イラクに駐在するシリア大使Nawaf al-Fares がアサド大統領に反旗を翻し、反政府側についたとのこと。アサド政権中枢からこのような動きがでたことは、米国を中心としたアサド放逐の努力の結果だろう。ただ、ロシアは米国へのけん制から、いまだアサド放逐に賛成していない。アナンの和平工作に時間がかかっているのもすぐれてロシアの横車による。
Nawaf al-Fares の寝返りがシリア内戦終結に弾みをつけるのか、今のところは判らない。なお、イラク政府はシリア反政府勢力に好意的ではなく、Nawaf al-Fares がイラクにとどまることはできないとみられている。