窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

南区環境事業推進委員研修会でお話させていただきました

2016年12月06日 | リサイクル(しごと)の話


  銀杏の黄色いじゅうたんが美しい、快晴の午後です。  

  本日12月6日、地元横浜市南区の南公会堂で行われた、南区環境事業推進委員様の研修会でお話させていただきました。昨年は旭区環境事業推進委員様の研修会でもお話させていただいています。



  今回の演題は「衣類リサイクルの現状と地域づくりへの可能性について」。前半は衣類リサイクルの大まかな流れと、現状についてご説明し、分別回収における3つの重要なポイントについてお話させていただきました。



  後半は、他の資源物と異なる衣類のリサイクルが持つ特殊性、つまり①基本的に一次資源には戻らないという性質と②衣類には「着ていた人の想いがこもる」という具体的事例をご紹介させていただきました。

  「私たち人間にとって何よりも身近な衣類だからこそ、リサイクルがどうなっているのか知りたい」、日頃からそういうお声をたくさんいただくのですが、当ブログでも度々ご紹介している「特殊紡績手袋よみがえり」は、まさにリサイクルの実感をお伝えするために誕生しました。そして、その「よみがえり」から生まれる地域づくりの可能性について。一部で始まっている事例を元にお話させていただきました。

  南公会堂のある南区役所は、今年2月に蒔田から浦舟町に移転したばかりです。その真新しいきれいな公会堂の中、平日にもかかわらずお集まりいただいた皆様が熱心に耳を傾けて下さったので、私も気持ちよくお話しすることができました。

  おかげさまで、こちらの方が仕事への元気をいただいた気がいたします。

  機会をいただいた皆様に心より御礼申し上げます。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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ボクシング 日本スーパーフェザー級タイトルマッチ

2016年12月06日 | スポーツ観戦記


  12月2日、後楽園ホールにボクシング日本スーパーフェザー級タイトルマッチの観戦に行ってきました。ちょうど1年前、12月15日のタイトルマッチで王座を失った挑戦者内藤律樹選手。対する王座を奪った現チャンピオンの尾川堅一選手による再戦とあって、後楽園ホールは超満員。4階級制覇を達成したWBC世界スーパーフライ級王者、ローマン・ゴンサレス選手、プロ8戦目で2階級制覇を達成したWBO世界スーパーフライ級王者、井上尚弥選手、WBC世界バンタム級王者、山中慎介選手など錚々たる顔ぶれも観戦に訪れていました。



  掲載した写真はランダムに撮影したものなので、試合の展開とは一致しません。まず1R。ゴングと同時にチャンピオン尾川選手が飛び出します。1Rは終始尾川選手がプレッシャーをかける展開。内藤選手は回り込みながら様子を伺います。

  2Rも引き続き尾川選手の間合い。上下に尾川選手の強烈なストレートが決まります。強打のチャンピオンだけあり、会場にもパンチの音が響き渡ります。ただ、浅い回で決着をつけようと思っていたのか分かりませんが、やや苛立ちにも似た強引な印象も受けました。とはいうものの、序盤2Rは尾川選手のペース。



  3Rに入ると、内藤選手もリズムをつかみ始めたように見えました。直線的に出てくる尾川選手に対して、ダッキングで掻い潜りワンツーと入れるパターン。しかし、接近すると尾川選手の強打も待っていますので、なかなか攻めにくそうな印象も受けました。

 4R。ゴングと同時に再び尾川選手が飛び出します。序盤少し力みがあったのか、やや疲労の色が見えました。クリンチが目立ち始めます。



  5Rに入ると、内藤選手のカウンターが決まるようになってきました。しかし、中間採点は48vs47でチャンピオンの尾川選手が優勢。

  6Rも間合い、リズムとしては内藤選手のペースだったように思えます。バッティングが増え、両者負傷のアナウンスがありました。去年もバッティングにより試合が終わっているだけに、やや神経質になる展開です。



  7R、明らかに尾川選手の足が止まってきているように見えました。この試合としては初めて内藤選手が尾川選手をコーナーに詰める場面も。尾川選手のスウェーの反応も鈍っているようでした。

  しかし8R。尾川選手が再びエンジンをかけ直し、壮絶な打ち合いとなります。このラウンドが試合の分岐点になった気がしました。尾川選手の強打は印象面でもプラスに影響したと思います。



  9Rも上下にチャンピオンの強打。内藤選手も応戦。

  最終ラウンド。採点が僅差であることは恐らく両陣営とも分かっていたでしょう。最後の打ち合いに会場は大いに湧きましたが、印象の点で僅かにチャンピオンだったか…。



  結局、結果は判定に。96vs94、僅差で尾川選手が3度目の防衛に成功しました。

  生で観戦するとつくづく感じますが、ボクシングとは本当に過酷な世界だと思います。両選手ともお疲れ様でした。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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