まっすぐで外連味のない良作。
ジャスセッションが秀逸で気持ちよかった。
ジャズ好きの旦那がテレビの番宣を見て行きたいと言い出しましてね。
評判もよさそうなのでレイトショーで行ってきました。
いわゆる高校生の胸キュンドラマだったらチトきついかなーって心配もしつつ、、
いぇいぇ全くの杞憂でした。
私たち年齢層にもピッタリ、いやむしろ私たちがターゲットとかじゃないですかね。
なにせ舞台は1966年の佐世保。
街並みの懐かしいこと。
子どもの頃に乗ってたダイハツミゼットがチラッと映った時は、
懐かしくて涙ちょちょぎれそうでした。
十円玉積み上げて公衆電話とかね、
カブに乗ってたし、
そもそも舞台となるレコード屋って響きがね、(今でもレコード屋って言っちゃうけど)
大分県豊後高田市にある「昭和の町」で撮影されたんだそうです。
知念くんのメガネのかけ方やピアノ演奏の雰囲気とか、
ビルエバンスを意識してるなーって旦那が楽しそうに言ってました。
登場するレコードや曲は定番中の定番で、あれからしばらく我が家で流れ続けてます。
ジャズのセッションシーンがともかく良いの!
吹き替えなしで全部自分たちで演奏してるっていうから
すごい練習したんだろうなって感心する。
キャスティングメンバーのはピッタリでとても良かったけど、
この作品の主役はジャズなんだろうな。
最後に、、「小松菜奈歌わないのかーーっい」ってみんな内心ずっこけたよね。
今流行りの漫画原作の青春映画の中でも、幅広い層に受け入れられる良作であることは間違いない作品でした。
坂道のアポロン 2017年
監督:三木孝浩
出演:知念侑李、中川大志、小松菜奈、ディーン・フジオカ、中村梅雀
親戚が住む長崎県佐世保市へ越してきた高校1年生の西見薫(知念侑李)。周囲に心を開かずにいたが、ひょんなことから同級生で町のレコード屋の娘・迎律子(小松菜奈)と、素行の悪さで有名な川渕千太郎(中川大志)と言葉を交わすようになる。律子に恋心を抱き、千太郎と固い絆を育む薫。充実した日々を過ごす中、薫は千太郎を通じてジャズと出会い、その魅力に取りつかれる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます