お友だちっていいなあ♪

ここ3日連続で、子どもたちと遊びに出ている。

子どもたちの様子を見ていると、本当に成長の様子が分かる。
アップルちゃんもずいぶん成長した。

おとついはプール。
三人でなにやら話し合ってスライダーとかに行く様子を見ていると、
普通に見える。
まあ、障害があってもなくても普通は普通なんだけど。

お友だち関係がすごくいい感じに見える。

昨日のカラオケでは、
メアリーの方が一緒に歌うときに
目を合わせて、目で合図を送りながら揃えているところがいい。

アップルちゃんも百人一首をすごく頑張っている。

今日は公園でみんなで遊んでいるのを見ると、
アップルちゃんがメアリーのいいお手本になっている。
ついていこうとするメアリー。
もう一人の子のところへ行こうとして、一緒に行動している。

もう一人の子はししゅうが大変で来れなかったけど、
何か、みんなの関係性がとてもいい。

アップルちゃんのお母さんと話をしていたんだけど、
『言語以外は大した変わりがない。』と・・・

アップルちゃんは言葉が達者である。
それは、メアリーと比較すると、比較にならないぐらい進んでいるけれど、
それ以外は確かにあまり、変わらない。

マラソンで学校で二人、切磋琢磨して練習していたのも良かったんだと思う。
結果はアップルちゃんの方が少し早かったけど。

百人一首や水泳はメアリーの方が速いし、
歌は二人とも上手。

小学校1年生から古いつきあいで、二人ともいい感じに本当に成長した。

得意不得意はそれぞれ違うけど、
いい関係性が出来て、私は二人を育ててきて、本当に良かったと思えるようになった。

言葉によるコミュニケーションは絶対に勝てない。
でも、二人、ここまで来たよ。

ただ・・・いつも思う。
メアリーのちょっと上もちょっと下も本当にいない。
自閉症スペクトラムはグラデーションのはずなんだけど、
知的機能がメアリーに近いタイプが本当にいない。

メアリーが弱いのはスピードである。多分。

みんなと同じことをだいたい理解はしているし、考えている。
行動も出来る。
ただ、同じスピードが無理なのだ。

会話はスピードを伴うからね。
書けば書けるのは書く場合はスピードを要求されないから。

だから、バスケットも同じなんだと思う。
個々の動き(ドリブル。パス。シュート)は出来るのに
ゲームにならない・・・
それは、スピードがついていけないのだ。
情報処理に時間がかかる。

みんなは速い。
「3年生、みんな、前に出て」と言われれば、すっと出る。
メアリーは「えーと、三年生って？？？」って考えている。
考えている間に先生に
「メアリー、何年生？」と言われてしまう。

でも、理解していないワケではないのだ。

だから、この超高機能学級でもなんとかなったし、お友だち付き合いも
かろうじて可能なんだと思う。

だから、お友だちとも結構同じようなことを考えて、
同じような理解度で同じように行動は出来る。
ただ、会話とかスピードを要求されると無理なだけで。
みんながデジタル回線の頭なのに、
メアリー一人がアナログ回線、という感じ。
でも、使えるのよ。

このクラスに入って、本当に良かった。
特支学校ではメアリーは力は出せないし、
友達付き合いも出来なかったと思う。

義務教育も残り、三学期だけ。
義務教育を魔法学級で過ごせて、本当に良かった。