気の向くまま日記

とある凡人の日常から~
日常の生活のなかで感じたこと
日々の写真、食べ歩きなど気の向くまま綴っています。

解脱の真理 キリストのヨーガ

2010年12月30日 | 最近読んだ本、観た動画

今年は近年の中では本をたくさん読んだ年でした。それも後半になってすばらしい本に次々とめぐり合っています。

解脱の真理 -ヒマラヤ大師の教え-  霞ヶ関書房 昭和46年初版
キリストのヨーガ -解脱の真理完結編- 出帆新社

どちらも著者はM・マクドナルド・ベイン 訳はヒマラヤ聖者といえば仲里誠吉さんです。
どちらも手に入れようとすると5000円以上する本なので図書館で借りて読みました。

”題”を見ると宗教書?と思われるかもしれませんが、キリスト教やあらゆる宗教とは全くの別物で、著者は教祖でもありません。運命によってヒマラヤ奥地のいわゆる”大師”をたずね、そこでの体験によって、それまでの自分持っていた観念、国家、民族、政治、宗教、善悪などの思い込み、主義主張その他もろもろの自分を縛っていたものから解き放たれ、すべてを捨て解脱していく過程が書かれた本です。

「言葉では真理を表すことはできない」ということが何度も書かれています。
”これが真理だ!”とわかったと思った瞬間、それはすでに過去の”観念”なのです。
我々が”自分”と思っているものは、すべて過去の観念の集積であり、幻想であり、そのことで条件反射的、洗脳的に動いているだけであることを”正見”したとき解脱が起こるということです。

訳者の仲里氏は、はしがきの中で、「ヒマラヤ聖者の生活探求」と本書は著者は違うが内容的には続編である、前者は「上より下への道」後者は「下より上への道」と書かれています。

 


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