きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

グリーンフィッシュ

2014年03月08日 | 韓国
グリーンフィッシュ (1997年)
ペパーミント・キャンディー (1999年)
オアシス (2002年)
シークレット・サンシャイン (2007年)
ポエトリー アグネスの詩 (2010年)

イ・チャンドン監督作品、これにてコンプリート完了☆
全ての作品が素晴らしくて、やはりこの監督さんは別格だと思いました。

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日本語字幕付きはVHSだけかと思ってたけど、どうやらDVDもあるらしいですね。
いずれにしても探しても見つかりませんでした。
仕方なく字幕なしで鑑賞。緑を基調にした重みのある映像、、なんて感想を聞くとスクリーンで観てみたかったなぁ。

ハン・ソッキュ演じるマクトンという名前は末っ子と言う意味で、
日本名すると「末男」とか「トメ吉」ですかね。
除隊後にヤクザの世界に入った男の話だけど、家族というのがとても大事なテーマになってる。

マクトンは家族揃って小さな食堂を経営して暮すことを夢見てた。
叶わずに死んでいったけど、ラストシーンではその夢が叶っていて、そしてヤクザの世界でかかわったボスと好きだった人が偶然にその食堂に来てサムゲタンを食べる。
俯瞰で眺める風景は、まるでマクトンが空から見ているようだった。

ボスがマクトンの兄さんを見て「会ったことありますよね」って言ったのは顔が似てたから?実は本当のハン・ソッキュのお兄さんが演じてるらしくて、そりゃどこか似てるよね。

ハン・ソッキュがボスのさらにボスをトイレで殺害するシーンは迫力があった。その後、公衆電話で家族に電話して、子どもの頃に緑の魚を獲りたかったという思い出話をする場面は本当に切ないです。

ボスに殺されて車のフロントガラスに顔を押し付けて絶命するシーンは圧巻だった。
目が凄い。
あの目はしばらく脳裏から消えない。
ハン・ソッキュはこの役で主演男優賞を総なめして演技派として認められたらしいけど、納得です。

ボスがマクトンを殺したのに、それでも恋人はボスのところから離れないのは何故?
ラストでお腹が大きかったのがマットンの子だったらドラマチックだと思うけど考えすぎかなぁ。ずっと彼に貰った写真を持ち歩いてたってことでしょ。
だって、そうでもなかったらマクトンが可哀そう過ぎる。

ソン・ガンホがチンピラその1的な役割で、そして卵売りの三男がチョン・ジニョン。
二人がとても若いんだけど、それにしてはハンソッキュってあんまり今と変わらないなぁ。

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グリーンフィッシュ(原題:초록 물고기) 1997年  ☆☆☆☆
監督:イ・チャンドン
出演:ハン・ソッキュ、ムン・ソングン、シム・ヘジン

軍隊を除隊して汽車で故郷へ向っていたマットン(ハン・ソッキュ)は、偶然ミエ(シム・ヘジン)と出会い、彼女のバラ色スカーフを拾う。都会で仕事を探していたマットンはナイトクラブで歌を歌っていたミエと再会し、彼女はペ・テゴン(ムン・ソングン)を通して彼に働き口を紹介してやる。ミエはペ・テゴンの女。そしてペ・テゴンは暴力団のボスだった。


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