「映画は映画だ」「義兄弟」に続くチャン・フン監督の3作目
すごいねぇ、全部話題作で、なおかつ内容も期待を裏切らない結果を出してる
「スペクタクルを消費するための戦争映画は撮らない」
「戦争で命を落とした人々を単なる感情的な装置としない」
朝鮮戦争の最終日
停戦協定が決まっていながら停戦までの最後の12時間を
壮絶な命を捨てるような戦いをしなくちゃいけなかった
嘘のような事実に驚くんだけど
描き方がものすごいリアルですごい迫力
この世の地獄というか
それ以上の残酷さ虚無な戦いが壮絶なんだけど
感傷的に描いてないというか
だから尚更迫力があるのかな
北と南のどちらが正義でもないし悪でもなくて
同じ血の通った人間で
何の運命かここに居合わせためぐりあわせで殺しあう
戦いのあとには何も残っていない
どうしようもない虚無な気持ちが残りました
停戦協定後の戦いはラスト30分くらいの話で
そこに至るまでの話は北と南の兵士の間でモノの交流があったり
シン・ハギュンとコ・スの生き別れた親友同士の話があったり
クスリ漬け大尉イリョンの話があったり
面白かった
イリョンを演じたイ・ジェフンンって建築学概論の学生時代を演じた俳優さんだったのね
いい俳優さんでした
高地戦(原題:???) 2011年 ☆☆ヽ(*^ω^*)ノ
監督:チャン・フン
出演:シン・ハギュン、イ・ジェフン、コ・ス、リュ・スンリョン
朝鮮戦争末期の1953年。韓国軍・防諜隊中尉ウンピョ(シン・ハギュン)は、死んだ中隊長の体から味方の弾丸が発見されたこと、そして敵軍が韓国軍を経由して手紙を出していたことに端を発した内通の疑惑を調査するため、激戦地エロック高地へ送られる。彼はそこで開戦直後に生き別れた親友スヒョク(コ・ス)と再会。しかし、お互いの無事を喜ぶ間もなく、泥沼の戦局は続く。7月27日午前10時、ついに停戦協定が調印され、平和な日常が戻るかに見えた。だが協定が効力を持つのは、その日の夜10時からだった。
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