きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

ほえる犬は噛まない

2009年11月10日 | 韓国
ほえる犬は噛まない(原題:플란다스의 개)  2000年  ☆☆☆☆☆
監督:ポン・ジュノ
出演:イ・ソンジェ、ペ・ドゥナ、キム・ホジョン、ピョン・ヒボン



明日 「母なる証明」を観る予定なので予習を兼ねまして
ポン・ジュノ監督の長編監督デビュー作品

原題は「フランダースの犬」
ユンジュ(イ・ソンジェ)が大学の先輩と酒を飲んで歌うとき
「パトラッシュ,,,」というフレーズが聞こえたので「フランダースの犬」を歌っていると思われます

英題が「ほえる犬は噛まない」でそれがそのまま邦題になってます
※因みに口うるさい奴ほど行動が伴わないという諺だそうです

どちらの題名も「犬」繋がりはありますが、映画の内容との繋がりはなんでしょ




良い学校を出てないから、金もコネもないから、したい仕事ができない人たち
不満やうっぷんを弱いもの(犬)にぶつけるユンジュ
犬を食べる警備のおじさん
唯一の家族が犬のおばあさん

現実的な韓国社会を表現してて
綺麗で明るくはないけど暗くもない
風刺があって、そしてユーモアがある

映画のシーンにもあったけど、夫と二人でソウルの地下鉄に乗ったときに
若くて細くて弱弱しい女性が何か書いた紙を配って歩いてて
旦那もその紙を受け取って二人で???ってなったことあります
数分後に又紙を回収に来てまたまた二人で???
後でどういうことだったのか理解しましたけど、、、(あの時はかなり驚いた、笑)




周りから見るとちょっと鈍くさいんだけどちゃんと自分を持ってる普通の女の子
ペ・ドゥナはこういう役をやらせたら最高ね
銀行強盗に勇敢に立ち向かって表彰された女性のニュースをテレビで見て
いつかこうやって表彰されたいって憧れるとこが可愛い
 
犬殺しの現行犯を目撃して、さあその時がやってきたとばかりに
パーカーのフードをかぶってヒモをしっかりと締めていざっ!て走り出したとき
後ろの方でたくさんのたくさんのたくさんの人が紙吹雪と一緒に声援を送ってくれて
すっごく漫画チックなんだけどちょとわかるんですよね
誰にも注目されずに生きてる普通の女の子がヒーロー(ヒロインか)になる瞬間の気持ち、、
あまりにも可愛くて元気で、楽しくなっちゃいました

ペ・ドゥナはこの作品で2000年の第21回 青龍賞 新人女優賞を受賞してます☆




警備員のおじさんを演じたピョン・ヒボン氏がとってもいい味をだしてます
ボイラーキム氏のお話は聞き入っちゃいましたわ
映画のストーリに関係あるのかなーって思いましたが、結局関係なかったですね(笑)

最後に一応ご報告いたしますが(笑)
いくらフィクションで犬の安全は守られてますと言われても
愛犬家には辛いシーンがたくさんあるので(犬好きでなくても辛いですけど)
要注意です




大学の非常勤講師ユンジュ(イ・ソンジェ)は出産間近の妻ウンシルに養われながらうだつの上がらない毎日を過ごし、教授になるための賄賂を工面するのに頭を悩ませている。犬の鳴き声が気になったユンジュは憂さ晴らしもあってお隣の犬を地下室に閉じ込めてしまう。マンションの管理事務所で働くパク・ヒョンナム(ペ・ドゥナ)は正義感の強い女の子。住民の女の子の愛犬がいなくなったと知りビラ貼りの手伝い始めるのだった。

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