きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

飛べ、ペンギン

2011年09月14日 | 韓国
飛べ、ペンギン(原題:날아라 팽귄)  2009年  
監督:イム・スルレ
出演:ムン・ソリ、パク・ウォンサン、アン・ドギュ 
    チェ・ギュファン、チョ・ジヌン
    ソン・ビョンホ キム・イェリョン
    パク・イナン、チョン・ヘソン

飛べ、ペンギン


韓国では子どもの海外留学に母親もついていき、国に残って仕送りし続ける父親のこと雁アッパ(ギロアッパ)と言うそうです
猫も杓子も留学するらしいですからね
「優雅な世界」のソン・ガンホや「楽しき人生のキム・サンホが哀愁ただようギロアッパでした

年に2回子供に会いに行くのが雁アッパ
金持ちで何度も会いに行くのが鷲アッパ
空港で別れてから一度も会いにいかないのがペンギンアッパ

飲み屋で交わされたこんな会話が「飛べペンギン」のタイトルになってます
なんだか切ないっすね~
ペンギンの予告編がかわいいです



日本もかつて学歴や競争社会だったけど、ひところ大企業が倒産したりして、競争の果てが必ずしも幸せじゃないとわかっちゃったのよね、その反動で、今や競争しないゆるーい社会が出来上がっちゃったけど

片や韓国は世界でもまれな競争社会、上昇志向も激しくて習慣や社会通念の縛りも強そう
韓国の家庭や職場を覗き見るような面白い映画でした

「差」を「違い」と認定できる社会
韓国国家人権委員会というところが作った映画だそうです
でも、全然堅苦しさはなくて、4話オムニバス形式のドラマが自然に繋がっていて
ほのぼのとした気分で見られます

どこにでもありそうな日常生活のちょっとしたぶつかり事
熟年夫婦の妻の反撃と夫の強がりと情けなさが面白かった
最後のダンスシーンは幸せな気分になりました


小学2年生のスンユン(アン・ドギュ)の母(ムン・ソリ)は息子が将来医者か弁護士になれるよう英語教育に熱を入れている。夫(パク・ウォンサン)はそんな妻に呆れ、スンユンもストレスで生活が荒れていく。
スンユンの母が勤める市役所にイ・ジュフン(チェ・ギュファン)とチョ・ミソン(チェ・ヒジン)という新入社員が入ってくる。ジュフンは肉が食べられないベジタリアンで酒も飲まない。同僚たちはジュフンに冷ややかな視線を送るようになる。
彼らの上司であるクォン・スヒョン課長(ソン・ビョンホ)の妻は子供たちのアメリカ留学に付き添い家を空けている。ある日妻と子供たちが帰国するが、クォンに対し冷たい態度を取る。
クォンの両親は2人暮らしをしている。外交的な妻(チョン・ヘソン)に対し夫(パク・イナン)は家にこもり、妻にも関心を持たない。妻は友人に刺激され自動車の運転免許を取得する。練習のために夫婦は車で出かけるが、口論となる。夫は妻に知らせず車を売ってしまい妻は激怒する。



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