろんなイメージが浮かんでくる

今はもう、カメラを持ち歩かなくても携帯で簡単に写真は撮れて記録も残せる
街の写真屋もあまり見かけなくなりました

韓国版DVDを取り寄せて観たんですけど、この頃の映画って日本語字幕もついてるのね、嬉しい☆
日本で未公開だけど良い映画ってたくさんあるから、英語字幕つけるなら日本語字幕もつけてくれればいいのに、、、私、買いますけど



小さな写真館を営むジョンウォン(ハン・ソッキュ)。ここでは写真を通してお客さんの人生を垣間見る暖かなエピソードがあふれる。ジョンウォンは様々な人生を垣間見ながら淡々と静かに時間を過ごしていた。彼はあとどのくらい生きられるのかわからない。ある日、ジョンウォンの店に交通警官のタリム(シム・ウナ)が急ぎの現像を頼みにやって来た。ジョンウォンはこ、れから人生が始まるタリムから初夏の果物の瑞々しさを感じ。タリムもまた彼の持つ安らさに惹かれた。